「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳西麓原村(10) ララ家からパクチーを頂き、原村野菜カレー

2023-07-21 15:02:32 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
また別の日の午前中。

外気温は17度だね。まあ、こんなもんだ。


前から気になっていたのはここ(黄色の破線で囲ったところ)。



公道にナラの枝葉がかなりはみ出ている。

こんな山の中だから、地面から遥か高いところで公道にはみ出るのはよくある話だ。しかし地面から2~3mとなると、ちょっと話が違う。

宅配便や建築用の小型トラックにその枝葉が引っかかる。もう少し低くなると乗用車やニンゲンの顔にもかかる。それで何かトラブルがあると、その枝葉を伸ばす木の根元がある敷地の所有者の責任が問われる。

何度か過去に専門の業者さんに大きな枝は剪定してもらった。しかし今回のは軽いものだ。自分で切ってみよう。鋸と剪定ばさみを使う。


まずは最初の1本。


結構面倒ですよ。

山荘には脚立がない。だから垂れ下がった枝の先っぽをまずは手で捕えて、それを下へ引っ張り、枝をグッと曲げて抑えて、そこを切る。

面倒ねえ。


残念ながらこのナラの木は我が山荘の敷地内のものなのだ。

①がナラ。②の左にあるのが境界杭で、そこから延びる黄色い破線が隣地との境界線。左側が私の土地で、右側が隣地。したがって①のナラは私のものであり、その枝葉については私に責任がある。


低い部分についてはスパッと切りましょう。


これで完成かな。


ちょっと切り口が汚い(↓)けれど、いいでしょ。


これくらいのこと我慢してよね。

道路に近いばかりに枝を切られてしまったナラ。


ララ家からパクチーをたくさんいただいた。


ララちゃんとは、原村に住むゴールデンリトリバーの女の子のこと。その飼い主のご夫婦をララ家と呼びましょう。

こちらがララちゃん。これは半年ほど前にドガティ君とララちゃんがたまたま原村で遭遇した時の画像。


ララ家のパクチーと合わせて野菜のカレーをつくろう。

パプリカ、ズッキーニ―、茄子。夏を感じる野菜だね。


諏訪市産の茄子。


原村産のズッキーニ。


どこだか知らないが、長野県産のパプリカ。


冷蔵庫からいつものスパイス・パウダーを出して来る。豆板醤もね。


茅野市産のニンニクも、どこかのショウガも残りがある。


どこから来たか知らないが、Aコープ原村店で購入したトマト。


信州産タマネギ。


さらにララ家のパクチー。

ララ家からもらったパクチーは多いので半分に分けて、残りは保存する。残りは鎌倉に持ち帰ることにした。


それはまた後日、冷やし豆乳担々うどんと一緒に食べることになる。

くどいけど、こちらがララちゃん。

右がララちゃんで、左がドガティ君。いちいち説明する必要ないかしら。


野菜を適当な大きさに切る。


トマトも切る。


パクチーもね。


お米を洗いましょう。


オリーブオイル、塩、ターメリック・パウダーを加える。


そして炊いておく。

スパイスはご覧のとおりだ。

ターメリック、コリアンダー、クミン、シナモン、塩。それだけだ。


いつもの小さなキッチン。


これが楽しいのよ。

炒める、炒める。


スパイスと塩。


ひみつの(?)調味料を用意。


八ヶ岳山麓の水も用意する。


煮込む。調味料も入れる。


野菜を揚げる。


それも投入する。


茄子だけは最後にしましょう。

溶けやすいからね。

あとで茄子を投入。


奥様とドガティ君はお昼寝中。


出来ました。

ララ家のパクチー。


信州の野菜だらけのカレー。


これがまたおいしいのだ。

お米も信州産。


サラダも食べて、体内は野菜だらけだよ。


ララ家様、ありがとうございました。

パクチーを満喫しました。とてもしっかりと香る立派なパクチーでした。

またしばらくしたら、このブログでララ家のパクチーが出てきます。



これはララ家とドガティ家(=我が家)の半年ほど前の散歩風景。



ララちゃん、またね。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(9) コンチャ・イ・トロのワインと鶏モモ肉のマヨオイ焼き、そして日本の資産運用ビジネスおよび田村魚菜

2023-07-20 12:08:17 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
ブラジル産若鶏モモ肉100g当り99円。安いよね。


余計な脂を切り落としましょう。


そして、表裏フォークでブスブスと穴を開ける。

酒、豆板醤、オイスターソース、マヨネーズ、ニンニク(を擦る)。


それらをブレンドしましょう。


そこに鶏モモ肉を漬けましょう。


2~3時間も漬ければ大丈夫。

この日の朝の日経新聞は政府の資産運用立国宣言がトップ記事だった。


日経新聞は日本の資産運用ビジネスについて否定的だ。

「国内資産運用会社の多くは銀行や証券、保険会社の一部門に過ぎず、投信は親会社が販売手数料を稼ぐ材料にすぎない」と書いてある(赤線の部分)。



また同じ記事の別の部分では「国内資産運用会社の投信を運用しているのは、それらから委託を受けた外資系資産運用会社であることが多く、その場合、国内資産運用会社は自分では運用していないことになる」とも指摘していた。

つまり(それがすべてではないものの)国内資産運用会社は自分で運用せず、外資系に運用してもらった運用商品を中継ぎする形で国内の顧客に提供しているが、それは顧客のためというよりは、親会社である銀行、証券、生保の手数料稼ぎのために行っているということになる。

そうだとすると、顧客は親会社である日本の金融機関とその子会社である国内資産運用に、まったく不必要な多額の手数料を落としているということになる。そんなことを止めて、手数料がゼロに近いネット証券を使い、外資系資産運用会社のファンドを直接購入した方が、顧客は格安に投資が出来る。下の画像に写っている世界第二位のバンガード社のファンドなんて年間運用手数料が資産額の0.1%未満のものだらけである。

今や日本の資産運用会社は運用資産残高で比較すると、欧米のそれに大きく劣後して、トップの野村アセットですら、54位などと書いてある。


まあ、大きければ優れた運用をするとは限らないけどね。分野にもよるが、むしろ優れた運用は小さい運用会社でないと出来ないことがある。

さて鶏肉がブラジル産なら、ワインはチリ産だ。

今日は南米の日だね。

コンビニのローソンだけで売られているコンチャ・イ・トロ(チリの巨大ワイナリー)のシリーズがある。お値段も格安だ。税込み598円だったかな。


原村に来る途中のローソン小淵沢インター店で、買ってみた。


ちょっと飲んでみた。


これはコンチャ・イ・トロの最廉価版シリーズのラベルを貼り替えたものなのかな?

