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呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

木星に新衛星

2025-05-09 12:34:38 | 天文ニュース
木星に新たな衛星の発見の報告があり、土星の衛星の数(報告数)が
97個となりました。今回の報告で2個増えたことになります。

より大きな天体の周りを公転する小さな天体を衛星と呼びます。
ただし、環を構成する物質は衛星には含みません。

また、天然のものではなく人が作ったものの場合は人工衛星と呼びます。

太陽系の惑星では水星と金星以外に衛星が存在しています。
地球には月という名前の衛星が1つあることはみなさんもご存じですよね。

では、どの惑星にいくつの衛星があるか紹介してみましょう。
       
 ===============================
   名 称   衛星数(報告数)
 -----------------------------------------------------
   水 星     0
   金 星     0
   地 球     1
   火 星     2
   木 星     97
   土 星    274
   天王星     28
   海王星     16
 ----------------------------------------------------
       (2025年5月8日現在)

これからさらに新しい衛星発見の報告があったり、これまで報告された
ものが何らかの理由で取り下げられたりする可能性もあるので、衛星数
はこれで確定というわけではありません。

太陽系の天体たちも目が離せませんね。
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プラネタリウム100周年の国際オンラインイベント

2025-05-07 12:10:47 | 天文ニュース

5月8日(水)にプラネタリウム100周年に関する国際オンラインイベントが開催されます。

2025年は近代プラネタリウム誕生から100周年の節目の年です。1925年5月7日、ドイツの
ミュンヘンにあるドイツ博物館に世界初の常設プラネタリウムが設置されました。 これを記念
して、2023年から2025年にかけて世界各地で100周年記念行事が行われてきました。そして、
2025年5月にはフィナーレを飾る国際記念イベントが開催されます。

 日本での配信時間にご注意ください。

開催の概要は以下の通りです。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日 時:2025年5月8日(木) 午前3:00~(日本時間)
形 式:オンライン配信(どなたでも無料で視聴可能)
    ※アーカイブ視聴も可能です。
内 容:ドイツのイエナを皮切りに、チェコ、ケニア、コロンビア、コスタリカ、
    アメリカ合衆国、カナダ、ニュージーランド、タイ、そして日本と、世界の
    プラネタリウムをつなぐライブ中継を実施。各地の文化やプラネタリウムの
    取り組みが紹介され、日本からは明石市立天文科学館が中継拠点として参加
    します。日本独自の楽しいプラネタリウム活動を紹介する他、天文宇宙の専門
    家からのお祝いメッセージも紹介します。(ご協力:国立天文台 渡部潤一さん、
    JAXA 吉川真さん、宇宙飛行士 山崎直子さん)
主 催:国際プラネタリウム協会(IPS)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

興味のある方はぜひご参加ください。

詳しくはこちらへ

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GLOBE at Night(しし座)

2025-04-17 12:57:56 | 天文ニュース

4月19日(土)~4月28日(月)までGLOBE at Night というキャンペーンが行われます。

これは光害(ひかりがい) の問題を啓発する活動の一環で、決められた日時に夜空を観察し、
星の見え方をインターネットで報告するものです。

光害とは無駄・過剰な人工光によって、星が見えにくくなってしまうことやエネルギーの浪費、
生態系への悪影響、人々の生活・健康への悪影響が発生してしまう問題です。

用意された観察シートに記入するだけなので、誰でも簡単に参加することができますので、
ぜひ、自分たちが住んでいる街の環境をチェックしてみてください。これから2週間ほどは
月明かりにほとんど邪魔されずに観察ができますので、今がチャンスです。

ちなみに、今回ははしし座が対象です。

詳しくはこちらへ

近年は人工の光(看板や外灯、ネオンサイン等)が空に漏れているせいで、星が見えにくく
なっています。空に無駄な光が漏れているわけですから、エネルギーも無駄になっています。
光害の問題が解決できれば、美しい星空を守れるだけでなく、エネルギー問題や温暖化問題
の解決にも役立つかもしれません。

「電気をつけるな!」とはもちろん言いません(言えません)が、みなさんも、ぜひ光害を
減らす工夫をしてみてください。
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世界宇宙飛行の日

2025-04-10 12:31:23 | 天文ニュース

4月12日(土)は人類初の有人宇宙飛行を記念した「世界宇宙飛行の日」です。

1961年4月12日、ユーリイ・ガガーリン宇宙飛行士を載せたボストーク1号は
ボストークロケットで打ち上げられ、108分間で地球を1周し、地球へとパラ
シュートで帰還しました。

また、この偉業を祝うため集まった人々によって、世界中でYuri's Nightという
催しも予定されています。

人類が初めて宇宙空間に到達してから64年、今や有人で火星を目指す段階まで進み
ました。この機会に、みなさんそれぞれに宇宙へ想いを馳せてみてください。

ちなみに、(偶然にも)アメリカの有人宇宙往還機であるスペースシャトルの初飛行
も4月12日(1981年)です。
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HST、35周年に向けて

2025-04-09 13:09:51 | 天文ニュース
2025年4月24日(木)、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が打ち上げから35周年を迎えます。

HSTは口径が2.4m、地上から約600kmのところを周回しながら宇宙を観測し、私たちが
驚くような宇宙像をたくさん届け続けてくれています。

毎年、4月24日の記念日にはお祝い画像を公開していますが、今年は記念日までのカウント
ダウン企画として、毎日、1年目から順番に各年の象徴的な1枚を公開しています。

例えば、14年目の象徴的な1枚はコレです。



らせん星雲(画像:NASA, ESA, STScI)


らせん星雲(NGC 7293)は、みずがめ座の方向、約650光年先にある惑星状星雲(太陽と同じ
くらいの重さの星が一生を終えた後の姿)です。超新星爆発を起こしたわけではなく、周囲に
見えているガスは一生の最終段階で膨れ上がった際にまき散らされたものです。また、中心部分
には白色矮星と呼ばれる、星だった時の芯が残されています。

ワクワクする画像ですね。

HSTがこれまでどんな活躍をしてきたのか、美しい画像を見ながら知っていただければ嬉しいです。

詳しくはこちらへ(英語のページ)
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