憲法改正をめぐる議論が進みそう

現憲法が制定されたのが1946(昭和21)年。いうまでもなく、戦前の憲法を大幅に改正した内容だ。天皇が支配者だったが、国民が主権者になり、戦争と武器を放棄し、国民の自由と権利が全面的に保障されるという基本内容だ。

しかしこの新憲法は制定された直後から(1950年の朝鮮戦争)特に第9条の「戦争放棄」条項を改正しなければ、という議論が行われてきた。そして今この改正方向がこれだけでなく、国民の権利の制約ももりこんで検討されているらしい。「公共の秩序を保持しなければならない」と。

私なども長年「護憲」の方針を持ち続けてきたが、最近の国際事情も含めて、単純な平和主義だけでは議論ができないのではないか、と思う。近隣諸国と平和主義の立場で議論し合うことは当然だが、自衛隊を増強することに反対するのか同意するのか、など単純ではなくなってきているように思う。平和的解決を徹底することが前提だが、これまで積み上げてきた「自衛隊」を引き続き堅持(増強)するのか、これは廃止する方向でいくのか、多少あいまいなままで推移することを国民が黙認するのか、憲法改正問題にかかわって国民的議論が必要になってくるのでは、と思うのだが…。
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