価格的には完全にそうだよね。

気になったので、山荘に置いてあった1999年の季刊誌Winartを引っ張りだして来た。


ほらね。1999と書いてありますでしょ。



この季刊誌が当時のチリワインの紹介をしている。

チリのワイナリーがズラッと並ぶが、最初がコンチャ・イ・トロである。


1990年代の後半は欧州以外のワインが続々と日本に紹介された時期だった。

これを見て驚いた。


1999年の(メルシャンの)小売希望価格は、現在の実勢価格より高かったりする。

驚きでしょう。チリのワインは、日本での関税が今世紀に入ってゼロになったからね。それが大きいのだろう。

売れ筋のディアブロのラベルは、1999年も今もあまり変わらないね(↓)。


こういうのを見せつけられると、日本の新興ワイナリーが競争するのって、大変だなあと思う。


西友富士見店で新しいフライパンを買って来た。


中国で生産され、和平フレイズという会社が日本で販売している。


新潟県燕市だって。

金属製の食器や調理器の生産が多い街だね。

フライパンは以前から山荘にもある(画像の真ん中)。



黒い鉄製のオーソドックスなものだ。


魚菜誂と書いてある。


これは半世紀近く前の製品だが、今も生産され、販売されているよ。

田村魚菜という有名料理家が当初のデザインに係ったんだろうねえ。

かつて私の母が使っていたものだ。いいんだけど、ちょっとササッと調理するには不便なのだ。大きくて、焦げ付きやすく、錆びやすい(笑)



外では妻がドガティ君をお相手中。


1日中でも遊んでいるワンコ。


私は山荘に先に戻って作業を継続。


やがて遊びも終わって妻とドガティ君が帰って来た。


原村の農場でできたトマト。



これでサラダをつくりましょう。


さらにコンチャ・イ・トロのワインを飲む。


漬けた鶏肉を時々ひっくり返している。


疲れた妻とドガティ君は一緒に昼寝(笑)。


Pascoのマフィンを焼きましょう。


サラダを盛り付け。


では焼きますよ。

皮目から。


マフィンを焼き始めるのは数分後。


焦げ付きやすいので、そんなに火は強くしない。


ひっくり返す。


切ってみる。


ちょっとまだ早かったな。

そのままフライパンに戻して、蓋をしたいが蓋が無い。

仕方がないな。サイズが足りないが、とにかくあるもので蓋をする。


焼きあがりが遅くなったので、その間にまた飲む。


出来た!


あらまあ、おいしいわ。


酒、豆板醤、オイスターソース、マヨネーズ、ニンニクのタレに長々と漬けただけあるねえ。

安いブラジルのチキンに、安いチリのワイン。


楽しいランチ。


まだまだ続く八ヶ岳西麓滞在記です。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(8) 古くなったジーンズ、鹿、コインランドリー、西友富士見店、荒川じんぺいさん

2023-07-19 12:06:20 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
長年履き続けているLeeのジーンズ。

表面がかなりこすれてるね。膝を触ると薄くなっているのがわかる。

裾はよく擦れるのでかなり傷んでいることは前から分かっていたが、先日、お尻に小さく穴が開いていることに気づいた。


シャツもジーンズも、着ている間にも擦れて痛むんだけど、洗濯でも痛むよね。

徹底的な環境保護論者でパタゴニア創業者のシュイナードさん。



ひとつの服を長年にわたって着ることも大事だが、その服の(メーカーによる)生産工程、(顧客による)選択や洗濯にあたっても環境汚染問題に敏感であることが大事だと彼は訴える。

衣料が洗濯機の中で揉まれて、その繊維が衣料から分離すると、その繊維は排水に混じる。純粋なコットンやウール等以外の繊維はマイクロプラスチックのゴミにもなる。細かい網で洗濯機からすくいあげると、毎回の洗濯でもそれはかなりの量になるはずだ。

不潔に聞こえるかもしれないが、汗をかいてもいないのに洗濯をあまり頻繁にしないことだね。そしてシャツでもジーンズでも、買う段階で素材を選ぶことが重要だ。



矛盾するようだが、私は洗濯へ行く(笑)。

原村の林の中から、隣の富士見町の中心部へ。



またいつものコインランドリーへ。

3日分の洗濯物を大きなバッグに詰めた。


まだ朝の5:45頃だ。


夏至を過ぎて少しだからすでに明るいね。

これが真冬だったら、寒いし暗いしで涙がちょちょぎれるところだ。



三井の森すずらん平のメイン・ストリートを下る。


八ヶ岳美術館(「ヤツビ」とも言う)前を通過する。


前方に鹿二頭を発見したので、かなり手前で停車した。


ズームを使ってみてみましょう。

二頭とも、こちらを見ているね。



左の小さい方の鹿が後ろを何度も振り返っている。


こういう時は左手の林の中に、まだ仲間の鹿が何頭か残っているのだとよく言われるが、さてどうなのか。

やがて二頭の鹿は右手に去る。


しかし後続の鹿がいる気配はないね。

ゆっくりとクルマを動かして、現場を通過。

鹿って、横から突然出て来ることがあるからね。

このあたりは最大時速が50kmに規制されているが、その規制を守っていても鹿と衝突するリスクは大きいのだ。


このあたりをめちゃくちゃな速度で走り抜けるクルマが多いのだけれど、それは止めておきましょうよ。あまりに危険だ。

ズームラインを下る。


中新田南交差点を左折。


すぐに現れる三叉路を右折。

すると原村と富士見町の境界が現れる。

手前が原村で、向こうが富士見町だ。


どちらも信州だ。

しかし富士見町の標識の左手向うに見えていて、雲を被っているのは甲斐駒ヶ岳だ。

「文字通り甲州の山だ!」なんて記述もあるがそれは間違いで、甲斐駒の西側は信州である(笑)。東側は甲州だけどね。つまり私は今信州にいて、そこから甲州側の甲斐駒(甲斐駒の東側)を見ているが、その向うには甲斐駒の西麓が広がり、そこはまた信州なのだ。

