呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

2017年、最後

2017-12-30 14:43:39 | 天文台情報

2017年もいよいよラストです。

今年も多くの方に天文台へと足を運んでいただき、とても充実した年でした。
これもいつもかま天を応援してくださる皆さまのおかげです。
この場をお借りして、感謝を申し上げます。

今年は台風が直撃するなど、天気には悩まされた年でした。
来年は晴れの日が多くあることを祈ります。

2018年は、年明け早々の1月3日にしぶんぎ座流星群、1月31日に
皆既月食、7月に火星の大接近など、楽しみな天文現象やイベントが
たくさんあります。

一人でも多くの方に宇宙の神秘や魅力に触れていただけるよう頑張ります
ので、ご都合の宜しい時には、ぜひかま天へお越しください。

なお、年末年始は2017年12月29日(金)~2018年1月3日(水)を休館
とさせていただきますので、次回の定例観望会は1月6日(土)です。

残り少なくなりましたが、皆さま元気に良いお年を。
そして、来年もよろしくお願いいたします。



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2018年1月31日は皆既月食

2017-12-29 13:35:52 | 星空情報

2018年1月31日(水)に皆既月食が起きます。

さて、今一度、月食とはどういう現象なのか説明しておきましょう。

月食とは、下の図のように、太陽・地球・月が一直線に並び、月が地球の
影に入ることによって、月に当たる太陽の光が遮られてしまう現象です。
月が地球に対して太陽の真反対にある時、つまり、満月の時にだけ起きます。
満月はほぼ1ヵ月に一度ありますが、月食は毎月起きるわけではありません。
これは地球の周りを回る月の軌道が約5°傾いているためです。
月食は年に0~3回起こり、月の全部が地球の影に入るものを皆既月食(total lunar eclipse)、
一部分が影に入るものを部分月食(partial lunar eclipse)と呼んでいます。
地球の大気の部分を通った太陽の光のうち赤い光だけが影の中に入り込んでくるので、
皆既月食中の月は赤銅色になります。



皆既月食のイメージ



皆既月食中の月


今回の月食は皆既月食で、欠け始めは20時48分、皆既になるのは21時51分~23時08分です。

次に皆既月食が見られるのは、2018年7月28日です。ただし、この月食は明け方に起き、
皆既のまま月が沈んでしまいますので、観察するには少々条件が悪いです。




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 「月食をみよう」

   日 時 : 2018年1月31日(水) 21時00分~23時30分

   場 所 : かまがり天体観測館

   対 象 : どなたでも

   参加費 : 大人200円、小人100円

   問合せ : TEL  0823-66-1166

         E-mail  info@kamaten.net

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しぶんぎ座流星群(2018)

2017-12-28 13:40:08 | 星空情報

2018年1月4日(木)に年間三大流星群の1つである
しぶんぎ座流星群がピークを迎えます。

3日(水)の夜遅くから4日(木)の朝にかけて観察
するのがおすすめです。明け方に近いほど条件は良く
なります。

ただし、今回は満月過ぎの月がほぼ一晩中出ているので、
明かりに邪魔されない工夫をするなどしないと、なかなか
流星には出会えないかもしれません。

なお、この時季は夜になると想像以上に冷え込みますので、
これでもかというくらいの防寒をしておくことと、温かい
飲み物などを用意して、寒さで観察ができなくならないよう、
しっかりと準備して臨んでください。

流れ星を見つける一番良い方法は、楽な体勢で、なるべく
空の広い範囲をキョロキョロせずにボーッと探すことです。

しぶんぎ座流星群の場合は北極星のあたりを中心に広い範囲を
ぼうっと眺めるのが良いでしょう。

年初めに、流れ星に願いをしてみてはいかがでしょうか?


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スーパームーン(2018)

2017-12-27 13:24:01 | 星空情報

年明けの1月2日(火)は2018年の最初の満月です。
しかも、2018年で1番大きな満月です。

と言っても、満月の瞬間は2日の午前11時30分頃ですので、
1月1日(月)と2日(火)の両夜のどちらでも同じような
ものです。

近年はこのような満月を「スーパームーン」と呼んだりして
いますが、正式な天文用語ではありません。

月は地球の周りを楕円を描いて回っていますので、近づいたり、
遠ざかったりを繰り返しています。そして、地球に最も近づいた
タイミングで満月になると、いつもよりも大きく、少し明るく
見えます。

今回の満月は約35万6,600kmで起こります。
月までの平均距離が約38万kmであることを考えると、2万km以上
も近いことになります。

遠い時の満月と近い時の満月では大きさが1割以上も違うので、
注意深く観察すれば、違いに気付くことができるかもしれません。

なお、2018年で一番小さな満月は7月28日(土)で、この日には
月食が起きます。



2016年の大きな月と小さな月の比較



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こぐま座流星群(2017)

2017-12-23 13:25:57 | 星空情報

今夜はこぐま座流星群の極大日です。

この流星群はピークでも1時間に数個と小規模の活動を示す
流星群なので、あまり注目とは言えませんが、今年は月明かり
のない時間帯にピークが来ているので、少し夜更かしをされる
方は空を見上げてみてはいかがでしょうか?

日付が変わる頃、北の空の高いところを中心に、広い範囲を
ぼうーっと見ていただくのがおすすめです。

また、ついでにカシオペヤ座や北斗七星を探し、それを使って
北極星探しにも挑戦してみてください。


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