修学旅行と平和学習

一口に「平和学習」といっても、その趣旨や内容は容易ではない。今回の高2の生徒に対しては、「ひめゆり」や「指令壕」、あるいは「平和の礎」などをてがかりにこの地で展開された戦争の特徴などを映画(ひめゆりの塔)や写真、実際談などで紹介した。3時間以上使った。
「沖縄戦争が悲惨だった」とだけいうのはそれほど難しいことではない。問題は「なぜその悲惨が産み出されたのかを理解できるように授業を組み立てるのだ」との指摘を糧にして進めたつもりである。

そして今年は私自身何年かぶりで沖縄を訪ね、生徒たちの見学する予定地を下調べした。けっこう熱をいれたと思っている。
生徒たちの感想や学んだこと、などについては来週以降知ることができるだろうが、引率の先生たちは皆「実に真剣に見たり聞いたりしていました」という。ひめゆりの語り部ともいう年老いた女性が切々と訴えることに涙したり、制限時間を超えても会場からはなれたくないという生徒たちだったとのこと。
これからの総括内容が楽しみでもある。

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