呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

星空散歩(22)

2018-09-28 12:55:40 | 星空の楽しみ方

今日は秋の星空の目印である「秋の四辺形(Great square of Pegasus)」を紹介します。





この四角形はペガスス座の一部(1つはアンドロメダ座の星)で、ちょうど馬の
身体の部分にあたります。1等星はなく、2等星と3等星で出来ていますが、
とても見つけやすい星の並びです。
秋の初めの頃には、夜9時頃に東の空の高いところに見えます。





秋の星座たちのほとんどは1つ神話でつながっており、この話を覚えておくと、
秋にどんな星座たちがあるのかが把握しやすくなります。

その神話とは、「古代エチオピアのケフェウス王の妃であったカシオペア女王は、
娘のアンドロメダ姫の美しさを自慢しすぎたため女神の怒りをかってしまい、
怒りを鎮めるためにお化けくじらの生贄にされそうになったたアンドロメダを
天馬ペガススに跨った勇者ペルセウスが救う」というお話です。

これで、秋の星座たちはバッチリですね。

秋の四辺形から辿れば、たくさんの秋の星座たちを見つけることができるので、
ぜひ、秋の四辺形を見つけられるようになってみてください。


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リュウグウにローバーが着陸

2018-09-26 14:56:10 | 天文ニュース

6月27日に小惑星「リュウグウ」へと到着した探査機「はやぶさ2」
は次々に予定されたミッションを進めています。

9月21日には小型機「ミネルバⅡ1」が分離され、ローバー1A、1B
のリュウグウへの着陸が成功しました。また、自律的に移動をしている
ことも確認されました。

これによって、小惑星に到達したローバーとなるなど、一度に複数の
‟世界初”を達成しました。



はやぶさ2から分離された直後の写真(画像:JAXA)



リュウグウ表面を移動中に撮影された写真(画像:JAXA)



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お月見をしよう

2018-09-22 13:30:24 | 天文台情報

明日(23日)に、「お月見をしよう」を開催します。

今年は9月24日が中秋の名月にあたります。そこで、この時季に合わせ、
月を眺めたり、お月見飾りを作ったりしてお月見を楽しみます。

今回はお月見お団子の代わりにとびしま海道特産のレモンを使った
レモン餅(数量限定:有料)を用意していますので、ぜひ、お月見は
かま天へお越しください。蒲刈のゆるキャラも登場するかも。




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 「お月見をしよう」

  日 時 : 9月23日(日・祝) 19時30分~21時00分

  場 所 : かまがり天体観測館 ※雨天の場合は室内でお月見の話など

  対 象 : どなたでも(予約不要)

  参加費 : 大人200円、小人100円

  備 考 : お月見団子(数量限定:有料)


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星空散歩(21)

2018-09-21 13:15:43 | 星空の楽しみ方

季節の星座を見つけるコツは?

それは目印を覚えることです。
季節ごとに1つずつ目印があるので、それを見つけて、そこから辿っていけば、
他の星座たちを見つけていくことができます。

秋の星座を見つけるための目印は「秋の大四辺形(ペガススの四辺形)」です。
春、夏、冬は三角形ですが、秋だけは四角形なのです。

秋の夜8時頃、頭の真上あたりに、綺麗な四角形が見えます。四角形を作っている
どの星も1等星ではないですが、とても分かりやすい星の並びです。

この四角形はペガスス座のちょうど体の部分にあたります。4つの星のうち1つだけは
ペガスス座の星ではなく、アンドロメダ座の星です。ここがアンドロメダ姫のちょうど
頭の部分にあたります。

では、秋の大四辺形を使って他の星座たちを探してみましょう。四辺形の東側の辺を
南に延ばしていくと1つ明るい星にぶつかります。この白い星はみなみのうお座に
あるフォーマルハウトという1等星です。フォーマルハウトは別名「秋の1つ星」
とも呼ばれ、秋の星空には1等星はこの1つしかありません。

みなみのうお座とペガスス座の間にはみずがめ座があります。みずがめ座の目印は
ベンツ(車)のエンブレムの形をした星の並びが目印です。

今度は四辺形の西の辺を南に延ばしてみましょう。そうすると、明るい星ではない
のですが1つの星にぶつかります。この星はくじら座のデネブ・カイトスです。
くじら座のちょうどしっぽの部分にあたります。

くじら座とペガスス座の間にはVの形をしたうお座があります。

この他、秋の星空にはカシオペア座、ケフェウス座、さんかく座、とかげ座などがあります。

秋の夜空には明るい星は1つしかありませんが、星ではない面白いものが見えます。
その名も“アンドロメダ銀河”。アンドロメダ座のちょうど膝のあたりにあって、ぼうっと
白い雲のように見えます。銀河というのは星が約1000億個集まった集団のことです。
アンドロメダ銀河は人間が(道具を使わずに)見ることのできる世の中で最も遠くにある物体です。



秋の星座の辿り方



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ISSをみよう

2018-09-19 15:39:54 | 星空情報

この1週間は夜に国際宇宙ステーション(ISS)を見るチャンスです。

確認しやすい日時を以下に挙げておきますので、ぜひISSの観察に
チャレンジしてみてください。
(高度20°以上のものを挙げていますので、これよりも低い高度での
通過であれば、他にもいくつかあります。)

見え方は、点滅しない明るい点が空の中を移動していきます。

広島での予報(9月20日~9月25日)は以下のとおりです。
※軌道の関係で多少変わる可能性もあります。

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9月20日 

 時間 : 19時48分~19時50分 

 方角 : 南西~南南西

 高度 : 10°~34°

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9月21日

 時間 : 18時56分~19時01分 

 方角 : 南南西~東南東~東

 高度 : 11°~32°~19°

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9月22日

 時間 : 19時41分~19時45分 

 方角 : 西南西~北西~北

 高度 : 13°~38°~32°

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9月23日

 時間 : 18時48分~18時55分 

 方角 : 南西~西~北東

 高度 : 11°~80°~13°

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9月25日

 時間 : 18時41分~18時47分 

 方角 : 西~北西~北北東

 高度 : 13°~30°~13°

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 「お月見をしよう」

  日 時 : 9月23日(日・祝) 19時30分~21時00分

  場 所 : かまがり天体観測館

  対 象 : どなたでも(予約不要)

  参加費 : 大人200円、小人100円

  備 考 : お月見団子(数量限定:有料)

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