2024年は9月22日が秋分の日です。
「秋分」とは二十四節気の1つで、毎年9月23日頃に訪れます。
しばらく、秋分の日はオリンピック開催の年が9月22日、それ以外が
9月23日にとなりますが、2040年代以降は9月22日が秋分となる年が
増えていきます。
天文学では、太陽が「秋分点」(太陽の通り道と空の赤道が交わる2点
のうちの1つ)を通過する瞬間(太陽の視黄経が180°)を秋分と決めて
います。
秋分の日には昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、日の出、日の入り
の決め方と大気による屈折の影響により、実際には昼のほうが少し長く
なります。また、秋分の日には、太陽は真東から昇り、真西に沈みます。
赤道上にいる人から見ると、太陽は正午に天頂(頭の真上)を通り、
北極点または南極点にいる人から見ると、太陽は地平線と重なるように
動くので、昇ることも沈むこともありません。
この日を境に、夜の長さがどんどん長くなっていきます。
天体観測ができる時間が増えていくということですね。