和寒町本校に内閣官房から視察

すっかり道北にある本校も「万緑」に囲まれている。
初めて、内閣官房から本校視察があった。構造改革特区にもとづく学校が原則的な学校運営をしていないのではという懸念があり確認したいという趣旨のようであった。また文科省サイドとしては、特区制の学校の安定的運営に心配もあるという。
来訪された内閣審議官氏と約1時間学校内の視察を含め意見交換した。私たちは、心配される「いい加減なこと」とは無縁であり、教育の質に心配があるという点も杞憂であることを具体例をあげて説明した。
そして氏の強調されたことは「地域と密接な関係をもった教育活動があり、地域と学校に活気があふれ、子どもたちもまた地域と深い交流をしあえるような学校を理想としている」とのことであり、この点では全く私たちも同じ立場であることを確認した。

特区立学校の監督機関は認可した市町村であり、和寒町との関係を密接に進めていくことは当然のことである。しかし、中央と道の教育行政当局は指示権限の範囲外の立場にある。文科省も「心配」と特区制を推進する内閣府に対していうが、私学業界からのクレームを受けての危惧であるだろうが、いろいろな微妙な空気を察することはできるが、懸念には及びません、と言いたい。

内閣審議官氏は「もし何か気になることがあればいつでも内閣官房に連絡して欲しい」とも付け加えられた。私たちもこのような意見交換は、中央担当部署に発信できる機会でもあったので有効だったと思う。

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