星空を見る時に最初にすることは「方角を確認する」ことです。
星を使って、方角を知るには“北極星(Polaris)”という名前の星を見つければOKです。
他の星は時間が経つと東から西へと動いていきますが、この北極星だけは北の空にあって
1年中昼も夜も動きません。
ところが、北極星は1つの星ですから、たくさんの星の中から1つだけを見極めるという
のはとても難しいです。ですから、北極星を見つけるための目印が空にはあります。
目印は2つあって、1つは北斗七星、もう1つはカシオペヤ座です。
なぜ、2つもあるのかと言うと、季節や時間帯によってはどちらかが山の向こうに沈んで
いるなどして、見えないことがあるからです。
春から夏にかけては北斗七星、秋から冬にかけてはカシオペヤ座を使うのが便利なので、
今回は‟北斗七星(Big Dipper)”を使った北極星の見つけ方をご紹介します。
北斗七星はおおぐま座のちょうど尻尾の部分にあたり、スプーンの形に星が並んでいます
(北斗七星とは「北にあるひしゃくの形をした七つの星」という意味です)。
下の図のような星の並びを探し、スプーンの柄とは反対側にある2つの星(指極星と言い
ます)を結びます。その線をスプーンの表側に向かって延ばしていくと1つの星にぶつかり
ます。これが北極星です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/b0/b49485256b13e89ab55e8ffbaf4b42a6.jpg)
9日が新月ですので、これから2週間ほどは月明かりにあまり邪魔されずに星を見ることが
できます。暗い星に惑わされることのないように注意して、ぜひ北極星を見つけてみてください。
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