さて、クイズかま天(34)の答えです。
Q:北極星は何座にあるでしょう?
答えは、
A:こぐま座(Ursa Minor)
こぐま座は星を結んでいくと小さな北斗七星のような形ができます。北極星はちょうど
ひしゃくの柄の先端(こぐまの尻尾の先)に位置している星です。、神話では大神ゼウス
によって、熊に変えられた青年アルカスの姿です。ある日、ヘラの嫉妬によってく熊に
かえられた母親のカリストと森で出会ったアルカスは相手が母親だと分からず、矢を射
ようとしたことから、親子が殺し合うことを憐れんだ大神ゼウスが、アルカスも熊の姿
に変え、空に放り投げて星座にしたものです。空に放り投げる時に、しっぽをつかんで
投げたので、普通の熊よりもしっぽが長いのだといわれています。
北極星とは、地球の回転軸を北側に伸ばしていったところ(天の北極)の一番近くに
ある星のことです。現在はポラリスという名前の星が北極星となっていますが、歳差
と呼ばれる軸の運動によって、天の北極の位置が変わるため、時代によって北極星は
変わってゆきます。例えば、これから1万年くらい経つと、織姫であること座のベガ
が北極星になります。もちろん、過去には違う星を北極星として呼んでいた時代があり
ました。
北極星の見つけ方を参考にぜひ探してみてください。