呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

水星をみよう

2023-01-28 13:19:24 | 星空情報

肉眼で見ることができる惑星は、水星、金星、火星、木星、土星の5つ
です。これらのうちで最も見つけるのが困難なのが水星です。

水星は最も太陽の近くを回る惑星で、地球から見ると、太陽の近くを
行ったり来たりするような動きをするため、常に太陽の近くにあり、
とても見づらい天体です。

そして、1月30日(月)に水星が西方最大離角を迎えます。
この前後数日間ほどが明け方に水星を見るチャンスです。

それでも高度が10°以下とかなり低いので、地平線まで見通せる場所や
高いところに登るなどして、空のかなり低いところが見える場所で観察
すると良いと思います。方角は東南東~南東です。

午前6時頃~午前6時30分頃に東の空、高度5°~10°ほどのところを探して
みましょう。太陽が昇る前であれば、双眼鏡を使った方が見つけやすいです。

なかなか見つけづらいと思いますが、水星を自分の目で確認したことが
ある人は、そう多くはないと思いますので、ぜひ、この機会に探して
みてください。

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銀河学校2023

2023-01-26 13:11:35 | 天文ニュース

高校生向けの天文学観測研究実習である「銀河学校」の参加者を募集中です。

銀河学校は、東京大学木曽観測所の口径105cmの望遠鏡を用いて天体観測を行い、
得られたデータを解析することで天文研究を体験するものです。

今年は、3月27日(月)~30日(木)の4日間が予定されています。

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 日 程:2023年3月27日(月)~30日(木)の4日間
 場 所:東京大学木曽観測所(JR木曽福島駅 集合・解散)
     長野県木曽郡木曽町三岳10762-30 
 内 容:木曽105cmシュミット望遠鏡を使った観測と研究
 対 象:高校1~3年生 16名
 費 用:8000円(滞在費、保険料) 
     ※JR木曽福島駅までの交通費は各自で負担
 応 募:以下の課題を作成して、ウェブフォームにある必要事項・アンケートを記入して提出
 課 題:以下2つのテーマについて、A4用紙1ページでまとめる。
      ・銀河学校参加の動機
      ・宇宙について研究してみたいこととその理由
 提 出:ウェブフォームに必要事項・アンケートを記入し、課題をまとめたA4ファイルを添付
       ウェブフォームURL:https://formok.com/f/dmgybv30
 締 切:2023年1月31日(火)
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天文に関する基礎知識は必要ないとのことですので、興味のある方はぜひ応募
してみてください。

詳しくはこちらへ



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ZTF(ジィーティーエフ)彗星をみよう

2023-01-25 13:21:07 | 星空情報

今、ZTF彗星(C/2022 E3)が見頃を迎えています。最も明るくなった時には
5等くらいまで明るくなると予想されていますので、双眼鏡や望遠鏡を使って
探すのが良いです。

2月下旬頃まで見頃ですが、2月に入ると月明かりの影響がおおきくなるのと、
彗星がだんだんと暗くなっていくため、今月中の観察をおすすめします。

また、1月中は北の空にあり、一晩中沈まない位置にいるので、あまり時間を
気にすることなく(月上がり以外は…)観察にチャレンジすることができます。

現在はりゅう座にあり、月末にかけて、こぐま座からきりん座のあたりまで、
移動していきます。北極星を起点に探していただくとよいかもしれません。

1月中は同時刻で考えると日にちが経つにつれて、だんだんと見える高度は
上がっていきます。

彗星はいわゆるほうき星のことで、氷や塵が主に集まってできている天体です。
太陽に近付くと、氷などが解け出して尾を形成し、そこにばら撒かれた塵は
流星の元になります。

なお、肉眼での観察時に写真で見るような大彗星の様子をイメージしないで
ください。かなり暗い淡くぼやっとした小さな雲の塊のようなものを探して
みてください。

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金星と土星(+月)が接近

2023-01-20 15:06:06 | 星空情報

1月23日(月)に空の中で金星と土星が大接近します。
さらに、少し離れたところに月齢2の細い月も見えますので、ぜひ3天体の共演をご覧ください。

今回の金星と土星は夜6時00分頃で考えると、0.5°ほどの距離に近付いています。
満月の大きさが約0.5°ですので、小さな望遠鏡だと同一視野に入るほどの接近具合です。

現在、金星が約-4等、木星が約1等ですので、肉眼でもすぐに見つけられます。
さらに双眼鏡を使えば、数日間は同一視野の中に両方の天体をおさめることができるでしょう。

夜6時~6時30分頃に西南西の空の低い位置にとても明るい天体が見えるはずです。
ただし、午後6時で高度は10°ほど、午後6時30分で高度7°ほどと高度は低めです。
星座でいえば、やぎ座の方向です。

また数日間、観察を続ければそれぞれの天体を動き見出すことができてとても面白いと思います。

ここまで近くに惑星が接近するのは珍しいことなので、この機会を逃さないようにしてください。

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スター・ウィークのキャッチコピーを募集(2023)

2023-01-19 14:13:11 | 天文ニュース

「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」が2023年のキャッチコピーを募集しています。

「スター・ウィーク」キャンペーンとは子供から大人まで幅広く星空に親しんでもらおう
という想いから1995年に始まったもので、今年で28回目となります。毎年8月1日~7日を
中心に、全国各地で星空に親しむイベントが行われています。

キャンペーンのキャッチコピーは毎年公募されていて、採用されると公式ホームページや
ポスターなどでPRに使用されます。2023年のキャッチコピーのイメージは、
 (1)月の移り変わりに注目
 (2)スター・ウィーク後半は、月明かりがなくなる(天の川を見るチャンス)
です。

興味のある方は、たくさんの人が思わず星空を見上げてみたくなるような、楽しく親しみ
のもてるキャッチコピーを考えてみてください。

締め切りは2月28日(火)

詳しくはこちらへ


<参考> 過去10年間のキャッチコピー例(公募作品)
  2022年 『あなたと同じ星が見えたら、しあわせ』 応募総数 704件
  2021年 『星空と、夜更かししよう』       応募総数749件
  2020年 『100点満天の夏休み』          応募総数695件
  2019年 『好きな星を 見つけませんか』     応募総数1,011件
  2018年 『火星がぼくらに会いにくる』      応募総数1,361件
  2017年 『お月さま 七変化(しちへんげ)』    応募総数 927件
  2016年 『夜空のわくわくをキミと』       応募総数 696件
  2015年 『ほしぞらなないろスター・ウィーク』  応募総数 1,124件
  2014年 『星でハートをつなぐ夏』        応募総数 1,058件
  2013年 『一夜(ひとよ)一夜(ひとよ)に星見頃(ほしみごろ)』 応募総数 1,413件
  2012年 『七日間 心うるおう 星月夜』     応募総数 852件
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