新・洗濯生活コインランドリーに到着したよ。


私が目指した大きな水槽(左の水槽)はすでに誰かに使用されていた。


そこで右側のを使う。乾燥機能の時間延長を頼む。


洗濯物を洗濯機に頼んで私は西友富士見店へ。


横には諏訪信金富士見東支店。原村にも支店があるね。


地域密着型の金融機関だ。

鎌倉にも湘南信金なんてのがある。

私も湘南信金には口座を持っているよ。


年金相談にも応じてくれるらしい。なんで金曜日だけなんだろ。


「年金給付を10倍にするにはどうしたらいいですか?」なんて相談にものってくれるのだろうか?

諏訪地域のソウルフードの一種とも言えるテンホウ。


ここの駐車場で毎週火曜日と水曜日に荒川じんぺいさんがコーヒーの屋台を出しているらしい。


荒川じんぺいさんと言えばアウトドアの遊びを広く紹介した人。

著書も多数だ。八ヶ岳山麓の住人でもある。


ではそろそろ、西友富士見店へ入りましょう。


ここで食材を購入。

それから再びコインランドリーへ。忙しいのだ。


いつもこのパターンだな。予定時刻どおりに来てもまだ洗濯している。


あと7分だ。


それが終わってからもさらに冷却時間がある。

やがて洗濯が終了。


洗濯ものを詰め込んで出発。

中新田南交差点へ戻る。


ズームラインを上る。


今回は鹿はいないようだね。


快適なドライブが続く。

ここは特に慎重にね。また鹿が飛び出して来るかもしれないから。


はい、山荘に戻りました。


朝早くから行動しているが、まだ朝の7時半だ。

時間を得した気分だね。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(7) 孤独のグルメ / 長野県Aコープのおあじはいかがで、たこ飯 + キュウリと豚肉の四川風炒め

2023-07-18 13:47:26 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
まずはこのブログの昨日の状況から。

昨日24時間のこのブログのページ別閲覧数は以下のとおりだった。

普通はブログのトップページや、個別投稿では新しい投稿ほど閲覧数が多くなる。しかし昨日は閲覧数で第9位に古い投稿が入った(オレンジ色のところ)。



テレビドラマの孤独のグルメで有名になった三ちゃん食堂へ昨年私が行き、そこで有名なネギ肉イタメを食べたが、それがまたおいしくて、私は自宅でそれを再現し、食べてみたのだ。

そういう内容の、まあ言ってみればどうでもいい記事なんだが、昨日17日には59回それが再生されていることを発見。見てくださった方、どうもありがとうございます。16日にテレビで孤独のグルメの三ちゃん食堂編が再放送されたそうで、その結果がこれなのだ。

さて、話は本題へ。

妻が楽しみにしているおあじはいかが。長野県Aコープが店舗内で無料で配布する月刊レシピ集だ。


今日はこの中にあるレシピを使って簡単ランチ。

まずはお米を炊く。北信州のこしひかり。


たこ飯をつくるのだ。


きゅうりと豚肉の四川風炒めもつくる。


キュウリもニンニクもご近所で作られたものである。


豚肉も信州産。


たこも信州産だ!・・・なんてことは絶対ない。モーリタニア産だ。


最近すごく価格が上昇したと思えるもののひとつが、輸入のたこだね。

以前ははるかに安かった。これじゃパエリアが気楽に楽しめないじゃないか。

これを小さく切る。


ニンニクをみじん切り。

ショウガは細く切る。


蛸はごらんのとおり。


神渡を飲む。


料理には使わない(笑)。ただ飲むだけ。

キュウリを切る。


一口大ね。

豚バラ肉も大き過ぎるのは適当な長さに切りましょう。


豆板醤を使うよ。


たこはショウガと一緒に、砂糖、塩、醤油、水を入れて軽く煮るだけ。


カンタンですねえ。

これをもうちょっと煮詰めて、あとで炊き立てのごはんに混ぜればいい。


油を中華鍋に入れて豚肉をシッカリと炒める。


先ほどのタコを鍋の中身ごと炊飯器に入れてごはんと混ぜる。


中華鍋に、ニンニクを加える。


そこにキュウリも加えて炒める。


レシピにはないが、ちょっと醤油を垂らした。


その後豆板醤を入れる。


鶏ガラスープの素を加えて和える。


山椒を加えてさらに和える。


完成、おあじはいかがのたこ飯、キュウリと豚肉の四川風炒め物。


カンタンでおいしいたこ飯だね。


こちらの炒め物も山椒や豆板醤が効いて、結構刺激的だ。


おあじはいかがは、Aコープの食材や調味料の販売促進を目的に発刊されているのだろうが、我が家はそれに大きく貢献している。

こうやっておあじはいかがを紹介し、Aコープで食材を購入し、調理し、それをまたブログに書いている。



長野県Aコープは私を表彰してもいいくらいだね(笑)。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(6) 山荘に籠っていろいろ

2023-07-17 12:10:12 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
散歩に出たらちょっと雨に降られた。

大した雨じゃなかったけど。

濡れたドガティ君をタオルで拭いて、電気ストーブを使う。


朝から天気が悪い。

終日こんな様子らしいよ。


雨もそんなに嫌じゃない。

気温も低いから、蒸し蒸しするという感覚がないのだ。


雨の音だけが響いて、鳥や蝉の声が聞こえない。

それがまたいいんだよねー。

食卓の近くの窓を通して見えるこの風景が、私は好きなんだなぁ~。


四半世紀前から変わらない風景。厳密に言えば変わっているけどね。

ベトナム製(だったと思う)のお箸。とても重い素材で、黒檀かと思われる。

ポイントは貝が貼り付けてあるところだ。


この箸(の貝)を見るといつも思い出す、昔の小学生が作った短歌がある。

きらきらと
貝の輝く
若狭塗り
お箸を買って
父母の土産に

修学旅行で若狭地方(福井県)へ行った小学生が、貝を貼り付けた若狭塗りのお箸を両親へのお土産として購入した体験を詠んだ作品である。まず「きらきらと」という始まり方がいい。平易な言葉ではあるけれど、そこで最初に読み手をグッと引き込む力が感じられる。そしてそれを詠んで行くに従い「そうか、ご両親へのお土産にこの子はお箸を買ったのだな」と読み手は最後に理解し、心が温かくなり、安心する。落ち着くところに落ち着くのだ。

