「給付金」のことなど。要らぬ心配?

国民すべてに一律10万円を給付する、という方針を進めると安部首相は言った。できるだけ早くと。このための国政上の方策を展開することはいうほど容易ではないだろう。

2009年のことを、どうでもいいことかも知れないが我が体験を記しておこう。11年前に国民一人一人に1.2万円か2万円が支給された。2万円は高齢者だった。これは「定額給付金」と呼ばれた。

当時の麻生内閣は、「緊急経済対策」の一つとしてこれを行った。前年の12月に第2次補正予算として措置されていた。
私の昔の日記によると、2009年の5月24日に郵便(簡易書留だったと思う)があり、免許証と通帳をコピーして同じ郵便で返送したと思う。そして振り込まれたのが6月5日だった。夫婦二人の合計額は4万円。この半額を女房に渡したという体験だった。

このときのことは、私を含めてまわりの人はほとんど覚えていない。だいたい1.2万円か2万円か、もらったことを記憶している人もあまりいないのではないだろうか。

今回は金額も大きい(一人10万円)から、この支給をめぐってすったもんだしないのだろうか。
世帯単位給付だろう。私のところは私名義の預金通帳を妻が管理しているからこれを通知する。私はこの10万円はもらったことにするが、実際は女房の臨時収入だ。これは私は納得しているから問題にはならない。しかし今回は「手を上げた人に…」というから給付する人を確定するのも大変なのではないだろうか。そもそもこの「国が支給するおカネ」は何と呼ぶのだろう。
おカネの顔をみることになるのはいつか。5月中というが11年前をみてもそんなに容易ではない。

世帯単位で簡易書留で配達されるのだろうが、「手をあげた人」と麻生大臣が言っているようだが、この「確認」はどうするのだろう。

また夫婦、一家仲良く過ごしている場合にはあまり問題にはならないだろうが、夫婦間ですったもんだしている場合とか子ども関連のいざこざのケースもあるだろうから、この給付金をめぐってキッタハッタ事件がなければいいが…。「要らぬ心配」かな?

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