呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

ISSをみよう

2020-07-31 15:13:47 | 星空情報

この1週間は国際宇宙ステーション(ISS)を見るチャンスです。

確認しやすい日時を以下に挙げておきますので、ぜひISSの観察に
チャレンジしてみてください。
(高度20°以上のものを挙げていますので、これよりも低い高度での
通過であれば、他にもいくつかあります。)

見え方は、点滅しない明るい点が空の中を移動していきます。

広島での予報(8月1日~8月7日)は以下のとおりです。
※軌道の関係で多少変わる可能性もあります。

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8月1日

 時間 : 21時18分~21時21分 

 方角 : 北西~北北西

 高度 : 12°~39°

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8月2日

 時間 : 20時31分~20時35分 

 方角 : 北北西~北東~東北東

 高度 : 11°~35°~33°

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8月3日

1回目
 時間 : 19時43分~19時49分 

 方角 : 北北西~北北東~東

 高度 : 10°~22°~12°

2回目
 時間 : 21時20分~21時22分 

 方角 : 西北西~西

 高度 : 10°~26°

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8月4日

 時間 : 20時32分~20時37分 

 方角 : 北西~南西~南南東

 高度 : 12°~64°~40°

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8月5日 

 時間 : 19時45分~19時51分 

 方角 : 北西~北東~東南東

 高度 : 13°~65°~16°

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8月7日 

 時間 : 19時46分~19時52分 

 方角 : 西北西~南西~南南東

 高度 : 11°~32°~12°

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夏の流星群(2020)

2020-07-30 14:07:34 | 星空情報

これから8月下旬頃にかけて、いくつかの流星群が活動期を迎えます。

7月中は30日にみずがめ座δ流星群、30日にやぎ座α流星群が極大を
迎えます。今年は夜半過ぎ頃から月明かりにほとんど邪魔されること
がないので、とても良い条件で観察できます。

極大の前後数日間がチャンスです。

8月には年間3大流星群の1つであるペルセウス座流星群があります。
しかし、今年は夜遅くには月明かりがあり、観察条件は良くありません。

それでも、せっかくの夏休みですので、夜更かしをして明るい流星の
観察にチャレンジをしてみるのもよいのではないでしょうか。
8月12日・13日の夜から朝にかけて観察するのがおすすめです。
月明かりを避ける工夫をするとよいでしょう。

なお、流星が流れる条件は明け方に近づくほど良くなります。

観察は寝転がるなど楽な体勢で、頭の真上あたりの広い範囲を見ておく
のがおすすめです。ただし、時間帯や日にち、場所によっては月明かり
や街灯りの影響を受けるので、なるべく月などが邪魔にならないような
工夫をするとたくさんの流れ星を見つけることができます。

流れ星や探し方についてはこちらへ


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クイズかま天(10-Q)

2020-07-29 14:30:46 | 星空の楽しみ方
いよいよ梅雨明けが迫り、美しい星空を眺められる日がやってきそうです。

では、ここでクイズです。

Q:夏の大三角はどこでしょうか?





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夏の星座の見つけ方

2020-07-25 13:19:16 | 星空の楽しみ方

季節の星座を見つけるコツは?

それは目印を覚えることです。
季節ごとに1つずつ目印があるので、それを見つけて、
そこから辿っていけば、他の星座たちを見つけていく
ことができます。

夏の星座を見つけるための目印は「夏の大三角」です。

夏の夜8時頃、頭の真上あたりに、こと座のベガ、わし座のアルタイル、
はくちょう座のデネブという3つの明るい星が輝いています。これを結ぶと
夏の大三角ができます。

3つの星の中で一番明るいのがベガです。
日本では織姫として知られる星ですね。

ベガよりも南寄りにあるのがアルタイル、北寄りにあるのがデネブです。

次に、はくちょう座を作ってみましょう。
はくちょう座は大きな十字の形をしていて、北十字と呼ばれることもあります。
デネブはこの十字のてっぺんにあります。
(はくちょうの形に見るとデネブははくちょうの尾の部分にあります。)

はくちょう座が作れたら、はくちょうの飛んでいっている方向に空を
辿っていきましょう。そうすると南の空に1つ明るい星が輝いています。
この赤い星はさそり座のアンタレスです。さそり座は釣り針のような形を
しており、アンタレスはさそりの心臓あたりにあります。

そして、さそり座の東隣にはいて座があります。
いて座の目印は6つの星でできたスプーンの形をした星の並び南斗六星です。
この他、さそり座の上に乗っかるように大きな将棋の駒のような形をした
へびつかい座、へびつかいが持つ蛇であるへび座、へびつかいと頭をぶつける
ようにしてヘルクレス座、その西にCの形をしたかんむり座、夏の大三角の中
にはや座、東隣にはいるか座があります。

ただし、今年はいて座の中に、木星と土星が明るく輝いていますので、
星座を作るときに惑わされないよう注意してください。



夏の星空の目印



夏の星座たち


夏の夜空と言えば、“天の川(Milky Way)”ですよね。
天の川はどこに見えるのでしょうか?
実は天の川はいて座とはくちょう座を結んだ線に沿って流れています。
このあたりをよく見ると、周りの空よりも白くぼうっとした雲がかかった
ように見えます。みなさんも天の川を探してみてくださいね。





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土星が衝

2020-07-23 13:18:56 | 星空情報

7月21日(火)に土星が衝を迎えました。

衝とは太陽系の天体が地球から見て太陽の真反対に来ることを
指します。つまり、満月の時の月と同じような位置関係にその
天体が来るということです。この日が満土星ということですね。
満月と同じ状況なので、一晩中、土星を観察することができる
観察の好機となります。

今年は比較的見つけやすい星座であるいて座の方向にあり、
しかも、近くには木星が明るく輝いていますので、土星も探し
やすいと思います。

また、かま天にきていただければ、木星と土星を大きな望遠鏡
で観察することができますので、木星の縞模様や土星の環を
ご覧になりたい方は、ぜひ皆さまでお越しください。

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