おそらくその小学生は、お土産を買った経験などそれまでなかったのではないだろうか。加えてわずかなお小遣いしかなかったに違いない。それでも懸命に金額の計算をして両親にお土産を買う時の、ちょっと大人になったような気分。自宅で自分の帰りを待っている両親への思い。子供のそうした優しさ、心遣いがこの歌からにじみ出ているではないか。

何度詠んでも、良く出来た作品である。

これは何を隠そう、いや、隠す必要もないが、半世紀以上前の私の作品なのであ~る(だから、どうした?)。失礼しました。


雨に濡れたドガティ君だが、タオルで濡れたからだを拭いてもらい、やがて完全に乾いたところで、お昼寝。


この子は抱っこが好きなワンコである。

抱っこに好き嫌いついては、ワンコの個体差が大きい。

人懐っこい子でも、抱っこが好きなこもいれば、そうでない子もいる。


ドガティ君は抱っこされたまま、時々周囲をチェックしている。


私はドガティ君を抱っこしたまま読書。

雨だからね。何もすることがないの。

以前ご紹介した本である。リンボウ先生が古今東西の歌の詞を独自の視点から分析するめちゃくちゃ楽しい本だ。


山荘に持ち込み、読み残している部分を読む。

遠くへ行きたい♪って歌をご存じでしょう?


知らない方はこちら(↓)をどうぞ。

遠くへ行きたい♪

あの永六輔の作詞だ。

リンボウ先生はあまり永六輔が作詞した作品を評価していないようだ。通俗だと感じるらしい。

しかしこの遠くへ行きたいという歌については、リンボウ先生自身の旅というものへの考え方と重なる部分が多く、高く評価しておられるらしい。


リンボウ先生は宿こそ予約するものの、それ以外はなんら決めずに、偶然性の旅とも言うべきものを愛する人のようだ。

そう言えばリンボウ先生には「どこへも行かない」旅なんて著書もある。私が好きな本だ。

因みに私は旅行には出かけない。ただ原村に行くのみ。出張では海外も含めいろんなところに行ったが、個人生活では山荘に行くのみだ。楽だからね。旅行はとても疲れると思う。

「旅行しないなんて、好奇心を捨てたも同然じゃないか?」とおっしゃる方も多くおられましょう。でも私はそうは思わないのだ。旅行しないと好奇心が満たせないなんてことはない。内外の遠い観光地を旅行して慌ただしくいろんなものを見ることと、隣近所でも23区内でも生まれ故郷でもいいがとにかく身近な場所で人々の暮らしや建物や風景を細かく観察することを比べれば、後者の方が私には好奇心を掻き立てられることなのである。


この本(↑)は面白いですよ。かなり変わった本だけど。

この本は、英国の過去のツーリズムに関して、多くのページを割いている。

その中には「あえて」歩いて旅する人々について書かれた部分がある。


18世紀くらいまでは、英国人の間でも欧州旅行なんて大金持ちのすることだった。鉄道は存在せず、途中はどこも田舎道であり盗賊もいるので、馬あるいは馬車に乗って延々と旅行するのが一般的で、そんなことは貧乏人では出来なかった。

しかしそれをあえて徒歩で行うことが始まった。途中に数多くの発見があるからだ。馬車で走っていては途中の面白いものをほぼ全部見逃してしまう。


例えて言えば・・・名古屋って恐ろしく面白い街であり、そこまで新幹線あるいはクルマで行って、名古屋を仔細に見るのは愉快だ。日本の真ん中に自分たちが位置していると名古屋市民は強く意識しているらしい。だから街の中が不思議な言葉に溢れている。中京なんて言葉が正にそうだ。中日新聞、中日ドラゴンズなんてのもあるね。「セントラル」という言葉が地下街やタクシー会社の名前にもなっている。名古屋駅前には英国みたいに、ミッドランドなんて名前のビルもある。セントレア空港なんてすごい名前まで付けちゃった。なんでも真ん中な名古屋だ、おめでとう!(笑)。

名古屋は食べ物もすごい。個々の食材や調味料は日本中でありふれたものであり珍しくもないものが多いのだが、よその地域では決して組み合わせないような大胆な食材の組合せを楽しむお土地柄だ。あんかけスパゲティとかみそカツとかホイップクリーム&餡とか・・・、とにかくすごい。それがまたおいしいのだ。「えりゃーことうみゃーていかんわ」と感心する。そして「どうしてこの組み合わせを名古屋人は思いついたのだろう?」と考えるのがまた面白い。



だがしかし・・・それはそれでめちゃくちゃ面白いのだけれど、鎌倉から小田原経由で途中を全部すっ飛ばして新幹線で名古屋までわざわざ行かなくても、例えば鎌倉からすぐの小田原あたりでも同じような経験はたくさん出来る。「へぇ~小田原ってこうなってるんだ」みたいなことがいっぱいある。

ただ街中を歩けばいいだけだ。極端なことを言えば、小田原さえ行く必要はない。鎌倉の隣の藤沢市だって、市内を歩き倒し細かく観察すれば、似たような経験はたくさん出来る。


街、田舎あるいは観光地をミクロに観察する楽しみって、それがどこの場所であっても同じようなものだ。そう考えると、別に交通費や宿泊費を払って遠くへ行かないといけないわけではなく、突き詰めれば、そして自分にやる気さえあれば、自宅の近所を歩くだけでも十分楽しいはずということになる。

