彼女とは約30年前、爺が嘱託員務めの終わりまでの数年間同じ仲間でした。
爺がこの職場を去った平成9年の頃以降に、彼女は同じ職場で主任に昇格し、次いで大変難しい管理職試験に合格した。更に出先機関の課長に昇格し、その仕事と職責を立派に果たされて定年退職となったとのこと。
彼女は独身で通した。有名私立大学を卒業され、長年の仕事の下住な生活に耐えて、人を管理し指導する日の当たる立場にたった。
当時、女性ということで管理職は大分な心労もあったようです。
当時、管理職希望者が多く、合格が大きな願いであった。それだけに競争も激しかった。合格すれば羨望のまと、良くも悪しくも、厳しい周り、むしろ男性たちの目が光っていた。
女性管理職の叫ばれる時代と、呼び始めた時代で、なおさらのようであった。
そんな環境の中で、人間性を磨き、豊かな雰囲気の漂う彼女と何十年ぶりに再会したのでした。