「万引き家族」

映画の国際賞をとったり、日本映画として最近非常に好評を博している「万引き家族」を観た。
実の家族でないが、いろいろな事情でつながっている5人家族。ばあちゃんの年金が現金収入。
もちろんこれだけでは足りない。この不足分をスーパーなどでウマク万引きをして補う。

日本のちょっと前(今もあるかも知れないが)によくあった最底辺層の生活の一部を切り取って映画化したのだろう。
私にはどうもこの映画は面白くなかった。やはり映画というのは何か「面白い」「心に迫る」「非現実的ではあるがすごくドラマティック」「悲しくて涙が出る」とかの言葉でくくられるものがあるのではないだろうか。しかしこの映画には、何か暗い、ばあちゃんが死んで、この死を隠すために遺体を埋めるとかのどこかで聞いたようなドラマがあるが、観終わってから「観てよかった」という感動は、少なくとも私にはなかった。登場人物の役のスゴいうまさなどは感じたが。

鑑賞結果は人それぞれだから、私はそういう感想だった。しかしいろいろ高い評価がなされているからもう一度観てみる必要がある、という感想もある。ひょっとしたら全く反対の感想をもつことになるかも知れない。
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