それに同意できる人なら、別に旅行に出かける必要はないということにもなる。


自分が住む市町村の隣の市町村の道路のうち、99%をまだ自分の足で歩いたことがないという人が多いはずだ。その意味では、隣の市町村の道路も、ナイロビやシドニーやエジンバラの道路も似たようなものだ。先ほどの歌の出だしは「知らない街を歩いてみたい・・・」なのだが、あなたの自宅の近所にも、あなたの「知らない通り」は溢れている。そこを歩けばいい。

なんて憎まれ口をたたいていると叱られそうだ。しかしまあとにかく私は旅行は苦手なので、鎌倉と八ヶ岳の往復しかしていない。

ほら、このウリハダカエデの幹って見ただけで「瓜の肌」でしょう。こんなのを見ているだけで面白いのです。


相変わらず誰も来ない、我が山荘前の道路。


この道路は実は巨大な盛土の上にある。別荘地をじっと見ているうちに気づいた。さすが三井不動産で、しっかり工事してあるわー(工事は三井建設。現在の三井住友建設)。説明するとかなり面白いし今後別荘を買おうとする人の役に立つと思うのだが、それはまた今度ね。

話がかなり長くなるからね。


それではまた次回。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(5) いつもの農場へ♪

2023-07-16 15:28:04 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
山荘の小さな玄関。

「おとーさん、そろそろ散歩へ行きましょう」


はい、ごもっともです。

そろそろ行きましょう。



ドガティ君もクルマに乗って。


これから行く目的地もすぐだよ。

高原の道路を抜けましょう。


すぐに到着。

農場(八ヶ岳中央農業実践大学校)の広場だ。


今日も遊ぶぞぉ~♪

毎回同じような記事ばかりだね~。


今日のボールは何?

これでぇ~す。


走りまくるドガティ君。

おかーさんと遊ぶ。


毎日楽しいね。

ドガティ君がよく知る原村の農場。


春にムクドリに引っぺがされた芝生もかなり修復されている。


あちこちに、その痕跡は残っているけどね。


今日は誰もいません。

遊び放題なのでぇ~す。



どんどん走ろう、ドガティ君貸し切りの運動場。

ボールをかみかみ。


そしてまたボールを追う。楽しいねえ。


ドガティ君が得意とする空中浮遊。ピョン!


ボールを替えましょう。

次は豚さん。


「あーー、ボクは豚さんが好きなんだなぁ~」


豚さんを徹底的に噛むぞ。


原村のこの広場って、本当に気持ちがいいね。

毎日こんな生活ならいいのになー。

・・・そういうわけには行きませんね(^^;;


白いヤマボウシ。


ピンクのもあるよ。


まだ豚さんを噛んでいる。飽きないオトコ。


おかーさんが、何やら指導中。


それではそろそろ買い物に行きましょう。



農場はいろいろ売っていますよ。

みなさん、ここに遊びに来て、そしてなんでも買ってくださいね。


花の苗もいつも売っている。


たくさんあるんですよ。

ぜひよろしくお願いします。


定番のマリーゴールドもたくさんあるし。


私は野菜売場へ行く。

キュウリと小型のトマトを購入。


野菜は毎日必要だもんね。

ここもいろいろと経緯があって、今はちとせアグリべースってところが、運営を担っているらしい。


今年度からの話だ。

みなさん、行ってみてね。


面白そうな企業だ。ちょっと調べてみましょう。



ホームページはこちら:

では帰りましょう。

ドガティ君、楽しかったですか?


Aコープ原村店へ立ち寄る。



夜はトワイニングのティーバッグでも楽しみましょう。


ここは標高が高い。

計算すると、沸点は95度程度までしか上がらない。


茹で卵も紅茶も、ちょっと長い時間が必要になる。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(4) つけ麺を広東麺にする@標高1,600m ♪

2023-07-15 14:05:56 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
また別の日の朝。

ドガティ君の散歩も終わってから朝ごはん。


で、今回の問題はつけ麺。

私はつけ麺が苦手だ(だったらなぜ買う?)。

ところがランチには、つけ麺しかない。


この山荘から、ランチの食材を買いに出かけるのは大変だ。

クルマを10kmほど走らせないと買い物は出来ない。

午前11時。

まずは冷静になって本搾りを飲もう。


なぜつけ麺が苦手かと言うと、おいしいスープに麺をつけるだけでスープの大半を残してしまうところにある。

できればおいしいスープを少しは味わいたい。出来れば広東麺的こってり味で。

そこで・・・


1.豚肉をごま油で炒める。
2.つけ麺付属の魚介類エキスの液体スープを1/3だけ使う。
3.2.にオイスターソースや中華だしを加えてスープを作る。
4.3.のスープの中で1.を煮る。野菜も加えて煮る。
5.片栗粉でスープにとろみをつける。
6.麺を茹でる。
7.全部盛り付けて胡椒をかけて食べる。

そんなことをやってみましょう。

野菜はミックスもやしを使用する。簡単だからね。


ネギを切る。


信州産豚肉は値下げ品を確保する。


お安いものではないからね。

値下げ歓迎。十分キレイだよ。


ごま油を入れて、しっかり火を入れて。


何でも中華鍋だ。


そこに八ヶ岳西麓の水を注ごう。


そして煮る。


必要な調味料たち。


ごま油はすでに使ったね。

スープにはオイスターソースと鶏がらだしを加える。

片栗粉はあとで使う。

ドガティ君が匂いを嗅ぎつけて寄って来る。


でも彼に差し上げるものはないのだよ(* ´艸`)クスクス

神渡(みわたり)を飲む。


この酒蔵で一番安い普及版の酒だ。

酒蔵の一番安い酒を飲むと、なんとなくその酒蔵のスタイルが分かる。

神渡を生産するのは豊島屋さん。鎌倉の鳩サブレの豊島屋さんじゃないよ。

諏訪地域(諏訪の六市町村の中の岡谷市)の豊島屋さんでね、現在ではガソリンスタンドやその他燃料関係ビジネスを手広く手掛け、神渡という酒も造る岡谷市を代表する企業だ。


