ブラックホールが簡単に

ほとんどの銀河の中心には巨大なブラックホール（BH）がある
と考えられています。

これらのBHの質量は周りの恒星やガスの運動を基に見積もられて
いますが、この度、もっと簡単にBHの質量を推定できることが
発表されました。

渦巻銀河の腕の様子とBHの質量に関係があると言うのです。

研究では渦巻銀河の腕の巻き付き具合が強いほど、中心にある
BHの質量が大きいことが分かったそうです。

つまり、銀河の形さえ見れば、誰でも簡単に、見えない中心BH
の大きさを推定できると言うことです。

もしかすると、銀河の腕と中心BHの質量との関係以外にも一見すると
つながりがないように思えるものが繋がっているかもしれません。

みなさんもつながりを解き明かしてみてはいかがでしょうか？

水星をみよう

肉眼で見える５つの惑星のうちで最も見つけるのが困難なのは水星です。

水星は最も太陽の近くを回る惑星で、地球から見ると、太陽の近くを
行ったり来たりするような動きをするため、常に太陽の近くにあり、
とても見づらい天体です。

７月30日（日）に水星が東方最大離角を迎えるので、今が夕方に水星を
見るチャンスです。

それでも高度が数度ほどとかなり低いので、地平線まで見通せる場所や
高いところに登るなどして、空のかなり低いところが見える場所で観察
すると良いと思います。方角は西です。

太陽が沈んだ後であれば、双眼鏡を使った方が見つけやすいです。

水星を確認したことがある人は、そう多くはないと思いますので、ぜひ、
この機会に探してみてください。

夏休みに流れ星（2017）

これから８月下旬頃にかけて、いくつかの流星群が活動期を迎えます。

７月中は30日にみずがめ座δ流星群とやぎ座α流星群が極大を迎えます。
今年は夜遅くになると月が沈むので、良い条件で観察できます。

８月には年間３大流星群の１つであるペルセウス座流星群があります。
しかし、今年は月明かりがあり、観察条件は良くありません。

それでも、せっかくの夏休みですので、夜更かしをして明るい流星の
観察にチャレンジをしてみるのも良いのではないでしょうか。
流星が流れる条件は明け方に近づくほど良くなります。


観察は寝転がるなど楽な体勢で、頭の真上あたりの広い範囲を見ておく
のがおすすめです。ただし、時間帯や日にち、場所によっては月明かり
や街灯りの影響を受けるので、なるべく月などが邪魔にならないような
工夫をするとたくさんの流れ星を見つけることができます。

流れ星や探し方についてはこちらへ

ISSをみよう

この１週間は夜に国際宇宙ステーション（ISS）を見るチャンスです。

確認しやすい日時を以下に挙げておきますので、ぜひISSの観察に
チャレンジしてみてください。
（高度20°以上のものを挙げていますので、これよりも低い高度での
通過であれば、他にもいくつかあります。）

また、７月22日は１回目に見えたISSが地球を１周して戻ってきたものが
再び２回目に見えますので、普段とは違うチャレンジができると思います。

さらに、22日と23日はちょうど「土星と夏の星座をみよう」の開催時間中
ですので、参加者のみなさんとISS通過を一緒に楽しめると思います。

見え方は、点滅しない明るい点が空の中を移動していきます。

広島での予報（７月22日～７月26日）は以下のとおりです。
※軌道の関係で多少変わる可能性もあります。

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７月22日　１回目　

　時間　：　20時19分～20時24分　

　方角　：　南～南東～東北東

　高度　：　13°～24°～13°


７月22日　２回目　

　時間　：　21時55分～21時58分　

　方角　：　西～北西

　高度　：　11°～23°

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７月23日

　時間　：　21時03分～21時09分　

　方角　：　西南西～北西～北東

　高度　：　13°～47°～13°

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７月24日

　時間　：　20時10分～20時17分　

　方角　：　南西～東南東～北東

　高度　：　13°～73°～11°

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７月25日

　時間　：　20時55分～21時00分　

　方角　：　西～北西～北北東

　高度　：　12°～21°～11°

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７月26日

　時間　：　20時02分～20時08分

　方角　：　西南西～北西～北北東

　高度　：　13°～37°～11°

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　「土星と夏の星座をみよう」

　　日　時　：　７月21日（金）～23日（日）　20時00分～22時00分

　　場　所　：　かまがり天体観測館

　　対　象　：　どなたでも（予約不要）

　　参加費　：　大人200円、小人100円

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土星と夏の星座をみよう

いよいよ今週末が「土星と夏の星座をみよう」の開催日となりました。

大きな望遠鏡を使って、土星の環を観察します。あの有名なわっか
がくっ付いた姿をハッキリと確認することができます。
また、夏の星空解説もあります。

梅雨も明けたので、よっぽど雲が出るなどしなければ、存分に夏の
星空を堪能していただけそうです。

週末はぜひかま天へお越しください。



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　「土星と夏の星座をみよう」

　　日　時　：　７月21日（金）～23日（日）　20時00分～22時00分

　　場　所　：　かまがり天体観測館

　　対　象　：　どなたでも（予約不要）

　　参加費　：　大人200円、小人100円

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