呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

冬のイベント

2020-01-30 14:17:12 | 天文台情報

2月21日(金)~23日(日・祝)に「星の一生をみよう」を開催します。

今回は、星が生まれている現場や若い星、年老いた星など、大きな望遠鏡
や双眼鏡を使って星の一生を追いかけていきます。

また、冬の星座解説もありますので、美しい冬の星空に触れてみたい方は
ぜご参加ください。


--------------------------------------------------------------------------------------------

 「星の一生をみよう」

  日 時 : 2月21日(金)~23日(日・祝) 19時30分~21時00分

  場 所 : 呉市かまがり天体観測館

  対 象 : どなたでも(申込不要)

  参加費 : 大人200円、小人100円

  問合せ : TEL  0823-66-0925

        E-mail info@kamaten.net

  ※ 雨天・曇天の場合は室内で宇宙の話をします。

-------------------------------------------------------------------------------------------

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月と金星が接近

2020-01-25 16:46:38 | 星空情報

1月28日(火)に空の中で月と金星が接近します。

今回は19時頃に約4°の距離に近付いていますので、肉眼や双眼鏡を
使って、月と金星が接近している様子を観察してみましょう。

19時頃であれば、西南西の空の高度20°あたりに見えます。
また、星座でいえば、みずがめ座の方向です。

時間が経つにつれ月と金星が近づいていきますが、高度は下がって
いきます。月も金星はかなり明るいので、すぐに見つけることが
できると思います。

ぜひ、観察にチャレンジしてみてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おうし座

2020-01-23 13:35:22 | 星空の楽しみ方
今日は冬の代表的な星座の1つである「おうし座(Taurus)」を紹介します。
形も分かりやすいので、見つけやすい星座の1つです。





おうし座はオリオン座と向かい合っている星座で、1等星であるアルデバランが目印です。
アルデバランからVの字に並ぶ星の並び(ヒヤデス星団)が牡牛の顔で、左目の部分にある
恒星アイン(目という意味)には日本のグループが惑星を発見しており、その惑星にはかま
がり天体観測館が提案したアマテルという名が付けられています。

アインは地球から約150光年離れたヒアデス星団の中にある恒星で、質量は太陽の約3倍、
年齢は約6億歳で人生の終盤にさしかかっている星と考えられています。アマテルは望遠鏡
を使っても見えませんが、アインは肉眼でも確認できるので、ぜひ、牡牛の左目に注目して
みてください。

また、牡牛の背中のところには、“すばる(プレアデス星団)”という星の集まりがあります。
肉眼では6つほどの星の集まりに見え、双眼鏡や望遠鏡では数十個の星を確認することができ
ます。清少納言が書いたとされる枕草子の星の段には「星はすばる。ひこぼし。ゆうづづ。…」
というように登場し、昔の人はすばるが一番面白いと感じていた人がいたようです。

この他、おうし座には藤原定家が書いた明月記に登場する超新星爆発の名残である
“かに星雲”などがあり、みどころ満載の星座の1つです。





おうし座は、大神ゼウスが変身した白い牡牛の姿です。その姿に惹かれて近づいたエウロパ姫を
背に載せて、海の上を走り去り、辿り着いた地域がヨーロッパと呼ばれるようになったと云われ
ています。

日本でも海外でも古くから親しまれてきた星座ですので、ぜひ見つけてみてください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の大三角

2020-01-22 15:01:01 | 星空の楽しみ方

今日は冬の星空の目印である「冬の大三角(Winter Triangle)」を紹介します。

1月25日(土)が新月なので、これからしばらくは星空観察にもってこいの
時機です。ぜひ、冬の星座をたくさん見つけてみてください。





オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンという
3つの1等星を結ぶと大きな三角形ができます。これが冬の大三角です。
冬の終わりの頃には、夜8時頃に南の空に見えます。

ベテルギウスはオリオン座の右肩の部分にある赤っぽい星です。3つの星の中で
一番明るく輝いているのがシリウスです。星座を作っている全ての星の中で最も
明るい星です。この2つの星と正三角形を作る位置にあるのがプロキオンです。





冬の大三角のちょうど真ん中を貫くように冬の天の川が流れています。
そしてここには、いっかくじゅう座という星座があります。

冬の大三角や冬のダイヤモンドなど、空の目印から辿れば、たくさんの冬の星座
たちを見つけることができるので、ぜひ、空の目印を見つけられるようになって
みてください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜空の明るさを測ろう

2020-01-17 14:56:53 | 天文ニュース

現在、GLOBE at Night というキャンペーンが行われています。

これは光害(ひかりがい) の問題を啓発する活動の一環で、決められた日時に
夜空を観察し、星の見え方をインターネットで報告するものです。

光害とは無駄・過剰な人工光によって、星が見えにくくなってしまうことや
エネルギーの浪費、生態系への悪影響、人々の生活・健康への悪影響が発生
してしまう問題です。

用意された観察シートに記入するだけなので、誰でも簡単に参加する
ことができますので、ぜひ、自分たちが住んでいる街の環境をチェック
してみてください。

今回はオリオン座、おうし座、ペルセウス座が対象です。


詳しくはこちらへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする