満点の星

　

昨日は定例観測会でした

　

残念ながら、曇っていて実際の星を見ることはできませんでしたが、

何とも嬉しい出来事がありました

　

その日参加してくれたある子が、「先生、これ見て。」と持ってきたのは、

学校のテスト。しかも、星空の単元。しかも、100点

「スゴイじゃん」　

　

実はこの子、前に天文台へ学校の宿題である星の動きを調べに来ていた子でした

その時にいくつかアドバイスをさせてもらったのですが、その子がテストで満点をとって

くれるなんて、こんなに嬉しいことはありません

　

お母さんは、「最近、ハマっているみたいで・・・」とおっしゃっていました

　

うん、これからもガンバって、たくさん宇宙のことを知ってね

分からないことは、いつでも聞きにきてください

　　

彗星をみよう

　

10月20日～21日にかけて、ハートレイ彗星（103P/Hartley）が地球に最接近します

　

ハートレイ彗星は約６年で太陽の周りを回っている短周期彗星です

最接近時には約1800万kmまで近づくと予想されています

最も明るくなった時で、４～６等になると考えられているので、

空の暗いところへ行けば、肉眼で何とか見えるかもしれません

双眼鏡で探せば、見つかる可能性大です

　

この彗星の位置は、10月20日～30日にかけては、ぎょしゃ座～ふたご座

のあたりに見えます。午前０時頃であれば、東の空に見えることになります

ただし、月明りがあるので、観察は明け方に近いほうがより良いでしょう

　

また、国立天文台で「地球に近づくハートレイ彗星を捉えよう」というキャンペーンを

行っていますので、ぜひこちらにも参加してみてください。

　

詳しくはこちらへ

　

　

お月見

　

明日、10月20日（水）はお月見の日です

　

「あれっ！９月にもしたような・・・」と思った方、正解です

　

実は、日本のお月見は２回するのです

９月に行ったものを十五夜、今回のものを十三夜（後の月）といいます

どちらかしかお月見をしないことを片見月といって、縁起が悪いとされています

　

十三夜は別名、豆名月・栗名月と呼ばれ、この頃の旬である豆や栗を供える

のが風習です

　

９月にお月見をされた方は、ぜひ明日もお月見をしてください

　

　

宇宙実験アイディア募集

　

2011年５月から６ヶ月間にわたって、宇宙飛行士の古川聡さんの国際宇宙

ステーション（ISS）への長期滞在が予定され、滞在中に日本の実験棟「きぼう」

で「宇宙ふしぎ実験」が実施されるそうです。

　

宇宙航空研究開発機構（JAXA）では、この実験のアイディアを募集中です。

　

アイディアが選ばれた方には、全員に認定書と記念品が授与され、さらに、

その中の５組は筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制室に招待されるそうです。

　

みなさんも、宇宙でやってほしい実験を考えてみてはいかがでしょうか？

　

詳しくはこちらへ

オリオン座流星群

　

ここのところ、サボりがちで、すいません

　

最近、リクエストが多かったので、流星群の情報を１つ

　

オリオン座流星群が10月22日に極大を迎えます

　　

この流星群は毎年１０月に活動するもので、１時間当たり、１０個ほどが流れます。

ところが、最近は予想を超える出現を見せ、１時間当たり１００個以上流れた年も

ありました。ただ、この活発な活動も今年が最後ではないかと言われ、次に活発に

なるのは約70年後ではないかと考えられています

　
興味がある方は、ぜひ観察にチャレンジしてみてください

21日の夜から、22日の朝にかけて、観察するのが良いと思います

ただし、当日は月が明るく、観測条件としては最悪です