呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

秋分(2024)

2024-09-20 13:12:13 | 星空情報

2024年は9月22日が秋分の日です。

「秋分」とは二十四節気の1つで、毎年9月23日頃に訪れます。
しばらく、秋分の日はオリンピック開催の年が9月22日、それ以外が
9月23日にとなりますが、2040年代以降は9月22日が秋分となる年が
増えていきます。

天文学では、太陽が「秋分点」(太陽の通り道と空の赤道が交わる2点
のうちの1つ)を通過する瞬間(太陽の視黄経が180°)を秋分と決めて
います。

秋分の日には昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、日の出、日の入り
の決め方と大気による屈折の影響により、実際には昼のほうが少し長く
なります。また、秋分の日には、太陽は真東から昇り、真西に沈みます。
赤道上にいる人から見ると、太陽は正午に天頂(頭の真上)を通り、
北極点または南極点にいる人から見ると、太陽は地平線と重なるように
動くので、昇ることも沈むこともありません。

この日を境に、夜の長さがどんどん長くなっていきます。
天体観測ができる時間が増えていくということですね。
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海王星が衝(2024)

2024-09-19 13:47:08 | 星空情報

9月21日(土)に海王星が衝を迎えます。

衝とは太陽系の天体が地球から見て太陽の真反対に来ることを
指します。つまり、満月の時の月と同じような位置関係にその
天体が来るということです。この日が満海王星ということです。

これからが海王星の見頃となります。

海王星は現在うお座の方向にあり、8等ほどの明るさなので、
肉眼で確認することはできません。事前に位置を確認し、
双眼鏡や望遠鏡で探せば、見つけ出すことができるでしょう。

ただし、とっても遠くにある天体ですから、望遠鏡を使ったと
しても、大きく拡大することは難しく、特徴的な色が確認できる
程度です。

自分の目で確認してみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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お月見(2024)

2024-09-17 15:10:44 | 星空情報

2024年は9月17日(火)がお月見の日です。

この日の月を「中秋の名月」と呼んだり、「芋名月」と呼んだりします。

“中秋の名月”とは、太陰太陽暦である旧暦の8月15日の月のことで、この日を「中秋」と
呼ぶことから、呼ばれる名です。また、秋(7~9月)のちょうど中頃であることから、
8月を仲秋と呼ぶので、“仲秋の名月”と書かれることもあります。
ちなみに、中秋の名月が必ず満月になるとは限りません(今年は翌日18日が満月)。

この時季は夏の暑さが過ぎ、夜は涼しくなること、空気が澄むこと、月の昇る高さが
ちょうど良いことなどの理由から、観月に最も適した時節とされます。

また、日本では旧暦の9月13日にもお月見をする風習があり、どちらか片方しかお月見
をしないのは“片見月”と言って、縁起が悪いとされますので、今日の月を見たら、次の
月ももう1回、月を眺めてください。2回目のお月見は10月15日(火)です。





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国際お月見ナイト

2024-09-13 13:24:32 | 天文ニュース

9月14日(土)に「国際お月見ナイト 〜世界中で月を見上げて過ごす夜〜」
が開催されます。

国際お月見ナイトとは、月に興味を持っているすべての人が一堂に会す時間です。

目的としては、
 1.月の観望、研究、探査といったことで、世界中の人々を結びつける。
 2.情報、プラットフォーム、およびリソースを提供する。
です。

十五夜の月を眺める「中秋の名月」とは違って、国際お月見ナイトでは、毎年、
9月か10月の上弦近くの欠けた月の観望を実施しています。夕方から宵にかけて
の時間帯に月が出ていて、望遠鏡でクレータなどが見やすいためです。

月に関する催しが世界中で予定されていますので、ぜひこの機会に、月を通して、
世界中の人とつながってみてください。

詳しくはこちらへ

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宇宙の日

2024-09-12 15:43:06 | 天文ニュース

毎年9月12日は「宇宙の日」です。

これは1992年に日本人が初めてスペースシャトルで宇宙に打ち上げられた日を
記念して、一般公募の中から、文部科学省とJAXAが制定しました。

この日を含めた約1ヵ月間は「『宇宙の日』ふれあい月間」となっており、
宇宙関連施設の公開や作文・作画コンテストなどの様々な催しが開催され
ています。

過去には公募による日本人が発見した小惑星への命名も行われていて、
“(6562)たこやき”や“(29431)しじみ”といったユニークな名前が
付けられています。

みなさんもこの期間に宇宙に親しんでみてはいかがでしょうか?
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