呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

しぶんぎ座流星群(2024)

2023-12-29 13:00:11 | 星空情報

2024年1月4日(木)に年間三大流星群の1つであるしぶんぎ座流星群が
ピークを迎えます。ただし、今回は月明かりに邪魔されてしまうのと、ピーク
が18時(日本時間)と早いため、多くの流星を見るのは難しそうです。

観察におすすめのなのは、4日(木)の夜から5日(金)の朝にかけてです。
ある程度、星空のきれいなところで観察をすれば、1時間あたり5個~20個
の流星が観察できると予想しています。
※予想がずれることもあります。

なお、この時季は夜になると想像以上に冷え込みますので、これでもかという
くらいの防寒をしておくことと、温かい飲み物などを用意して、寒さで観察が
できなくならないよう、しっかりと準備して臨んでください。

流れ星を見つける一番良い方法は、楽な体勢で、なるべく空の広い範囲を
キョロキョロせずにボーッと探すことです。

しぶんぎ座流星群の場合は北極星のあたりを中心に広い範囲をぼうっと
眺めるのが良いでしょう。

年初めに、流れ星に願いをしてみてはいかがでしょうか?
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2023年、最後

2023-12-28 12:53:34 | 天文台情報

2023年もいよいよラストです。

今年はようやくコロナの影響が少なくなりましたが、指定管理会社の交代など
もあり、思う存分に星空を楽しんでいただくことが叶わない部分もありました。

それでもいつもかま天を応援してくださる皆さまのおかげもあり、多くの方に
天文台へと足を運んでいただきました。
この場をお借りして、感謝を申し上げます。

2024年は、年明け早々の1月4日にしぶんぎ座流星群、1月18日に月面X、
8月10日にスピカ食、8月12日にペルセウス座流星群、8月15日に火星と
木星の大接近、9月17日に中秋の名月、12月8日に月と土星の超大接近など、
楽しみな天文現象やイベントがたくさんあります。

さらに10月頃にはなんと!大彗星が出現するかもしれません。

これからも一人でも多くの方に宇宙の神秘や魅力に触れていただけるよう
頑張りますので、ご都合の宜しい時には、ぜひかま天へお越しください。

なお、年末年始は2023年12月29日(金)~2024年1月3日(水)を休館と
させていただきますので、次回の定例観望会は1月6日(土)です。

残り少なくなりましたが、皆さま元気に良いお年をお迎えください。
そして、来年もよろしくお願いいたします。
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初日の出(2024)

2023-12-27 13:13:41 | 星空情報

みなさんは初日の出を見たことがありますか?

始まりの日に日の出を見ると、なんだか1年が良いものになる気がして
きますね。ぜひ、早起きをして初日の出を見てみましょう!

そもそも日の出とは、太陽の上部が地平線に達した瞬間のことを指します。
ただし、私たちが見る日の出の瞬間、実は太陽はまだ地平線よりも下にあり
ます。これは空気の屈折によって太陽が浮き上がり、実際は地平線下にある
太陽が見えているのです。

では、今年の初日の出は何時頃、どの方角を見たらよいのでしょうか。

2024年1月1日(月・祝)の日の出の時刻は、
------------------------------------------------
  かま天  :7時14分   
  呉市   :7時15分
  広島市  :7時16分
-------------------------------------------------
です。

方角は真東から30°ほど(手を伸ばして見たこぶしの横幅3個分ほど)南に
寄ったあたりです。

ぜひ初日の出の観察にチャレンジしてみてください。

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冬至(2023)

2023-12-22 09:01:57 | 星空情報

今日、12月22日は冬至です。

冬至とは、北半球で太陽の昇る高さが一番低くなる日で、昼の長さが最も短く、
夜の長さが最も長くなる日です。

ただし、1年のうちで最も遅く太陽が昇る、または最も早く太陽が沈むわけ
ではありません。

冬至の日には日の出と日の入りが最も南寄りの位置になります。

これは、地球が傾いたまま太陽の周りを回っているために起きる現象です。

世界中に冬至を祝う風習が残っており、日本では、かぼちゃを食べたり、
ゆず湯に入ったりするのが慣わしです。

一年のうちで最も長く星空を楽しめる日でもありますので、今晩、晴れて
いれば、ぜひ空を見上げてみてください。

夜8時頃は、南を中心に秋の星座たち、東からは冬の星座たちが昇ってきて
いるところです。また、西から、土星、海王星、月、木星、天王星が並んで
いる様子も見ることができますよ。
※海王星と天王星を肉眼で確認するのは困難です。

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こぐま座流星群(2023)

2023-12-21 13:10:03 | 星空情報

12月23日(土)にこぐま座流星群がピークを迎えます。

この流星群はもともとピークでも1時間に数個と小規模の活動を示す
流星群なのであまり注目とはいえないのと、今年はほぼ一晩中月明かり
に邪魔されてしまいますので、条件はよくありません。
それでも少し夜更かしをされる方、朝早く起きられる方は空を見上げて
みてはいかがでしょうか?

おすすめは22日夜~23日朝。
特に23日の午前4時~5時頃がよいと思いますので、23日に早起きを
して観察してみてください。

また、ついでに明けの明星や北斗七星を使った北極星探しにも挑戦して
みてください。ちなみに、こぐま座は北極星が位置している星座です。

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