「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

鎌倉五山第三位の寿福寺へ

2023-07-04 00:00:07 | あちこち見て歩く
暑くなって来ると聴きたくなる久石譲さんの音楽。

Joe Hisaishi : Studio Ghibli Experience, Part 1


奥様が長谷に用事があり立ち寄って、その後は江戸の実家へ両親のお世話に出かけると言うので、クルマでお見送り。


長谷寺前の交差点はいつも渋滞だ。


若宮大路方向へ向かうがそこの下馬交差点がまた渋滞。



若宮大路は海岸と鶴岡八幡宮を直線的につなぐ。

それを横切るのが私が今いる道だ。

下馬交差点のすぐ先にJR横須賀線の踏切(↓の画像の中心やや右寄り)があり、そこの遮断機が下りている間はクルマが並んで、直進も難しくなる。

下の画像の状態なら、この下馬交差点を渡って、なんとかあと1~2台が直進出来るかどうかだ。それがもし一杯になると前が青信号でもクルマは直進出来ず、そうなると後ろは渋滞が続くことになる。


鎌倉市民は結構苦労しているのよ。そんなわけで、若宮大路を北上する(↑の画像でいうと右から来る)クルマは、ここで右折することが出来ないようになっている。画像中央の赤い信号の左に青い標識があるでしょう?右から来たクルマはそのまま直進するか、左折するかのどちらかしか選択できないのだ。

しかし私が見ている目の前で右折したクルマがいて、しっかり脇に控えていた警察官に注意され、そのままちょっと離れたところに連れて行かれていた。罰金だね。

ここからは徒歩だ。


若宮大路を北上し、途中でJR横須賀線を横ぎり、JRの西側である今小路を行く。


ここは鎌倉市の中心、御成町。


やがて山が見えて来るよ。


すると扇ガ谷。


私が住みたいところね(笑)。

結の蔵とかいう建物で、酒蔵を移築したらしい。


でも私は入ったことがないんだな(笑)。

暑いのでなるべく日陰を通る。



これ何?

こんなのあったっけ?

自転車屋さんらしい。Glory Packers。


調べるととてもまっとうな、そして本格的な自転車屋さんみたいだよ。

ホームページを読んでいると、「自転車を買うなら、このお店で買いたい!」と思ったわ。店主さんの自転車への思い入れが感じられた。

私が住む鎌倉市七里ガ浜東に店主さんは生まれ育ち、愛知県で創業した、その後こちらに移転して来られたみたいだ。


昨年の開店らしい。

いろんな人生があるねぇ。


この先が本日の私の目的地だ。


しかしその前に左手の神社へ。

八坂大神。


京都みたいだね(笑)。

京都の八坂神社なんてもう半世紀以上行ってないな。


巨木が2本。


特に左のがすごい。

幹全体が根元から斜めになってしまい、伸ばした枝がまた太い。

そしてそれを支柱が助けている。


ケヤキの老木かと思ったが違うみたいだ。


葉がかなり大きく、ツヤツヤしている。


どうもこれはタブの木のようだね。

お参りして、その次へ。


お隣(北)へ向かう。


ご存じの方も多いであろう寿福寺へ。


なぜか夏になると来たくなるお寺だ。

鎌倉駅から近くて大きいお寺さんなのに静かであるということがポイントかな。

妙本寺と同じだね。ここはおカネの匂いがしないのだ。おカネは好きだけど(笑)、お寺はそうでない方がいい。


義朝(源頼朝のお父さん)と縁があるね。


義朝は私がかつて住んでいた逗子市沼間にも居城を持っていた。

当時は沼浜(ぬはま)と言ったらしいよ。

昔はどこでもそうなんだろうが、海がもっと陸地奥まで迫り、現在の逗子中心部である市の西部の低地は海に浸かり、東部の平坦地は陸地だったが湿地帯だったらしい。

逗子の話はともかく、寿福寺の詳細はこちらをどうぞ。


さて、境内へ。


御朱印を集めることが流行なのだろうね。

私は御朱印を頂くなんてしたことがないのでよく知らなかったが、寿福寺は御朱印を求める人に冷淡であることで有名らしい。ネット上で御朱印ファンの多くが「寿福寺ってちょっとやだー」とコメントしている。


