太陽系外惑星を探査するための衛星である「ケプラー」による観測から、
新たに219個の太陽系外惑星候補が追加されました。これで発見された
候補天体は4,034個となりました。これらのうち、サイズと温度環境が
地球に似ていそうな天体は、約50個もあります。
ケプラーは、恒星の前を惑星が通過する際に明るさが減少すること利用
(トランジット法)してを、太陽系外惑星を探査する衛星で、2009年に
打上げられました。2012年にメインのミッションは完了していますが、
その後も現状で行うことができる新たなミッションに挑戦しています。
ケプラーが見つけた候補天体で、まだ正式に惑星とは確認されていない
約1,700個のうち、かなりの数は実際の惑星の可能性が高いと考えられ
ているので、これから惑星と確定される数はどんどん増えていくと思わ
れます。
統計的なデータが揃っていけば、宇宙にどのくらいの数の惑星があるのか
や地球のような惑星の存在は珍しいのか、それともそうではないのかなど、
たくさんのことを考えられるようになります。
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