鎌倉怨霊散歩コースの一部
Aクラスでは、大学の歴史専門教授から、上のテーマでお話を聞いた。
爺は怨霊について興味があったので、講演内容をまとめてみた。
1. 鎌倉武士と精神世界
この時代固有のさまざまな精神的不安定に日常に接していた鎌倉武士は、平安貴族と同様に、怨霊や祟りや怪奇現象の発生を、疫病・災害・飢饉・兵乱などとの相関関係からとらえて畏敬し、その対策に苦慮。
2. 精神的不安要因
1)>所領安堵の不安定、兵乱の頻発、自然災害の多発、鎌倉節の罪業意識、怨霊の示現・怪奇現象など。
3. 鎌倉の怨霊と鎮魂
例、源義経の殺害、安徳天皇の死等により、鎌倉大地震、大河兼任の乱とが起こり、
頼朝が永福寺を建立した。
同じように、他にも沢山の寺が建立された。
4 鎌倉の怪異
鳩の怪異(沢山死)第1回、1203年 頼家発病、1204 頼家暗殺
鳩の怪異(沢山死)第2回 実朝が公暁に暗殺される。
鷲の怪異、落雷と承及の乱、黄蝶の群飛と宝治合戦とが起こる。
武士も、強がりの反面、仕返しなどを恐れ、精神的に追い詰められていたようだ。
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