呉市かまがり天体観測館

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春の星座をみつけよう

2024-05-08 13:35:44 | 星空の楽しみ方

今日は新月です。
新月の日は一晩中月明かりに邪魔されずに星空を観察することができます。

では、うまく星座を見つけるにはどうしたらよいでしょうか?

星空を散歩する時に、まずやることは方角を確認することです。

では、次にやることは何でしょうか?
それは、体を南に向けることです。

季節の星座という言葉がありますね。これは「その季節の夜8時頃に南の空に
見える星座」のことを指しています。といっても、かなり広い範囲に広がって
いますし、ある日突然、季節の星座が変わるわけではないので、およそ夜8時、
およそ南ということです。

ですから、南を中心に星座を探せば、比較的見つけやすい、有名な星座たちを
眺めることができます。

今の季節なら、夜8時に南の空を見れば、春の星座たちが輝いているということ
になります。(最近は夜8時はまだ空が暗くなりきっていないので、夜9時頃が
おすすめです。)
南に春の星座、西に冬の星座、東に夏の星座という具合です。

方角を確認して星空散歩の準備が整えたら、季節の星座を探してみましょう。

季節ごとに季節の星座を見つける目印があるので、目印を見つけて、そこから
辿っていけば、たくさんの星座を見つけていくことができます。

春の星座を見つけるための目印は「北斗七星」です。

北斗七星は「北の空にある柄杓の形をした七つの星」という意味です。

北斗七星をスプーン(ひしゃく)の形に見た時の柄の部分のカーブを延ばして
いくと、うしかい座のアークトゥールスというオレンジ色をした1等星に辿り
着きます。さらに延ばしていくと、青っぽい色をしたおとめ座のスピカ、
もっと延ばすといびつな四角形のからす座に行きつきます。

これで3つの春の星座が見つかります。

この北斗七星の柄から延ばした線を「春の大曲線」と言います。

次に、アークトゥールス、スピカ、デネボラ(しし座)を結んで「春の大三角」、
春の大三角にコル・カロリ(りょうけん座)を足して「春のダイヤモンド」を
作ります。

これで主な春の星座が見つかります。

今が星空散歩にはよいタイミングです。
ぜひ、探してみてください。



春の星座たち



春の星空の目印

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