御朱印がほしいみなさん、気をつけてください。

お寺も忙しいからね。

このお寺は総門から中門に向けての石畳もいいんだけど、その左側が良い(って細かいけど)。


水が流れておりましてね。


常にチョロチョロと。

こちらが中門。


右手を見ると(↓)、あぁ、いいですね。


でもここにも御朱印に関する注意書きが(笑)。


御朱印ファンのみなさん、くれぐれもお気をつけて。

さて、奥へ進みましょう。


政子(頼朝の妻)と実朝(頼朝の次男)の墓。


ドロドロした鎌倉幕府の歴史の中の正統派というのかな、とにかく中心である北条家の政子。

長男が脇へやられて自動的に権力者となった次男の実朝。


仏殿の横を通り抜ける。


ここも扇ガ谷。私がいつかは住みたい扇ガ谷。


さらに奥へ。


右手は竹林。ここも通過するだけ。


いろいろ書いてある。小さいのと大きいの。


でもそれでも十分ではないみたいで、さらに貼り紙。


このあたりは寿福寺の土地が貸し出されているのだろうねえ。

セットバックもされておらず幅の細い土の道路に面して、分割されたこともなさそうな敷地に家が並ぶ。


どうぞこのまま♪なんて歌があったが、この場所はこのままにしてもらいたいわ。

売却され、セットバックされ、分割されという鎌倉はもう止めて。

どんどん奥へ。


墓の詳細を見学するツアー?(笑)。


ミクロな鎌倉見学。いいですねえ。

石工の心遣いや細かいワザが楽しめるかもよ。

この季節は、晴れれば陽射しはかなり強いよ。


奥へ奥へと進むと、いくらでも出て来る墓。

歩いて歩いて。


十字に作った外国人の墓も(↓の画像の左手)。


政子の供養塔があり・・・


実朝の供養塔もあり。



頼家って気の毒。

若過ぎるままその地位に着いてしまい、でも何が何だかわからないうちにその地位を失ったでしょうね。

まあでもね、そもそも世襲って止めましょうよ。日本の政治家も、上場企業も、某N国も。ろくなことにならない。


相続税率100%賛成。みんな自分で生きましょう。

しかしよく削ったなぁ。


重機のない時代にね。

すごいものだ。


見学もそろそろ終わりにしましょう。


墓の中を、逆方向に向かう。


さきほど上って来た階段を下る。


いつ来ても雰囲気があるね。

寿福寺大好き。

駅から近い、大きい、静か。この三要素があるからね。


おまけにここから源氏山公園に入れるよ。


しかしこの季節はあまり入りたくない環境だ(↓)。


蚊に刺されまくりそうだね。

よくこの大木が生えているね。ずれ落ちもせず。


根を一生懸命伸ばしている。

私の好きな岩のトンネル。


向うに見えるのは扇ガ谷の住宅地。

いいですねぇ、扇ガ谷。


緑滴るとはこのこと。

横浜市中区山手町か、鎌倉市扇ガ谷。さあ、住むのはどっちに?(笑)


ここも掘った跡だね。


どうしようと思ってここまで掘ったのか。

ここから境内に戻るよ。


先に観た総門と中門の間だ。ここを真っ直ぐ歩けばまた外の世界。


これもまた先に見た水路。


外に向かって流れて行く。


総門を出た。

公道に沿ってある溝に、寿福寺の境内から流れ出た水が注ぐ。


こんな溝(↓)なんですがね。


この場所は海側(南)が山側(北)よりも高いらしく、この溝の中の水は南から北に向かって流れている。

知らなかったわぁ~。

そしてここで道路の下の管に流れ込む。


その管はこの先の扇ガ谷踏切(↓)の方へ向かうみたい。


これね(↓)。


そしてこの川に奥でつながっているみたいよ。


この川はその後暗渠になり、やがて滑川につながり、そのまま海へ注ぐ。

寿福寺の境内を流れた水は滑川経由相模湾に注ぐのでした。


まあ、このあたりは広範囲に、流れはたいてい滑川へとつながるんだけどね。

さて市内中心部へ向かいましょう。


こんな道を抜けながらね。


ご存じ小町通りへ。


みんな前見て歩いてね。日傘さして横に二人並んで止まったり、日傘を左右に動かしたりしないでね。危ないから。

買おうかなどうしようかな?と思う粟大福。


結局買わずじまい。

鎌倉東急ストアで買い物して帰りましょう。


買い物済ませて、東急ストアの駐車場。


この土地はおそらく、本覚寺さんの持ち物なんだろうね。

稲村ヶ崎へ向かってずっと渋滞。動きません。。。



以上、お久しぶりの寿福寺でした。
コメント (20)
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