財務省職員、死をもって安倍政権のごまかしを告発 ー 「週刊文春」の記事 ー

週刊文春の3月26日号。これに普通の神経を持っている人なら怒りに震えるといっていい記事がある。この見出しだけをまず紹介しよう。

近畿財務局職員 「魂の叫び」
 実直な公務員が死を前に伝えたかったこととは

妻は佐川元財務局長と国を提訴へ
 森友自殺「財務省」職員 遺書全文公開 「すべて佐川局長の指示です」

2017年の2月8日に、森友学園への国有地売却問題が明るみに出た。(大阪府豊中市の木村真市議が情報公開を求めて裁判を起こしたのがきっかけ)。
そして2月17日に国会で昭恵夫人の国有地取引などへの関与を追及された安倍首相は「私や妻が関係しているということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」と断言した。

その後、この総理の発言に沿って近畿の財務局の官僚たちは公文書の改竄に走る。しかし現場の赤木俊夫さんは不正な改竄に反対した。

「…元はすべて佐川理財局長の指示です。…学園に厚遇したと取られる疑いの箇所はすべて修正するよう指示があったと聞きました。」
「この事実を知り、抵抗したとはいえ関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えていました。… 今の健康状態と体力ではこの方法(注・自殺すること)しかありません。…家族(もっとも大切な家内)を泣かせ、彼女の人生を破壊させたのは本省理財局です。…」
55歳の誕生日を目前にした3月7日、赤木俊夫さんは命を絶った。

「悪いやつほどよく眠る」という台詞があった。そういうことのないように国民は徹底的に黒幕にあたる連中を監視しなければならないと思うのだが。

週刊文春には赤木さんの「手記」が載っている。
赤木さんの妻の昌子さんは3月18日に大阪地裁に国と佐川氏を被告として提訴した。



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