「本家」の嫁

一昨日、92歳で死去した叔母(正確には叔父の妻)は、主として昭和の激動を生きた。この世代の女性は誰もがそうであるように、叔母も戦争の荒波に抗して生きなければならなかった。夫(叔父)は生まれたばかりの子どもをおいて戦地に征く。残った家族は、嫁をアゴで使うエライ姑(しょうとめ)と10人もの兄弟その他。そして野良作業に加えて、農家の本家としての仕事がある。「いつ寝ていたんだろうね」などとの話がいつも言われるような状況だった。 . . . 本文を読む
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