昨日のことだ。
建長寺さんの開山忌はいよいよクライマックスに盛り上がり、その好影響からか(?)、日本株式市場は堅調だった(笑)
鎌倉五山第一位、臨済宗建長寺派大本山建長寺の開山忌2日目って、大イベントなのである。多くのお寺の住職が建長寺に駆けつける。
遠隔地から駆け付ける住職もおられる。だから1日目よりも2日目の方が華やかだ。因みにこの日は一般の参拝客から拝観料をとらない。
一昨日仏殿から出て法堂へ移動した蘭渓道隆様(建長寺を開山した高僧)の坐像が、昨日再び移動する。
ぞろぞろぞろぞろと長い列が移動。
建長寺創建(1253年)当時からあったという柏槇(ビャクシン)が上の画像の中央、黄色い傘の向うに見えている。巨木だ。
「槇」と書くだけあって、我が家の生垣であるイヌマキにもどこか似たところがあるね。ただしビャクシンはヒノキ科でイヌマキはマキ科であるからして、また別の種類になるらしい。
柏槇は カイヅカイブキともかなり似ていて、それもそのはず、調べてみると両方ともヒノキ科だ。確かにそれは腑に落ちる。
開山蘭渓道隆様お手植えのものらしいよ。
暑い中、大変だ。
三門(山門)の奥、柏槇の間をゆっくりと歩いておられる。
蘭渓道隆様の坐像が運ばれてゆくところだ。
コロナ禍で今回のイベントは4年ぶりのものとなった。徐々に日本がノーマルな状態に戻る。でも何か少しは変化や、新たに学んだことがあったね。
今朝私は4時過ぎに目が覚めた。夏至から1ヶ月以上過ぎたので、朝の4時ではまだ外は暗い。
暗い寝室で、ベッドの横にあるスマホを見る(下の画面)。バンガード社が運用する米国エネルギー株式指数のETF(上場投資信託でコードがVDE)を100株だけ私は持っていて、昨夜それを、118.99ドルで売り注文。それが出来ているかどうかの確認をしたのだ。
米国時間昨日午後3:44時点で、株価は私の売り希望価格より高く、119.52ドル。
私の売り注文の指値は118.99ドルだったから、当然その取引はできてるね。
それをスマホで確認する。
日本時間で昨夜の早いうちに出来ているね。
日本時間22:54に118.99ドルで最初に4株、あとで96株、売り取引が成立している。
終ってみると、昨日の値幅は118.10ドル(安値)から120.31ドル(高値)まであった。私はもっと欲張りになっても良かったのだ。
118.99なんて控えめの売値ではなく120ドルくらいで売り注文出しておけば、それでも成立したことでしょう。
もともとこれはインフレ防衛のつもりで買い始めたものだった。物価上昇はひどいのに、銀行に預金していても利息をほとんど払ってもらえないので。
昨年はかなりインフレ率が高まり、ますますそれは高くなりそうだったからね。
このETFを昨年前半に購入した理由は以下のとおり。
理由1.米国エネルギー株式って、エクソンやシェブロンなど、石油やガスの巨大企業の株式銘柄がたくさん入っていて、それらはインフレ時に強い株式だと考えられている。そしてインフレはますます高騰しそうに昨年前半時点では思われた。
理由2.石油やガスの価格はウクライナ戦争の影響もあり、今年上昇すると予想されていた。それはこれらの企業の株価にはどちらかというとプラスに働く。
理由3. インフレに対して、銀行預金では負ける。預金利率はほぼゼロ%。しかし肉、野菜、調味料の価格がグングン上昇する。預金は目減りしているのと同じだ。それに対抗するにはインカム収入が欲しい。このETFは年率4%ほどの配当を出す。
しかしお利口なストラテジストやアナリストやエコノミストが予想したとおりには、世の中って動かないものだね。いつものことだ。
米国のインフレ再燃が今後見られる可能性はまだ強いが、今のところ昨夏がそのピークだったように見える。
エネルギー価格も予想されたようには上昇しなかった。石油価格などむしろ下がる局面も多かった。
ということで、上のグラフに見られるように、このETFは昨年夏から同じような価格帯をウロウロしている。幸いなことにこのETFは米ドル建てで、今はドル相場が円に対して堅調なので、売ってしまえば売却益がそれなりに出る。しかも年率4%ほどの配当もこれまで受け取ったのだから、十分でしょ。期待されたほど面白くはなかったが、これで満足せねばいけないかなー。