お月見（２回目）

今年は、10月４日（水）が十五夜でした。

かま天でも９月30日（土）にお月見のイベントを実施し、お月見飾りや
レモン餅でしっかりと楽しんでいただきました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

さて、このお月見ですが、日本では２回行うのが習わしです。
まず、旧暦の８月15日のお月見（今年は10月４日）。
この日の月を中秋の名月、十五夜、前の月、芋名月などと呼びます。

２回目は、旧暦の９月13日（今年は11月１日にあたります）。
この日の月を十三夜、後の月、豆名月、栗名月などと呼びます。

片方しかお月見をしないことを「片見月」と言って縁起が悪いとされました。
これはデートの回数を増やすために、定着した風習だとも言われています。

また、旧暦の10月10日の月を「三の月」として、お月見をする地域や
月待ち（居待月、立待月、寝待月、更待月など）という言い訳で、遅く
まで遊興に耽る地域などもありました。

昔から日本では月を観るのが好きなのですね。
（それとも夜更かしが好きなのか、騒ぐのが好きなのか・・・）

みなさんも２回目のお月見をしっかりと楽しんでください。

望遠鏡の愛称を募集

京都大学が岡山に建設している国内最大の望遠鏡の愛称を募集しています。

募集期間は10月27日（金）～12月20日（水）です。

この望遠鏡は日本初の独自の技術を用いて作られているもので、日本だけでなく、
東アジアの光赤外線望遠鏡で最大の口径3.8ｍを持ち、宇宙で起きる爆発現象や
太陽系外惑星の探査などでの活躍が期待されています。

応募にはいくつかの守らなければいけないルールがありますが、どなたでも
応募（一人一件）することができますので、これぞという愛称を思いついた
方は、ぜひ応募してみてください。


詳しくはこちらへ

月面Xをみよう

10月27日（金）の20時30分頃に月面X（エックス）と呼ばれる現象が見られます。

これは月に当たる太陽の光の当たり具合で、月面にたまたま「X」という字が
浮かび上がるものです。



画像中央あたりにXの字が見えます。


望遠鏡をお持ちの方は、ぜひ観察＆撮影にチャレンジしてみてください。

月の地下に空洞

月に地下空洞があることが示されました。

と言っても、SFのような地下都市があるとか基地があるとかではなく、
溶岩チューブと呼ばれる溶岩が流れることでできたトンネルが存在する
ことが分かったのです。

これまでも月の表面に数十mの縦穴が見つかっており、もしかすると
地下にトンネル状の空洞があるのではないかと言われていました。

そして今回、日本の月探査機である「かぐや」が取得したデータを
詳しく調べたところ、縦穴から数十kmにわたってトンネルが続いて
いることが示されました。

この空洞内の岩石は昔の月の状態を保存している可能性があり、月の
ことをより詳しく調べることができることや地下は周りの過酷な環境
から守られるので、月面基地の建設候補地にできることなので、この
地下空間の探査・利用が期待されています。



地下トンネルの場所（黄帯）
（画像：JAXA/SELENE）

天王星が衝

10月20日（金）に天王星が衝を迎えます。

衝とは太陽系の天体が地球から見て太陽の真反対に来ることを
指します。つまり、満月の時の月と同じような位置関係にその
天体が来るということです。この日が満天王星ということですね。
これからが天王星の見頃となります。

天王星はうお座の方向にあり、６等ほどの明るさなので、肉眼
で確認するのは難しいかもしれません。前もって位置を確認し、
双眼鏡で探せば、見つけ出すことができるでしょう。




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　「流れ星をみよう」

　　日　時　：　10月21日（土）　19時30分～22時00分

　　場　所　：　かまがり天体観測館

　　対　象　：　どなたでも（予約不要）

　　参加費　：　大人200円、小人100円

　　備　考　：　お月見団子（数量限定：有料）

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