呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

宇宙県の催し

2021-01-30 15:28:21 | 天文ニュース

2月6日(土)に「長野県は宇宙県」のミーティングが開催されます。
活動報告や「はやぶさ2」のミッションマネージャーであるの吉川真さんによる
オンライン講演会も予定されており、どなたでも楽しめそうな内容です。

Zoom(事前の申し込み必要)やYouTube(申し込み不要)で参加できますので、
興味のある方はぜひご参加ください。

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 日 時:2021年2月6日(土) 10:00~17:30
     公開講演会受付は 12:00~/「はやぶさ2」講演は 13:30~
 内 容:宇宙県ミーティング 報告と意見交換
     公開講演会
      「長野県は宇宙県」活動紹介 … 大西浩次さん(「長野県は宇宙県」連絡協議会会長)
      東大木曽観測所の最新成果 … 小林尚人さん(木曽観測所長)
      「はやぶさ2」サンプルリターンに成功! … 吉川真さん(JAXA宇宙科学研究所、「はやぶさ2」ミッションマネージャー)
     座談会「木曽発!これからの宙ツーリズム」
 参 加:会場(木曽文化公園 文化ホール):原則として木曽郡内に在住、在勤、在学の方のみ対象/申し込みは不要
     Zoom:どなたでも/前日までに事前申し込みが必要
     YouTube:どなたでも/申し込み不要
     ※Zoomの参加URLやYoutubeの配信ページについては、主催者のページでご確認ください
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冬眠するブラックホール

2021-01-29 13:32:15 | 天文ニュース

宇宙に存在する銀河の多くには中心に巨大なブラックホール(BH)が存在していると考えらえています。
これらのBHには(周辺で)活発な活動が見られるものとそうでないものがあることが分かっていますが、
その差を引き起こすメカニズムはよく分かっていませんでした。

この度、東京大学情報基盤センターの三木洋平助教、筑波大学計算科学研究センターの森正夫准教授、
尾道市立大学経済情報学部/国立天文台の川口俊宏准教授の研究グループが、スーパーコンピュータを
使って、銀河衝突にその謎を解くカギがあることを世界で初めて明らかにしました。

これまで活動が活発になるのは銀河同士の衝突によって物質が中心にあるBHに落ち込むことが要因で
あると考えられてきました。一方、活動が停止する要因に定説はありませんでした。今回の研究では、
衝突が中心で起こった場合にはBH周辺の物質が持ち去られることで活動が停止するということがわかり
ました。また、BH周辺の活動が活発な期間は1億年程度、銀河の中心に強い影響を与える銀河衝突の
頻度は1 億年に 1 回程度であると推定されるということで、今回の成果とよく符合しています。

活動の始まりも終わりも銀河の衝突で説明できるなんて、面白いですね。
広島(尾道)の方が関わって出された成果ということで、一層嬉しいです。

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水星をみよう

2021-01-23 15:47:34 | 星空情報

肉眼で見ることができる惑星は、水星、金星、火星、木星、土星の5つ
です。これらのうちで最も見つけるのが困難なのが水星です。

水星は最も太陽の近くを回る惑星で、地球から見ると、太陽の近くを
行ったり来たりするような動きをするため、常に太陽の近くにあり、
とても見づらい天体です。

そして、1月24日(日)に水星が東方最大離角を迎え、これから数日間
ほど夕方に水星を見るチャンスが訪れます。

それでも高度が10°以下とかなり低いので、地平線まで見通せる場所や
高いところに登るなどして、空のかなり低いところが見える場所で観察
すると良いと思います。方角は西南西です。

18時~18時30分頃に真西よりやや南寄りの空の低いところを探して
みましょう。太陽が沈んだ後であれば、双眼鏡を使った方が見つけ
やすいです。

近くに目印となる星がないので、なかなか見つけづらいと思いますが、
水星を自分の目で確認したことがある人は、そう多くはないと思います
ので、ぜひ、この機会に探してみてください。

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月と火星の接近

2021-01-21 13:00:40 | 星空情報
1月21日(木)に空の中で月と火星が接近します。

今回は18時頃から日が変わる頃まで、5°ほどの距離に近付い
ていますので、肉眼や双眼鏡を使って、月と火星が接近して
いる様子を観察してみましょう。

20時頃であれば、南西~西南西の空、高度60°あたりに見えます。
星座でいえば、おひつじ座の方向です。

また、火星の近くには天王星もあります。
肉眼で見るのは難しいですが、双眼鏡を使って、月と火星の間
あたりを探してみましょう。

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火星と天王星の接近

2021-01-20 15:45:42 | 星空情報

1月20日(水)に空の中で火星と天王星が接近します。

今回は18時頃から日が変わる頃まで、1.5°ほどの距離に近付い
ています。現在、火星が約0等、天王星が約6等ですので、
肉眼で見るのは難しいですが、双眼鏡を使えば、同一視野の
中に両方の天体をおさめることができるでしょう。

20時頃であれば、南西の空、高度60°あたりに見えます。
星座でいえば、おひつじ座の方向です。

また、この2天体はこれから数日間は比較的近くにあります
ので、何日か続けて観察していくと面白いと思います。

火星を目印に天王星を見つけられるチャンスですから、
ぜひ観察にチャレンジしてみてください。

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