「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

建長寺は開山忌、オレンジページのレシピでモヤシを食べる@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2023-07-24 10:29:18 | あちこち見て歩く
昨日と今日は鎌倉五山第一位の建長寺の開山忌。

以下の画像は昨日撮影したもの。

今日は一層華やかなはずだ。いろんなお寺からご住職たちが建長寺へ駆けつけて来るだろうからね。

開山忌は建長寺のビッグ・イベント。建長寺を開いた蘭渓道隆様(中国から来られた高僧)の大法要である。

いつ見ても立派な三門(山門)。初めて来た人はみな圧倒されるよね。


右手には鐘楼(↓)。開山二年後の1255年に制作された梵鐘で、国宝だ。



美しいよね。その奥に嵩山門が見えている。

こちら(↓)が仏殿だ。普段は開山した蘭渓道隆様の坐像がここにあるのだが、開山忌には、ここを出て法堂へ移動し、また戻ることになる。


こちら(↓)が先ほどチラッと見えた嵩山門。この奥に小方丈(ご住職の住むところ)がある。


この画像(↓)の右手が、先ほど話に出た法堂だ。



さて、話は急に変わる。

皆さまよくご存じのオレンジページのレシピ。

格安で簡単なレシピがたくさん紹介されている。


オレンジページって元々はスーパーのダイエーの出版部門だ。

ウン10年前に、ダイエーの食料品や調味料の販売促進を目的として、つくられたのだと思う。

当時長期にわたり、ダイエーのマークはこれだった。イメージカラーはオレンジで、ダイエーはなんでもオレンジ色を使っていた。



我が家にも古いレシピ本がある。

23年前の本だ。


これもまたオレンジページ。


ダイエーの営業を側面から支えるものであって、主目的がそっちだから、レシピ本の価格は当時からしても安かった。


サカエ薬局(ダイエー創業者の中内功さんのお父様、中内栄さんの名前に由来する)から始まり、中内功さんが始めた友愛薬局は神戸の高架下に生まれ、私が子供の頃はそれがまだあった。

その後大栄薬品工業をつくり、そこから主婦の店ダイエーが出来て、やがて巨大化し、電化製品の安売りに当時としては革新的な挑戦をし、安売りに慣れてなかった松下電器(現パナソニック)と戦うなどして、ダイエーは日本最大のスーパーとして発展し続ける。

しかし1990年代に入り傷つき、やがてイオングループの一員に。

1970年代後半から1980年代初め、私がいた神戸の三宮なんてダイエー村の様相を呈していた。大きな店があるなあと思って、調べると資本がダイエーだったりしたもんだ。

私の家からすぐのところには中内功さんの弟さんの豪邸があった。弟さんは神戸ポートピアホテルの社長さんだったなあ。なんでもダイエーの資本だったのだ。神戸ポートピア博ってご存じですか?

ゴダイゴが歌ったポートピア・・・ふるいっ(笑)

ポートピア♬

ということで、オレンジページ=ダイエー=神戸=ポートピア=ゴダイゴとどんどんつながるのでした。

下の画像で、①と②にオレンジページの文字が見える。



そして200年当時オレンジページのオフィスは、③の銀座OMCビルにあった。

OMCって何?という人も多いと思うが、OMCはOrange Member's Club(オレンジメンバーズクラブ)の略で、ダイエーの会員制クレジットカードだったものだ。

現在もその名前は残りSMBCグループのひとつのクレジットカード・ブランドになっている。


ちなみに出版社としてのオレンジページはダイエー・グループが崩壊する過程で、JR東日本に吸収された。だから今のオレンジページはダイエーやイオンとは関係がない。

長い話だ。

しかしオレンジページというと、私の頭の中では私の神戸時代やダイエーにまつわる記憶が複雑にいっぱい絡むのだ。

仕事でもダイエー本社やダイエーの子会社である投資顧問会社に行ったしね。

ダイエーはダイエー投資顧問なんて会社まで持っていたのだ(!)。

「おとーさん、話が長いね・・・」


本日はオレンジページのお利口レシピだ。

モヤシが主体で、ベーコンとニラをマヨネーズ風味に炒めるだけ。


モヤシと言えば格安食材の代表格だ。

マヨネーズを使いましょう。


あとは醤油、塩、胡椒を少々。


モヤシ400gって、西友では60円ほどで買える。


量的に少ないニラの方が高いくらいだ。


ちょっとだけモヤシを取っておこう。みそ汁に入れるのだ。


冷凍してあるさといもと油揚げ。これもみそ汁に入れる。


「みそ汁なんて簡単に作ったらよろし。そんな気ぃ遣うことあらへん。だしとってみそ入れて煮たら、そんで終わりや。そこに何でも好きなもん入れたらよろしやん。みそは何でも受け入れてくれるんです。それだからこそのみそ汁なんですわ」(土井先生風)


「おとーさん、何やってんの?」


ベーコンを炒める。


カリカリになるまでね。


そこへモヤシを大量投入。


強火で炒める。


モヤシに熱が入ったら、マヨネーズ、胡椒、塩。


これを炒めると、マヨネーズがモヤシをくるんで、生クリームが絡んだパスタのカルボナーラか?と一瞬勘違いしそうな景色になる。


ニラを入れて炒める。


最後に醤油をちょっと入れて、どりゃあ!っと叫んで中華鍋を振り回す。

全部強火。あっという間だ。

出来ました。オレンジページ格安モヤシ定食。


これでもおいしいし、栄養も十分ですぜ。


ポイントはなにより簡単なこと。

そして格安なこと。



建長寺とダイエーとモヤシについて語る投稿だったな。
コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする