呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

金星と木星が大接近!

2022-04-29 13:44:14 | 星空情報
5月1日(日)に空の中で金星と木星が大接近します。

今回は朝4時30分頃で考えると、0.2°ほどの距離に近付いています。
満月の大きさが約0.5°ですので、望遠鏡でも同一視野に入るほどの超大接近です。

現在、金星が約-4等、木星が約-2等ですので、肉眼でもすぐに見つけられます。
さらに双眼鏡を使えば、数日間は同一視野の中に両方の天体をおさめることができるでしょう。

朝4時~4時30分頃に東からやや南によった位置にとても明るい天体が見えるはずです。
ただし、午前4時で高度は5°ほど、4時30分で高度10°ほどと高度はかなり低いです。
星座でいえば、うお座の方向です。

また、近くには火星や土星も見えますので、あわせて観察にチャレンジしてみてください。

ここまで近くに惑星が接近するのは珍しいことなので、この機会を逃さないようにしてください。

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春の星座をみつけよう

2022-04-28 13:39:25 | 星空の楽しみ方

方角を確認して星空散歩の準備が整えたら、季節の星座を探してみましょう。

大まかに言って、その季節の夜8時、南の空に見えるものがその季節の星座です。

そして、季節ごとに季節の星座を見つける目印があるので、目印を見つけて、
そこから辿っていけば、たくさんの星座を見つけていくことができます。

春の星座を見つけるための目印は「北斗七星」です。

北斗七星は「北の空にある柄杓の形をした七つの星」という意味です。

北斗七星をスプーン(ひしゃく)の形に見た時の柄の部分のカーブを延ばして
いくと、うしかい座のアークトゥールスというオレンジ色をした1等星に辿り
着きます。さらに延ばしていくと、青っぽい色をしたおとめ座のスピカ、
もっと延ばすといびつな四角形のからす座に行きつきます。

これで3つの春の星座が見つかります。

この北斗七星の柄から延ばした線を「春の大曲線」と言います。

次に、アークトゥールス、スピカ、デネボラ(しし座)を結んで「春の大三角」、
春の大三角にコル・カロリ(りょうけん座)を足して「春のダイヤモンド」を
作ります。

これで主な春の星座が見つかります。

ぜひ、探してみてください。



春の星座たち



春の星空の目印

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水星をみよう

2022-04-27 13:20:03 | 星空情報
肉眼で見ることができる惑星は、水星、金星、火星、木星、土星の5つ
です。これらのうちで最も見つけるのが困難なのが水星です。

水星は最も太陽の近くを回る惑星で、地球から見ると、太陽の近くを
行ったり来たりするような動きをするため、常に太陽の近くにあり、
とても見づらい天体です。

そして、4月29日(金・祝)に水星が東方最大離角を迎えます。
この前後数日間ほどが夕方に水星を見るチャンスです。

それでも高度が10°以下とかなり低いので、地平線まで見通せる場所や
高いところに登るなどして、空のかなり低いところが見える場所で観察
すると良いと思います。方角は西南西です。

19時30~20時頃に西北西の空、高度10°~5°ほどのところを探してみましょう。
太陽が沈んだ後であれば、双眼鏡を使った方が見つけやすいです。

また、近くにはプレアデス星団(すばる)もあるので、2天体が近づいて
いる姿を確認するのも面白いと思います。

なかなか見つけづらいと思いますが、水星を自分の目で確認したことがある人は、
そう多くはないと思いますので、ぜひ、この機会に探してみてください。
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惑星が集合!

2022-04-24 12:19:54 | 星空情報

今、明け方の空に惑星が集合しています。

さらに、ここ数日間(27日まで)は月も加わっているので、
とても賑やかです。

午前4時過ぎに東の空を見てみてください。
西側から、土星、火星、金星、(海王星)、木星と並んでいます。

一気に惑星たちを見るチャンスですので、ぜひ早起きをして
惑星観察にチャレンジしてみましょう。

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4月こと座流星群(2022)

2022-04-22 14:43:27 | 星空情報
毎年4月15日頃~25日頃にかけて、4月こと座流星群が出現します。

今年はピークの時間帯が23日の午前4時頃と予想されており、22日夜から23日朝
にかけての観測がおすすめですが、ピークに近い時間帯には月明かりに邪魔される
ので、条件としてはあまりよくありません。

さらに、突発的な出現を示した記録はいくつかあるものの、例年は1時間あたり
数個程度と、もともと活発な流星群ではありません。

観測にチャレンジしてみようと思う方は、しっかりと防寒をして、挑んでみてください。

流れ星を見つける一番良い方法は、楽な体勢で、なるべく空の広い範囲をキョロキョロ
せずにボーッと探すことです。

頭の真上あたりを中心に広い範囲をぼうっと眺めるのが良いでしょう。

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