いろいろと経緯があったのでしょう。恐ろしく地元に根差した企業で、私は応援したいのだ~。

地元の酒を育てるのは文化みたいなものだからね。

片栗粉を用意する。


これを水で溶いておく。

スープの中に野菜を突っ込む。そして煮る。


そろそろ麺を茹でましょう。


しばらくはコンロ2つで煮る作業が続く。


さてこれで出来上がりだ。


麺を入れ、盛り付け、スープを注ぐ。

とろぉ~り、とろぉ~り、と片栗粉が効いて中華だしやオイスターソースが香るコッテリスープ。


でも元々のつけ麺の魚介類醤油スープも存在感あり。

あぁ~、おいしいわ。


山の中のキッチンで楽しい調理♪

【つづく】


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八ヶ岳西麓原村(3) 八ヶ岳クラフト市から帰る、Rivian Autmotiveの復活、そして朝の散歩

2023-07-14 20:04:55 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
同じような話が毎度ダラダラ続く八ヶ岳山麓の滞在記。

5年前のこのブログの投稿を見ても、きっと内容は同じようなものだと思うよ。

我々の山荘暮らしって、四半世紀前からずっと同じようなもんだ。

さて、我々は八ヶ岳クラフト市から戻った。


もう夕方だ。

あとは晩御飯を軽く食べて風呂に入り、寝るだけ。


その前に、やっと手に入れたチューハイをお見せしましょう。

素滴しぼり白ぶどう。果汁100%という珍しい飲み物。


もうこうなると、罪悪感ゼロだね(ホンマか?)。

だって果汁100%ですよ。誰もがこれを毎日飲み続けるべきだ。

Aコープのミルクチョコも食べちゃう。


その後晩御飯を食べて、風呂に入り、寝た。

涼しいので布団かぶって寝る。原村のてっぺんの夏は、いつも快適だ。

************************* 以下は、翌朝のこと ****************************

朝は5時前後に起床。


山麓滞在2日目、7月8日の朝だ。

ってことは、米国東海岸の時間だと前日7月7日の夕方、証券取引所の株式取引が終了する頃だ。

Nasdaq市場(新興企業やIT系企業が多い市場)は弱く終了しそう。


しかし我らのRivian Automotive(米国の新興電気自動車メーカー)の株価は、その1週間前あたりから急に元気になって来ていた。

そしてこの日は1日でなんと+14.25%も株価を上昇させた(下の画像で、赤い破線で囲ったところ)。

そして引け後の取引ではそこからさらに+1.01%も上昇(黄色の破線で囲ったところ)。まるでロケットのような上昇が続いていた。


素晴らしいね。毎日10%以上上がってくれたまえ。

私は同社株を持っている。ただし、取得価格ははるか高い水準なので、これくらい上がっても、焼け石に水なんだが(笑)。どうしましょ。。。

それではRivianも上がったことだし、朝早くから機嫌よく散歩に出かけましょう。


寝ている間に雨が降ったみたいだ。

別荘地内では、ヤマボウシが見事だった。


きれいだよね。

低地から高地まで育てやすい木である、ヤマボウシ。


以前立派な樹医さんとお話したことがあって、その方は「ヤマボウシって本当にいい木だし丈夫だから、樹種選びで人から相談されるとよく推薦する」とおっしゃっていた。

この日の早朝の外気温は15~16度くらい。

寒いのでパーカーが必要。


これが昼過ぎには23度くらいまで上昇した。

別荘地内をどんどん下がる。


ドガティ君は「昨日のクラフト市の方が面白かったです」と言う。


ノロノロとしか進まないドガティ君。

今回の滞在中は、別荘地内であまり犬を見かけなかった。ゼロではなかったけどね。

この散歩の時はまったくいなかったな。

顔見知りでないワンコが現れると、ドガティ君ももうちょっと活性化するんだが。


このドウダンツツジ(↓)はよく育っているね。晩秋には真っ赤になって我々を楽しませてくれることでしょう。


私もドウダンツツジを山荘の敷地に植えたいなあと思ったが、ある程度刈り込みをしないとキレイに維持できないらしく、あきらめた。

そんなにタイミングよく山荘に行けないからね。


あ、ここにもヤマボウシ。


見事だねぇ。

こちらにも。



今がこのあたりの、ヤマボウシのベストシーズンかしら。

三井不動産別荘地しゃくなげの丘という長ったらしい名前の別荘地の一番下(西の端)の道がこれだ。



誰も通らないのに、やたら広い道路。

たまーーに、クルマや人が通る。

だけど早朝の散歩時間はほとんど誰も見かけない。



ドガティ君にとっても退屈な散歩。

だれにも会わない。ボール遊びもしない。

「せめて路上の雑草の香りでも嗅ごうか」


「あぁ~、つまんない」



退屈そうに歩いている。

また、ヤマボウシ。



モミの大木に戦いを挑むがごとくのナラの木。


ナラがモミの下から伸びて来て、ナラがその枝葉をモミの枝葉の上に被せて行く。

あまり見ない光景だね。

これが面白い。なんだ、こりゃ?


画像検索すると、イタチハギという北米原産の植物の一種らしい。

危険な外来種とみなされているとのこと。

おそろしいやつなのね。


我々は今アルピコのこけもも平という別荘地を歩いている。

別荘地の側溝を延々と設置するのも大変だね。これを見てそう思うわ。

しかも道路が弧を描いている。


コンクリート製U字溝の①と②を少し斜めにつないで、③>④にして側溝全体を少しずつ右へ曲げて行くという微妙な工事。


これ(↓)は先ほどの画像と同じだが、その作業を延々とやると、キレイに弧を描く側溝が出来る。


スウェーデンハウスが建つらしい。


柄は取り除き、逆さにした竹ぼうきを立てたものは飾り?

