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呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

天の川を見るチャンス

2025-08-22 13:05:48 | 星空情報
8月23日(土)に新月をひかえ、今が月明かりに邪魔されずに星空を楽しめる
最適なタイミングです。

夜9時頃、天の川が比較的見やすい位置にありますので、ぜひこの機に天の川
を探してみてください。

天の川を探すコツは、
 (1)夏の大三角を見つける(21時頃にほぼ頭の真上にあります)
 (2)はくちょう座を見つける(十字の形をした星座です)
 (3)はくちょうの飛んでいる方向へ南の空まで辿り、さそり座を見つける
 (4)さそりの尻尾とはくちょうを結んだ線に沿って、天の川があります

このように探せば、きっと天の川を確認することができるでしょう。

ただし、天の川はとても淡いので、なるべく空の暗いところで観察することをおすすめ
します。また、人間の目では写真のようにははっきりと見えず、ぼうっと雲がかかって
いるように見えます。もちろん、晴れていないと見ることはできません。




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夏の大三角を見つけよう

2025-08-20 13:40:57 | 星空の楽しみ方

夏の星空の目印といえば、夏の大三角です。
ぜひ夏休み中に自分の目で見つけてみてください。





こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブという3つの1等星
を結ぶと大きな三角形ができます。これが夏の大三角です。
夏の終わり、21頃には頭の真上あたりに見えます。

3つの星の中で一番明るく輝いているのがベガで、日本では織姫として知られて
いる星です。アルタイルは彦星のことです。彦星は牛を飼うのがお仕事ですので、
空の彦星も飼っている牛を自分の両サイドに連れています。デネブは周りの星を
結ぶと十字ができ、そのてっぺんに位置するの星です。この十字ははくちょう座
の一部で、デネブは“尾”という意味を持ちます。

はくちょうが飛んでいる方向に沿って天の川が流れていますので、はくちょう座
が分かれば、天の川がどこにあるかもすぐに検討がつきます。また、はくちょう
が飛んでいる方向を南へ行くと、さそり座やいて座にあたります。

夏の大三角から辿れば、たくさんの夏の星座たちを見つけることができるので、
ぜひ、夏の大三角を見つけられるようになってみてください。


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水星をみよう

2025-08-17 18:54:42 | 星空情報

肉眼で見ることができる惑星は、水星、金星、火星、木星、土星の5つです。
これらのうちで最も見つけるのが困難なのが水星です。

水星は最も太陽の近くを回る惑星で、地球から見ると、太陽の近くを行ったり来たり
するような動きをするため、常に太陽の近くにあり、とても見づらい天体です。

そして、8月19日(火)に水星が西方最大離角を迎えます。
ここ1週間ほどが明け方に水星を見るチャンスです。

それでも高度が5°以下とかなり低いので、地平線まで見通せる場所や高いところ
に登るなどして、空のかなり低いところが見える場所で観察すると良いと思います。
方角は東北東です。

午前4時30分頃に東の空やや北寄り、高度4°ほどのところを探してみましょう。
太陽が昇る前であれば、双眼鏡を使った方が見つけやすいです。少し高いところ
には金星が、さらに高いところには木星が明るく輝いていますので、これを目安
にすると検討がつけやすくなるかもしれません。

なかなか見つけづらいと思いますが、水星を自分の目で確認したことがある人は、
そう多くはないと思いますので、ぜひ、この機会に探してみてください。
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はくちょう座κ流星群(2025)

2025-08-16 12:46:19 | 星空情報

8月17日(日)にはくちょう座κ流星群が極大日を迎えます。

この流星群はもともとピークでも1時間に数個と小規模の活動を示す流星群なので、
あまり注目とはいえないのと、今年は夜遅くから月明かりに邪魔されてしまいます
ので、条件としてはかなり悪いのですが、せっかくの夏休みですので、少し夜更かし
をされる方は、空を見上げてみてはいかがでしょうか?

おすすめは16日夜~17日明け方です。

また、ついでに夏の大三角など夏の星空散歩も楽しんでみてください。

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夏の星座の見つけかた

2025-08-15 13:11:56 | 星空の楽しみ方

季節の星座を見つけるにはどうしたらよいのでしょう?

それは目印を覚えることです。
季節ごとに1つずつ目印があるので、それを見つけて、そこから辿っていけば、
他の星座たちを見つけていくことができます。

夏の星座を見つけるための目印は「夏の大三角」です。

夏の夜9時頃、頭の真上あたりに、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座
のデネブという3つの明るい星が輝いています。これを結ぶと夏の大三角ができます。

3つの星の中で一番明るいのがベガです。
日本では織姫として知られる星ですね。

ベガよりも南寄りにあるのがアルタイル、北寄りにあるのがデネブです。

次に、はくちょう座を作ってみましょう。
はくちょう座は大きな十字の形をしていて、北十字と呼ばれることもあります。
デネブはこの十字のてっぺんにあります。
(はくちょうの形に見るとデネブははくちょうの尾の部分にあります。)

はくちょう座が作れたら、はくちょうの飛んでいっている方向に空を辿っていきましょう。
そうすると南の空に1つ明るい星が輝いています。この赤い星はさそり座のアンタレスです。
さそり座は釣り針のような形をしており、アンタレスはさそりの心臓あたりにあります。

そして、さそり座の東隣にはいて座があります。
いて座の目印は6つの星でできたスプーンの形をした星の並び南斗六星です。
この他、さそり座の上に乗っかるように大きな将棋の駒のような形をしたへびつかい座、
へびつかいが持つ蛇であるへび座、へびつかいと頭をぶつけるようにしてヘルクレス座、
その西にCの形をしたかんむり座、夏の大三角の中にはや座、東隣にはいるか座があります。



夏の星空の目印



夏の星座たち


夏の夜空と言えば、“天の川(Milky Way)”ですよね。
天の川はどこに見えるのでしょうか?
実は天の川はいて座とはくちょう座を結んだ線に沿って流れています。
このあたりをよく見ると、周りの空よりも白くぼうっとした雲がかかったように見えます。
みなさんも天の川を探してみてくださいね。
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