呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

春の星空をみよう!

2022-05-20 13:41:11 | 天文ニュース

5月21日(土)~5月30日(月)にGLOBE at Night というキャンペーンが行われます。

これは光害(ひかりがい) の問題を啓発する活動の一環で、決められた日時に夜空を
観察し、星の見え方をインターネットで報告するものです。

光害とは無駄・過剰な人工光によって、星が見えにくくなってしまうことやエネルギー
の浪費、生態系への悪影響、人々の生活・健康への悪影響が発生してしまう問題です。

用意された観察シートに記入するだけなので、誰でも簡単に参加することができます
ので、ぜひ、自分たちが住んでいる街の環境をチェックしてみてください。これから
2週間ほどは月明かりにほとんど邪魔されずに観察ができますので、今がチャンスです。

ちなみに、今回はうしかい座が対象です。

詳しくはこちらへ

近年は人工の光(看板や外灯、ネオンサイン等)が空に漏れているせいで、星が見え
にくくなっています。空に無駄な光が漏れているわけですから、エネルギーも無駄に
なっています。光害の問題が解決できれば、美しい星空を守れるだけでなく、エネル
ギー問題や温暖化問題の解決にも役立つかもしれません。

「電気を付けるな!」とはもちろん言いません(言えません)が、みなさんも、ぜひ
光害を減らす工夫をしてみてください。

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NASA/JAXAのオンライン講演会(高校生向け)

2022-05-19 10:53:33 | 天文ニュース
5月22日(日)に高校生向けのオンライン講演会が開催されます。

NASAとJAXAの研究者が惑星探査や太陽観測,地球観測の最新状況を分かりやすく
お話してくださる予定ですので、興味のある方はぜひご参加ください(要申込)。

現在の予定は、
-----------------------------------------------------------------------
15:30  NASA宇宙科学最前線
      Katherine Calvin(NASA 主任科学者)
      Lori Glaze(NASA 惑星科学部門長)
      Nicola Fox(NASA 太陽物理学部門長)
16:15  JAXA宇宙教育センターから高校生に向けて:地球規模、宇宙視点の考え方
      北川智子(JAXA 宇宙教育センター長)
16:35  JAXA宇宙科学の最前線
      鳥海 森(JAXA 宇宙科学研究所):太陽観測
      村上 豪(JAXA 宇宙科学研究所):水星探査
      与賀田佳澄(JAXA 宇宙科学研究所):リュウグウサンプル
      山地萌果(JAXA 地球観測研究センター):地球観測
17:45  JAXA登壇者を囲む自由交流会 ※現地参加のみ
18:30  イベント終了
-----------------------------------------------------------------------
です。

詳しくはこちらへ

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クイズかま天(28-A)

2022-05-18 13:42:31 | 星空の楽しみ方
さて、クイズかま天(28)の答えです。

Q:これは何座でしょうか?





答えは、
A:かみのけ座(Coma Berenices)





かみのけ座は春の大三角にりょうけん座のコル・カロリを足して作る、
「春のダイヤモンド」のちょうど真ん中あたりに位置しています。
このあたりを肉眼で見ると星がまばらに集まっており、ぼやっとして
見えます。これが髪の毛に見えたのでしょう。

かみのけ座は綺麗な髪の毛を持つことで有名であった女王ベレニケが、
夫が戦いから無事に帰還したことに感謝して、神様に捧げたものです。

英語の表記では、ちゃんと「ベレニケの髪の毛」となっています。


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天の川銀河のブラックホール!!

2022-05-13 14:32:46 | 天文ニュース

史上2例目となる、ブラックホール(BH)の写真撮影に成功しました!
※正確にはブラックホールシャドウの写真です。

2017年4月5日~14日にイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)によって行われた観測の結果、
私たちが住む天の川銀河の中心にあるBHの影が捉えられました。



捉えられたブラックホールシャドウ(画像: EHT Collaboration)


天の川銀河の中心には、SgrA*(いて座エースター)と呼ばれる、非常に重くコンパクトな電波天体
があることが知られており、間接的な証拠からBHの可能性が高いことが分かっていました。

そして、今回発表された結果から、SgrA*がBHであることが直接的に示されました。

BH自体からは光(電磁波)が出てきませんが、周囲のガスなどから出ている光がBHの近くを通ると、
重力によって曲げられ、BHの影(ブラックホールシャドウ)が作り出されます。

今回撮影されたブラックホールの実際の大きさはおよそ1200万km(ブラックホールシャドウはその
数倍)、質量は太陽の400万倍もありますが、SgrA*は地球から約3万光年の距離にあるため、見かけ
の大きさは月に置いたドーナツを見分けられるほどの相当の視力が発揮できる望遠鏡がないと捉える
ことができませんでした。そのため、VLBIという手法を用いて、世界各地の8つの電波望遠鏡を結んだ
観測ネットワークを作り、地球サイズの仮想的な望遠鏡によって観測が行われました。

天の川銀河の中心方向にあるプラズマやBHの(周囲の)時間変動などの影響で、結果を出すには
相当な困難がありましたが、たくさんのアイディアで、時間をかけて、データの検討、校正、処理、
議論などが行われた結果、今回の成果が導き出されました。



観測に使用された望遠鏡たち(画像: NRAO/AUI/NSF)


今後は、2018年、2021年、2022年に行われた観測データの画像化とそれらを用いた研究や継続的な
観測、また、観測に参加する望遠鏡の数を増やしたり、観測波長を短くしたり、装置やアルゴリズム
の改良を行ったりすることで、さらにパワーアップを図ることが進められています。

予算さえつけば、望遠鏡を宇宙に置くことで、もっとすごい解像度を得ることができるかもしれません。

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皆既月食(2022年5月16日)

2022-05-12 13:55:02 | 星空情報

5月16日(月)のお昼に皆既月食が起きます。

ただし、今回は日本からは見ることができず、アメリカやヨーロッパ、
アフリカで見ることができます。見たい方はインターネット中継等で
ご覧いただけると思います。

時間は、
 11時28分:部分食の開始
 12時29分:皆既食の開始
 13時54分:皆既食の終了
 14時55分:部分食の終了
です。

月食とは宇宙にのびている地球の影に月が入ってしまい、月にあたる太陽
の光が遮られてしまう現象のことです。影に月の全体が入ってしまうもの
を皆既月食、一部分だけが入ってしまうものを部分月食と呼んでいます。

月食が起きる時は必ず満月となります。

また、皆既中は地球の大気によって太陽の赤い光が大きく曲げられ地球の
影の中に入って来るので、月が真っ赤になって見えます。

次回、日本で皆既月食が見られるのは、半年後の2022年11月8日です。

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