呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

しぶんぎ座流星群(2023)

2022-12-30 13:00:00 | 星空情報

2023年1月4日(水)に年間三大流星群の1つであるしぶんぎ座流星群が
ピークを迎えます。ただし、今回は月明かりに邪魔されてしまうのと、ピーク
が日本時間のお昼にあたるため、多くの流星を見るのは難しそうです。

観察におすすめの時間は、3日(火)の夜から4日(水)の朝にかけてです。
ある程度、星空のきれいなところで観察をすれば、午前4時~5時くらいに、
1時間あたり5個~20個の流星が観察できると予想しています。
※予想が数時間ずれることもあります。

なお、この時季は夜になると想像以上に冷え込みますので、これでもかと
いうくらいの防寒をしておくことと、温かい飲み物などを用意して、寒さ
で観察ができなくならないよう、しっかりと準備して臨んでください。

流れ星を見つける一番良い方法は、楽な体勢で、なるべく空の広い範囲を
キョロキョロせずにボーッと探すことです。

しぶんぎ座流星群の場合は北極星のあたりを中心に広い範囲をぼうっと
眺めるのが良いでしょう。

年初めに、流れ星に願いをしてみてはいかがでしょうか?

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初日の出(2023)

2022-12-29 13:00:00 | 星空情報

みなさんは初日の出を見たことがありますか?

始まりに日の出を見ると、なんだか1年が良いものになる気がして
きますね。ぜひ、早起きをして初日の出を見てみましょう!

そもそも日の出とは、太陽の上部が地平線に達した瞬間のことを
指します。ただし、私たちから見た日の出の瞬間には実は太陽は
まだ地平線よりも下にあります。これは空気の屈折によって太陽
が浮き上がり、実際は地平線下にある太陽が見えているのです。

では、今年の初日の出は何時頃、どの方角を見たらよいのでしょうか。

2023年1月1日(日・祝)の日の出の時刻は、
------------------------------------------------
  かま天  :7時14分   
  呉市   :7時15分
  広島市  :7時16分
-------------------------------------------------
です。

方角は真東から30°ほど(手を伸ばして見たこぶしの横幅3個分ほど)
南に寄ったあたりです。

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2022年、最後

2022-12-28 12:56:09 | 天文台情報

2022年もいよいよラストです。

今年も引き続くコロナの影響があり、思う存分に星空を楽しんでいただく
ことがなかなか叶わない部分もありましたが、それでも多くの方に天文台
へと足を運んでいただきました。

これもいつもかま天を応援してくださる皆さまのおかげです。
この場をお借りして、感謝を申し上げます。

2023年は、年明け早々の1月4日にしぶんぎ座流星群、6月4日に金星の
東方最大離角、8月31日にスーパームーンのブルームーン、9月21日に月
によるアンタレス食、9月29日に中秋の名月、10月29日に部分月食など、
楽しみな天文現象やイベントがたくさんあります。

来年度(4月)からは指定管理会社が変更となりますので、どのような運用
になるのかまだ分かりませんが、これまでと変わらず、一人でも多くの方に
宇宙の神秘や魅力に触れていただけるように力をかけてくれるのではないか
と信じています。ご都合の宜しい時には、ぜひかま天へお越しください。

なお、年末年始は2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)を休館と
させていただきますので、次回の定例観望会は1月7日(土)です。

残り少なくなりましたが、皆さま元気に良いお年を。
そして、来年もよろしくお願いいたします。


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クリスマスの星

2022-12-23 13:55:34 | その他

12月24日はクリスマス・イブ、25日はクリスマスですね。

クリスマスは、イエス・キリストさんの誕生のお祝い(誕生日ではない)の日で、
クリスマスツリーに飾りつけをしたり、ケーキや特別な料理を食べたりして、
大事な人と過ごす人が多いですね。

クリスマスツリーのてっぺんに星を飾るとおり、このクリスマスは実は
星と無関係な日ではありません。

聖書には、ベツレヘムの星というのが輝き、キリストさんが生まれることを
知らせたというお話が載っています。そう、これがクリスマスツリーのてっぺん
に飾るあの星のことです。

この星の正体については明らかになっておらず、様々な天体が候補に挙げられて
います。もし、本当にベツレヘムの星が現れていたとしたら、一体、何だったの
でしょうか?

超新星、彗星、火球、惑星、変光星、…などなど、当てはまりそうな候補を考えて、
2000年前に何があったのか、想像してみるのも面白いと思いますよ。

ちなみに、冬の星空にはクリスマスツリー星団という天体もあります。

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冬至(2022)

2022-12-22 13:00:00 | 星空情報

今日、12月22日は冬至です。

冬至とは、北半球で太陽の昇る高さが一番低くなる日で、
昼の長さが最も短く、夜の長さが最も長くなる日です。

ただし、1年のうちで最も遅く太陽が昇る、または最も
早く太陽が沈むわけではありません。

冬至の日には日の出と日の入りが最も南寄りの位置に
なります。

これは、地球が傾いたまま太陽の周りを回っているため
に起きる現象です。

世界中に冬至を祝う風習が残っており、日本では、かぼちゃ
を食べたり、ゆず湯に入ったりするのが慣わしです。

一年のうちで最も長く星空を楽しめる日でもありますので、
今晩、晴れていれば、ぜひ空を見上げてみてください。

日没後の早い時間帯には、宵の明星(金星)や水星が、
夜には西から土星、海王星、木星、天王星、火星が
並んでいる様子も見ることができますよ。
※海王星と天王星を肉眼で確認するのは困難です。

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