呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

宵の明星

2015-02-27 13:38:44 | 星空情報

この頃、夕方の西の空にとても明るい天体が輝いています。
いわゆる、「宵の明星」です。圧倒的な明るさがあるので、
少々、空の明るい時間帯でも見つけることができます。
街中だとか田舎だとかも関係ありません。(もちろん、
遮蔽物がなければですが)

宵の明星とは金星のことです。金星は太陽、月に次いで
3番目に明るく見える天体で、地球よりも太陽に近い軌道
を回る惑星です。大きさはおよそ地球と同じくらいです。

地球から見て太陽よりも東側に位置している時に「宵の明星」、
西側に位置している時に「明の明星」と呼ばれます。

これから7月頃まで、宵の明星として見ることができ、
5月頃に最も見ごろを迎えます。

金星は望遠鏡で観察すると月と同じように満ち欠けをしていく
天体だということが分かります。現在は、満月状から少し欠けた
ような形をしていますが、これから半月状になり、もっと日にち
が経つと三日月状になっていきます。また、日にちが経つにつれて
より大きく見えるようになります(肉眼では分かりません)。

今度晴れた日があれば、日没直後の西の空を見てみてください。




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 宇宙ステーションが見える!

2015-02-19 16:58:38 | 日記

2月23日・24日の夜に国際宇宙ステーション(ISS)を見ることが
できそうです。せっかくの機会ですので、観察にチャレンジして
みてはいかがでしょうか?


広島での予報は以下のとおりです。
 ※軌道の関係で多少変わる可能性もあります。

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2月23日 

時間 : 午後7時37分~午後7時41分 

方角 : 西北西~南西

高度 : 10°~43°

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2月24日

時間 : 午後6時44分~午後6時51分 

方角 : 北西~北北東~南東

高度 : 11°~78°~12°

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また、明日から22日までは「星の一生をみよう」を
開催予定ですので、こちらにも、ぜひご参加ください。


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 「星の一生をみよう」

  日 時 : 2月20日(金)~22日(日) 19時30分~21時00分

  場 所 : かまがり天体観測館

  対 象 : どなたでも

  参加費 : 大人200円、小人100円

  問合せ : TEL  0823-66-1166

         E-mail  kama-bg@jewel.ocn.ne.jp

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来年(2016年)の暦

2015-02-14 13:26:05 | 星空情報

国立天文台から2016年の暦要項が発表されました。

来年は日食が2回、水星の太陽面通過が1回、月食はありません。

このうち、日本で見られるのは3月9日に起きる日食のみです。
日本では部分日食として観測されます。

もちろん、月や惑星、星団、銀河などは例年通り、それぞれの
時季に観察することができますので、2016年も楽しい1年に
なりそうです。

2015年のうちにしっかり腕を磨いて、2016年に臨むといいですね。


暦要項はこちらへ




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 「星の一生をみよう」

  日 時 : 2月20日(金)~22日(日) 19時30分~21時00分

  場 所 : かまがり天体観測館

  対 象 : どなたでも

  参加費 : 大人200円、小人100円

  問合せ : TEL  0823-66-1166

         E-mail  kama-bg@jewel.ocn.ne.jp

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ガリレオ衛星をみよう

2015-02-11 14:06:38 | 天文ニュース

太陽系で一番大きな惑星である木星には、60個以上もの衛星が
発見されています。

その中でも特に大きな4つの衛星は、発見者の名前をとって、
「ガリレオ衛星」と呼ばれ、望遠鏡ではもちろん、双眼鏡でも
確認することができます。この4つの衛星には、それぞれ、
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという大神ゼウスに
関わる人物の名前が付けられています。

(地球から見て)ガリレオ衛星のうち3つが同時に木星に重なる
現象が1月24日に起きました。これは10年に数回しか起きない
とても珍しい現象です。


(画像:NASA, ESA, Hubble Heritage Team)

上の画像で、木星の前にある色づいた丸いものがそれぞれの衛星
です。黒い丸いものは木星に落ちる衛星の影です。


また、2015年は(地球から見て)ちょうど木星を真横から見る
位置になるので、ガリレオ衛星同士の食を見ることができる年
です。食とは手前にある天体が後ろにある天体を隠してしまう
現象のことです。このタイミングは6年ごとにやってきます。

2015年は今が木星の見頃ですので、この機会にぜひ木星を観察
してみてください。もちろん、かま天の望遠鏡を使えば、木星
やガリレオ衛星の様子をバッチリと見ることができます。




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 「星の一生をみよう」

  日 時 : 2月20日(金)~22日(日) 19時30分~21時00分

  場 所 : かまがり天体観測館

  対 象 : どなたでも

  参加費 : 大人200円、小人100円

  問合せ : TEL  0823-66-1166

         E-mail  kama-bg@jewel.ocn.ne.jp

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じゃこ天

2015-02-05 18:57:31 | 天文ニュース

新たに命名された32個の小惑星が発表されました。

そのうち、日本に関係した名前は3つ。
さらに、ここ中四国地方では見逃せない名前が1つ。

その名は、なんと!・・・「(202909)Jakoten」です。

これは、1996年に久万高原天体観測館の中村彰正さんによって発見
されたものです。同天文台が愛媛県にあるということと、中村さん
ご自身が愛媛県出身ということで、愛媛県の名物を名前にされたので
しょうね。

小惑星は発見した人(または団体)に命名の提案権があり、提案
した名前が国際天文学連合で認められれば、正式な名前として
登録されます。

今のところ、大阪の名物「(6562)Takoyaki」はありますが、
広島の名物「Okonomiyaki」や「Kaki」はありません。残念…。





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