呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

火星到着!

2014-09-25 13:52:37 | 天文ニュース

 

9月24日、インドの火星探査機「マンガルヤーン(火星の乗り物の意)」が

無事に火星の周回軌道に投入されました。

注目は火星大気中にあるメタンを測定する装置で、火星に生命が存在

するかどうかの議論を大きく進めることができると期待されいています。

 

火星探査・地球以外の惑星への軌道投入、ともにアジアでの成功は初めてです。

 

これまでもアジアの国では日本や中国が火星探査計画を進めていますが、

いずれも探査機の軌道投入に失敗しています。

 

また、この2日前にはアメリカの火星探査機「メイブン」が火星に到着しています。

 

 

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秋分の日

2014-09-23 13:41:05 | 星空情報

 

今日は秋分の日です。

「秋分」とは二十四節気の1つで、毎年9月23日頃に訪れます。

これからしばらくは9月23日が、閏年は9月22日が秋分となります。

 

天文学の場合は、太陽が「秋分点」(太陽の通り道と空の赤道が交わる2点のうちの1つ)

を通過する瞬間(太陽の視黄経が180°)を秋分と決めています。

 

秋分の日には昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、大気による屈折の影響等

により、実際には昼のほうが少し長くなります。また、秋分の日には、太陽は真東

から昇り、真西に沈みます。赤道上にいる人から見ると、太陽は正午に天頂(頭の真上)

を通り、北極点または南極点にいる人から見ると、太陽は地平線と重なるように動くので、

昇ることも沈むこともありません。

 

この日を境に、夜の長さがどんどん長くなっていきます。

天体観測ができる時間が増えていくということですね。

 

 

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皆既月食をみよう

2014-09-21 14:05:37 | 天文台情報

 

来月、10月8日(水)に皆既月食が起きます。

 

月食とは地球の影に月が入る現象のことで、月全体が地球の影に

入るものを皆既月食と呼んでいます。

 

皆既中は月に太陽の光が当たらず、月が見えなくなってしまうと

思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、地球の大気を通った

太陽光のうち、赤い光だけが大きく曲げられ、月を照らすので、

皆既中の月は真っ赤になります。

 

今回の月食は、

   18時15分頃 欠け始め

   19時25分頃 皆既開始

   20時25分頃 皆既終了

   21時35分頃 欠け終り

です。

 

皆既の時間帯はおよそ東の空、約30°の高さに月があります。

この方角に遮蔽物がなければ、広島のどこにいても観察できますので、

ぜひ、観察をしてみてください。

肉眼、または双眼鏡での観察がおすすめです。

 

もちろん、かまがり天体観測館では観察会予定していますので、

ご参加いただければ、みんなで一緒に月食を楽しめます。

 

3年振りの皆既月食をぜひお見逃しなく!

 

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 「皆既月食をみよう」

  日 時 : 10月8日(水) 19時00分~21時00分

  場 所 : かまがり天体観測館

  対 象 : どなたでも

  参加費 : 大人200円、小人100円

  問合せ : TEL  0823-66-1166

         E-mail  kama-bg@jewel.ocn.ne.jp

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明月記と最新宇宙像

2014-09-19 13:55:47 | 天文ニュース

 

現在、京都大学総合博物館において、ある特別展が開催されています。

 

この展示の目玉は何と言っても、「明月記」。

 

これは、藤原定家が残した日記で、その中には超新星の記述もあります。

最も有名なのは1054年に起きた超新星で、阿倍晴明の子孫が記録した

ものの伝聞として書かれています。

 

この超新星の残骸は、今では、おうし座のかに星雲(M1)として、望遠鏡で

観ることができます。

 

とても貴重な機会ですので、興味がある方はぜひ京都へ行ってみてください。

※明月記の原本の展示は、9月17日(水)~9月28日(日)です。

 

 

詳しくはこちらへ

 

 

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