呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

油井宇宙飛行士、宇宙へ

2015-04-30 13:54:08 | 天文ニュース

5月27日4時46分(日本時間)にカザフスタン・バイコヌール宇宙基地から
打ち上げられる予定のソユーズ宇宙船に油井亀美也宇宙飛行士が搭乗します。

油井宇宙飛行士は国際宇宙ステーションに6ヶ月間滞在し、11月頃に地球へ
帰還する予定です。

打上げの模様はYoutube JAXA Channelでライブ配信される予定です。

また、JAXAのWebページでは、初のフライトに挑む油井宇宙飛行士への応援
メッセージや川柳を募集しています。

みなさまも、油井宇宙飛行士にメッセージを送ってみてはいかがでしょうか?


詳しくはこちらへ


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「金星と木星をみよう」

2015-04-29 13:40:19 | 天文台情報

 かま天ではGWのイベントとして、「金星と木星をみよう」の開催を予定しています。

 宵の明星として有名な金星と太陽系で一番大きな惑星である木星を大きな望遠鏡で
観察します。

 金星は月と同じように満ち欠けをしていく天体ですので、望遠鏡を覗いて、しっかり
形を確認していただければ面白いと思います。
 木星は表面の縞模様や周りを回る衛星などの様子を確認できます。

 ただし、金星は早い時間に見えなくなってしまうので、金星をご覧になりたい方は
イベントの前半からご参加ください。




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 「金星と木星をみよう」

  日 時 : 5月3日(日)~5日(火) 19時30分~21時00分

  場 所 : かまがり天体観測館

  対 象 : どなたでも(予約不要)

  参加費 : 大人200円、小人100円

  問合せ : TEL  0823-66-1166

         E-mail  kama-bg@jewel.ocn.ne.jp

   備 考 : 金星が見えるのは20時頃までです。

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25周年

2015-04-25 13:43:37 | 天文ニュース

1990年4月24日、ある機器が宇宙へと打ち上げられました。

みなさんも1度は名前を聞いたことがあるかもしれません。
“ハッブル宇宙望遠鏡(HST)”です。

何度も修理などをしながら、今日ちょうど25周年を迎えました。

HSTは口径が2.4m、地上から約600kmのところを周回しながら、
宇宙を観測し、私たちを「あっ!」と言わせてくれるような
宇宙像をたくさん届けてくれています。
(2015年4月現在、日本国内に設置されている望遠鏡で一番
大きなものは口径2mです)

毎年、4月24日の記念日にはお祝い画像を公開しており、今回は、

(画像:Image credit: NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), A. Nota (ESA/STScI), and the Westerlund 2 Science Team)


ワクワクする画像ですね。

2018年にはHSTの後継機も打ち上げが予定されていますので、
これからがさらに楽しみです。


ところで、なぜ、わざわざ宇宙へ望遠鏡を打ち上げるのか?

答えは、空気のせいです。

地上では空気がゆらゆらするおかげで、望遠鏡のフルパワーを
発揮することが難しいのですが、宇宙から観測すれば、空気
の影響受けないため、天体の姿を鮮明に捉えることができます。

コメント (5)
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デブリの威力

2015-04-24 14:05:06 | その他

先日ご紹介したように、地球の周りには宇宙ゴミ(スペースデブリ)と言う、
これまでに打ち上げたロケットの残骸や破片などがたくさん散らばっています。

大きさが10cm以上のデブリはカタログ化されており、常時監視が行われていますが、
その数は約1万個にも及びます(1mm以下のものまで含めると数百~数千万個ある
と考えられています)。

もし、デブリの1つが宇宙ステーションや人工衛星に当たったら、その威力は
どんなものなのでしょう?

およそ角砂糖と同じサイズくらい(1辺2cmくらい)のロケットの破片(アルミニウム
とします)が秒速8km(国際宇宙ステーションのスピードくらい)でぶつかることを
考えてみます。

動いている物体の持つエネルギーは、
  (エネルギー)=(質量)×(速さ)×(速さ)÷2
で計算できます。

デブリの持つエネルギーは、
  (エネルギー)= 0.01 [kg] × 8,000 [m/s] × 8,000 [m/s] ÷ 2
         = 32,000 [J]
です。

これは時速100kmで走る軽自動車(約800kg)が持つエネルギーと同じ程度です。
しかも、小さなデブリの場合はそのエネルギーがその大きさの範囲に集中する
ので、威力は大変なものになります。
このような地球の周りをたくさん回っているのです。

もしも、宇宙ステーションや人工衛星にデブリが衝突したら・・・。
考えるだけで怖いですね。


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宇宙のお掃除

2015-04-23 15:09:10 | 天文ニュース

最近、宇宙の環境問題として、宇宙ゴミ(スペースデブリ)がよく挙げられます。

これは、これまでに打ち上げたロケットの残骸や破片、運用を終えた人工衛星など
様々な人工物が含まれ、秒速数kmもの速さで地球を周回しているものです。

10cm以上のサイズが約1万個、1mm以下のものまで含めると数千万個もあると考え
られています。

これが運用中の人工衛星や宇宙ステーションにぶつかると、穴が開いたり、機器が
破壊されたりして、壊れてしまう可能性があるので、とても危険なのです。

デブリを取り除く方法は色々なアイディアが出されていますが、数cmサイズのデブリ
を除去する方法として、高強度レーザーを使う技術の考案が発表されました。

レーザーと言ってもSF作品にあるような破壊ではなく、対象に照射することで減速させ、
大気圏に落として燃やすことで、除去するというものです。

実現すれば、5年程度で大部分のデブリを除去できるようです。


コメント (4)
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