エクステリアの一種か?? スウェーデンの工事現場の習慣で、これをするといい家が建つという言い伝えが、彼の国ではあるとか?(笑)

いつもなら真正面に阿弥陀岳が見えるんだが、曇天でこの日は見えなかった。


こけもも平の別荘地内に昔からある巨岩。


うちの山荘の敷地にもかなりデカいのがゴロゴロしているよ。

こちらはこけもも平の上水道施設。


道路から見た時に、白いコンクリート製建物と白いフェンスの目隠しとなることを意図して植えられたと思しきモミの木が等間隔で並んでいる。

しかしモミの木は水平にも垂直にも大きくなる。フェンスと公道の間はわずかしか距離がない。その狭いスペースに植えられ大きく水平に広がり始めたモミの木の枝は全部切り落とされてしまい、モミの木はご覧のとおりとなり、上の方に枝を残すだけで、目隠しの用をまったくなしていない。


フェンスも建物も丸見えだ。

下の方の枝を全部切り落とされたモミの木が等間隔で並ぶという不思議な景色になっている。


このように(↓)、枝が公道に長くはみ出る。


宅配便のトラックなど背の高いクルマはこれを避けて進むしかない。

敢えて今後何かやるとしたら、生垣に適した樹種を選び植え直して、それをきっちり管理するしかないねえ。

ドガティ君はここでボール遊びがしたいらしい。こういうところは自らサッサと進む。自分勝手。


妻がドガティ君の相手をする。


私は先に帰って、朝ごはんの用意をしましょうか。



【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(2) 八ヶ岳クラフト市と森の散歩

2023-07-13 20:30:24 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
「さて、今日はどこに連れてってもらえるのかなぁ~?」


クルマは高原の道路を走る。


10分もかからない。目的地にはすぐ到着する。

「ここ、ボクはよく知ってます、自然文化園です」


この日はここで八ヶ岳クラフト市が開催されていた。

それを見に来たのだ。

今年のはかなり大規模だ。


昔から原村ではクラフト市が開催されている。

開催されない時もあった。

規模も大きくなったり、小さくなったり。場所も変化して来た。

主催者も変化しているのかねぇ?


主催者をちゃんと調べたことがないので、私にはそれが同じなのか変化しているのかよくわからないが。

クラフト市のウェブサイトを見ると、出展者は全国からやって来ている。


出展者の中には、ずいぶん遠いところからやって来る人もいる。

商品をクルマに積み、そのクルマを運転して原村までやって来るのだ。高速道路料金やガソリン代も負担して、出店料金も払って、自身の宿泊料金や食費も負担(クラフト市は3日連続開催された)して、大変な商売ですねえ。


木工作家さんのお店。

このイス(↓)なんて見事ですよ。お値段も見事(笑)。


ドガティ君はお店を見るのが好きだ。


お店を見るというより、お店に入るのが好きなのだ。

というより、もっと正確に言うと、別にお店でなくてもよくって、囲われた場所あるいは建物の中に入るのが好きなのだ。

よそのワンコと挨拶。


商品を傷つけてもいけないので、ドガティ君を抱っこして商品を見学。


革靴職人さんの店。


ガラス工芸のお店。


いかにもこの場所に相応しい、女性向けの服を売るお店。


これ(↓)が珍しい。


アイスクリームとタコ焼きという異色の組合せで出店だ。


以前職場の近くに、焼き鳥と寿司を食べさせる飲食店があったけど、それに近いな。

高原の木陰で昼寝するおっちゃん2人。気持ちよさそうね。


ドガティ君もよろしければどうぞ。木陰で昼寝してもいいんだよ。


山梨県のkiki craft。木製の小物がズラッと並んでいる。


渋いねぇ。実はちょっと関心あり。

クラフト市が開催されていない時、この部分(↓)は本来ならワンコ進入不可の場所だ。

なのでお店を拝見するために、ドガティ君を抱っこして入っている。


「ボクはどうして抱っこされてるのだろぉ・・・」


自然文化園に慣れているドガティ君だが、今日はいつもと様相が違い、お店が並び人も多いので、ドガティ君は驚いている。


これ、おにぎりを置く皿なんだろうね。


これはマヨネーズをつける皿? あたりめでも食べる時に使うものか??



これはどういう目的で使うのだろう?


良く出来ているよ。


目玉焼きにチョコレートのビスケット。


こちらは普通のビスケット。


ストウブのような鋳物を想像させる陶器。


見事な芝生を維持しておられる担当者さん。


この広さでこれだけのレベルの芝生を保つのは、並大抵じゃないね。

またワンコ仲間と遭遇してご挨拶。


大きさは違うが、色は似ている。

いつも私が観察している木に到達。


ズミの木にヤドリギが寄生しているのだ。


いつ見ても面白いでしょ。


ヤドリギを拡大しましょう。


逞しい生き方。

ヤドリギってすごい。よその木の幹にいきなり寄生するんだもんなあ。

ここから森へ入る。

鎌倉だととてもそんなことする気になれない季節だが、原村なら平気だ。


森の奥へ。

ここもドガティ君がよく知っている道だ。


「はい、ボクはここへ何度も来ています」

「いろんな匂いがして面白いです」


もっとみんなで頻繁にこのイスに座らないと、近いうちに全面が苔に覆われそうだ。


「そうでしょうか?」


過去に何度も渡ったことがある橋を渡る。


我々は自然文化園駐車場(右)から来て、八ヶ岳農場直売所(左)へ向かっている。


鎖をはずして、左の扉を動かして、扉の向こう側に行き、また扉を閉め、鎖をかける。


阿弥陀岳を拝む。


農場の草地に到着。

ドガティ君はここに来るとボール遊びが出来ると思っている。


そういう時に彼がする顔がこんな顔だ。

口を半ば開いて、うれしそうにする。

これでもうれしそうな顔なのだ(笑)。


ボールを出して投げてあげる。


ボールを咥えて走る。


斜面を走って上る。


斜面を全力で走って上るのは、相当キツイらしい。

あとでゼエゼエしているからね。


ドガティ君を待たせて、妻が遠くへボールを持って行き、そこからボールを向うへ投げてドガティ君に長い距離を走らせてボールをとらせる。


そのボールを妻が取返し、今度はこちらへ向かって投げる。

ボールは速いが、ドガティ君はそれを上回るスピードで走り、ボールに追いつく。


我々はクルマが置いてあるクラフト市まで、また戻らなければならない。

クラフト市まではかなりの距離があるので、ボール遊びはこれで終了しましょう。

「ボクは嫌です」


「ボクはもっとボール遊びがしたいですぅ~~~!」


と駄々をこねたところで、結局ボール遊びは終了。


もと来た道を戻る。

橋を渡ってね。


クラフト市の駐車場はもうすぐだ。


どうでしたか? 楽しかったですか?」


原村のAコープ。

ここで晩御飯にお惣菜を買って、明日の朝食べるものも買いましょう。


そして山荘へ戻る。

冷たいレモンサワーを飲んで休憩!


