呉市かまがり天体観測館

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秋の星空の目印

2021-11-25 13:57:42 | 星空の楽しみ方

月食から約1週間。

しばらくはちょうどよい時間帯に月明かりに邪魔されず、
星空散歩を楽しむことができる時期です。

夜8時頃、南の空には秋の星座たちが見えます。
西にはまだ夏の大三角が残っており、東からは冬の星座が
昇ってこようとしているところです。

では、秋の星空の目印である「秋の四辺形(Great square of Pegasus)」を見つけてみましょう。





この四角形はペガスス座の一部(1つはアンドロメダ座の星)で、ちょうど馬の
身体の部分にあたります。1等星はなく、2等星と3等星で出来ていますが、
とても見つけやすい星の並びです。
秋の終わりの頃には、夜8時頃に頭の真上あたりに見えます。





秋の星座たちのほとんどは1つ神話でつながっており、この話を覚えておくと、
秋にどんな星座たちがあるのかが把握しやすくなります。

その神話とは、「古代エチオピアのケフェウス王の妃であったカシオペア女王は、
娘のアンドロメダ姫の美しさを自慢しすぎたため女神の怒りをかってしまい、
怒りを鎮めるためにお化けくじらの生贄にされそうになったたアンドロメダを
天馬ペガススに跨った勇者ペルセウスが救う」というお話です。

これで、秋の星座たちはバッチリですね。

秋の四辺形から辿れば、たくさんの秋の星座たちを見つけることができるので、
ぜひ、秋の四辺形を見つけられるようになってみてください。
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