呉市かまがり天体観測館

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HST、34周年

2024-04-25 14:24:08 | 星空の楽しみ方
2024年4月24日(水)、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が打ち上げから34周年を迎えました。

HSTは口径が2.4m、地上から約600kmのところを周回しながら宇宙を観測し、私たちが
驚くような宇宙像をたくさん届け続けてくれています。

毎年、4月24日の記念日にはお祝い画像を公開しており、今回は、



(画像:NASA, ESA, STScI)


です。

これは小あれい星雲(M76/NGC 650・651)と呼ばれている天体です。
ペルセウス座の方向にある星の残骸で(距離:約3400光年)、太陽と同じくらいの重さの星が
一生を終えた後の姿と考えられています。超新星爆発を起こしたわけではなく、周囲に見えて
いるガスは一生の最終段階で膨れ上がった際にまき散らされたもので、赤色は窒素、青色は
酸素によるものです。また、中心部分には白色矮星と呼ばれる、星だった時の芯が残されて
います。

ワクワクする画像ですね。

HSTの後継機であるジェームズウェブ宇宙望遠鏡も大活躍していますし、今後も新しい
宇宙の様子が届くのが楽しみです。
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