【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(1) 霧の湘南を抜けて原村へ移動、朝の原村のてっぺんは寒かった

2023-07-12 20:53:52 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
7月7日(金)の早朝に我々夫婦とドガティ君は鎌倉を脱出、八ヶ岳西麓へ移動した。

5泊6日を涼しい八ヶ岳西麓で過ごして、7月12日(水)にはまた鎌倉に戻った。

これ(↓)は出発時に撮影した画像だ。

七里ガ浜住宅地内、七里ガ浜小学校前交差点。


霧ですねぇ。

海沿いの国道134号線。普段は左前に江ノ島が見えるはずだが、何も見えない。


茅ヶ崎海岸ICから有料道路へ。


霧が濃いね。慎重に運転しましょう。


・・・と思ったが、どうも霧が出たのは海沿いの地区だけで、同じ茅ヶ崎でも内陸に少し入ると、霧はなし。


圏央道に入る我々は左へ入りましょう。

間違うと大変なので、いつも「左、左、左」とつぶやきながら走る。

ここも左ね。


圏央道を抜けると八王子JCTで中央道に接続する。

ここも左だ。一番左ね。


ここも左。

いつも左。八王子や新宿や青梅へ行ってはいけません。

川口湖、甲府方面ね。


ここで中央道へ合流する。


今後は中央道を距離で100kmくらい走る。

山を越え、甲府盆地を西進しやがて北上する。


大きな岩が見える。岩殿山だ(↓)。


ここは大月市(山梨県)だ。

夏になると高い気温を記録することで有名な場所。

そしてやがて笹子トンネルに入る。


笹子トンネル内で渋滞。いやだねぇ。。。気持ち悪い。

10年ほど前の笹子トンネル事故、ご記憶でしょうか?

笹子トンネル内の天井板が次々と崩落。クルマはひしゃげ、火災が発生し、数多くの人が無残な姿でお亡くなりになった。

その後その天井板は全部剥がしたままで今に至る。つまり最初からそんな天井板は不要だったということだ。

設計が悪いのかメンテナンスが悪いのか。たぶん両方だろうね。


裁判が行われ、中日本高速道路株式会社とその子会社は企業として遺族に賠償金を支払った。

一方その役員ら個人の責任を問う裁判も行われたが、その責任までは認められなかった。

笹子トンネルを抜けると道は下りになり、甲府盆地が見えて来る。

中央道は最初西へ向かうが、その後大きく方向を北へ変える。

やがて八ヶ岳連峰が見えて来る。


徐々に近づく八ヶ岳。


小淵沢ICで中央道を下りる。


小淵沢は現在は山梨県北杜市の一部。

ここはまだ山梨県なのだ。



途中でローソン小淵沢インター店へ寄る。


朝ごはんをまだ何も食べていないので、朝ごはんを買う。ついでに昼ごはんも買う。

山荘到着直後は時間もないし、用事もあるし、疲れてもいるので、カンタンに食べられるものばかりを買う。


買い物が終わったら高原の道路(鉢巻道路)を行く。

現在では県境になっている甲六川を渡ると、長野県に入る。

そこは長野県諏訪郡富士見町である。


次に立場川を渡ると原村(長野県諏訪郡原村)に入る。


ここまでで自宅から183kmくらいかな。

そこから2~3km走ると、三井の森の入口に到着する。


我が山荘はそこから2.5kmくらいだ。

やっと着いたよ。



まずはクルマを停めて、持って来た荷物を山荘に全部持ち込む作業にとりかかる。

それが大変だ。

えっちらおっちら。ここは涼しいからまだいいけどね。


荷物の搬入が終わったら、周囲をぐるっと見て回る。

倒木はないか、浄化槽のモーターは稼働しているか、不審なものは落ちてないか、外水栓が開けられているなんてことはないか、プロパンガスや給湯器に異常はないか等を見て回るのだ。


これ(↓)は山荘を東から見たところ。


小さいでしょ?(笑) 山荘なんて小さく簡素な方がいいよ。

寝て起きて食べて。それが出来れば十分。大きな山荘になるほど、維持が大変になり、固定資産税も高くつく。

ぐるっと見て回ったが、特に異常はないね。

山荘前の道路。緑が濃い。夏だねぇ。


まだ朝早いのでカッコウやホトトギスが鳴いている。


鎌倉から来ると、涼しいわ。天国だね。

木陰が多いことが山荘周辺の気温にも大きく影響する。仮に地面がアスファルトで覆われていたとしても、終日陰になっているところなら涼しい。木陰が多いほど良いのだ。

しかし一方で木陰が多いということは、倒木のリスクが高いということでもあるね。それを嫌って敷地内の木をほとんど伐採してしまう山荘の新築工事も最近では多い。


朝ごはんはローソンのおにぎり。


焼きおにぎりにわかめごはん。


さらに信州らしく牛乳パン。


牛乳が入ったパンが挟んでいるのは、ミルククリームでそこにも牛乳が入っている。


ミルククリームとはなにか?

下の画像にある、成分の説明をご覧ください。


製造しているのは株式会社信州シキシマだ。

山荘の中は冷え切っているので、電気ストーブを稼働させる。


やがて気温が20度ほどに上昇する。


ここまで来ると、安心。

なんだかんだしているとすぐに昼ごはんの時間。

ローソンのカレーとローソンのごはんをレンチンしたカレーライスを妻が食べる。


私は電子レンジで冷凍炒飯。

これもローソンで買ったものだ。


京都を本拠地とするラーメン店の天下一品。

ラーメンのスープはこってりとあっさりの二択だが、店舗によってはその中間をオーダーできる。私はその中間のスープってのが好きだ。

これはラーメンではなく、そのこってりスープを使って味付けした炒飯。


なかなかおいしいね。

【つづく】

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