呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

月面Xをみよう

2017-06-30 13:41:26 | 星空情報

明日から7月。

今年の場合は1日が土曜日ですので、7月最初の定例観察会を開催の予定です。

そして、明日の観察会では、19時30分頃に月面X(エックス)と呼ばれる現象
を見ることができます。

これは月に当たる太陽の光の当たり具合で、月面にたまたま「X」という字が
浮かび上がるものです。



画像中央あたりにXの字が見えます。


まだまだ梅雨が続いていますので、天気が心配ですが、見てみたいと思われる方は、
せひ遅れないように定例観察会へご参加ください。また、望遠鏡をお持ちの方は、
ご自分で観察&撮影にチャレンジしてみても面白いと思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一番遠い日

2017-06-29 14:09:24 | 星空情報

現在、梅雨に真っ只中です。

早く梅雨が明けて、星空を存分に楽しめるようになって欲しいものですね。

さて、夏が暑いのは太陽から受け取る熱の量が大きいせいです。
ところが、地球が最も太陽から遠く離れるのは夏なのです。

2017年では地球が太陽に最も近いのは1月4日で、この時の距離は
1億4710万 km です。逆に、最も離れるのは7月4日で、この時の
距離は、1億5209万 km です。

その差は、約500万km。

では、なぜ太陽から遠い夏の方が暑いのでしょうか?

それは地球が傾いているからです。夏は上から太陽の光が当たるので、
地面が熱を受け取りやすく、冬は横から太陽の光が当たるので、熱を
受け取りにくいのです。

つまり、500万kmの差で受け取る熱の差よりも、地球の傾きによって
受け取る熱の差の方が大きいのです。

もしも、距離の差がもっとあったり、地球の傾いている角度が違って
いたりすると、太陽に近い冬の方が暑くなるかもしれません。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月と木星が接近

2017-06-28 14:12:30 | 星空情報

7月1日(土)の夜は月と木星が約2°まで接近します。
2°というと、手を伸ばして見た指の幅2本分くらいです。

夜9時頃だと、西南西の空、約30°の高さに見えます。月の下方に
木星が見えます。南から東にかけては夏の星座たちも見えますので、
まずは夏の大三角を探し、素晴らしい夜空を楽しんでみてください。

かま天へお越しくだされば、月や木星を望遠鏡で観察できるので、
クレータや縞模様をバッチリと確認することができますよ。
(天気が悪いと望遠鏡を使っても見えません。)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新たな惑星候補を追加

2017-06-23 13:35:49 | 天文ニュース

太陽系外惑星を探査するための衛星である「ケプラー」による観測から、
新たに219個の太陽系外惑星候補が追加されました。これで発見された
候補天体は4,034個となりました。これらのうち、サイズと温度環境が
地球に似ていそうな天体は、約50個もあります。

ケプラーは、恒星の前を惑星が通過する際に明るさが減少すること利用
(トランジット法)してを、太陽系外惑星を探査する衛星で、2009年に
打上げられました。2012年にメインのミッションは完了していますが、
その後も現状で行うことができる新たなミッションに挑戦しています。

ケプラーが見つけた候補天体で、まだ正式に惑星とは確認されていない
約1,700個のうち、かなりの数は実際の惑星の可能性が高いと考えられ
ているので、これから惑星と確定される数はどんどん増えていくと思わ
れます。

統計的なデータが揃っていけば、宇宙にどのくらいの数の惑星があるのか
や地球のような惑星の存在は珍しいのか、それともそうではないのかなど、
たくさんのことを考えられるようになります。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイディアコンテスト

2017-06-22 13:52:34 | 天文ニュース

新しい宇宙ビジネスをテーマにしたアイディアコンテストが開催中です。

人工衛星や有人宇宙活動、宇宙輸送などの宇宙技術やそこで取得した衛星データ等を
利用したビジネスアイデアであれば、どのような提案でも応募可能だそうです。

最近は宇宙が研究や実験を行う場というだけでなく、ビジネスとしてどう使えるのか
が本気で考えられるようになってきました。新しい道を切り拓いていく段階ですので、
課題や壁はたくさんありますが、未来はこういったことが積み重なって作られていく
ものです。

素晴らしい提案に対しては、事業化への支援があるようですので、良いアイディア
をお持ちの方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


詳しくはこちらへ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする