「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

鎌倉市大町から逗子市小坪へ(1) 妙法寺へ

2023-01-29 16:38:36 | あちこち見て歩く
妻がまた江戸の両親のお世話で実家に帰るので、JR鎌倉駅までクルマで送る。


ついでに私は鎌倉市内を歩くことにした。

本覚寺さんの境内を通り抜けさせてもらう。


するっと通り抜け。


だったら妙本寺さんへ行くんでしょ?

と、鎌倉通の方なら思うかもしれない。

たしかに妙本寺さん(↓)が見えている。でも違うのだわ(笑)。


ここからどんどん大町(鎌倉市大町)の東に向かって行くよ。
  
小川コータ&とまそんで、ちょい待ち、大町♪


妙本寺さんの手前で右に曲がって南へ。


路地を抜ける。

魅力的でしょ。


また別の道につながる。


これはぼたもち寺や八雲神社につながる道だ。


こちらが八雲神社だ。


とても小さな神社だが、かなりのファンがいる。


逗子へ抜ける県道に出る。


安養院の前だね。


これは(↓)ご存じですか?


はぶかさん(中華料理店)だ。


このあたりでは有名。

これすごいでしょ。


木が倒れたら根っこがすべてをひっくり返して、うしろの家も倒れそう。

あるいはうしろの家が倒れたら、木も抑えを失って倒れそう。


相互依存関係か。

こちらは安国論寺。チョー有名なお寺だ。


しかし私はそこには行かず、左折して妙法寺へ行く。


この道(↓)がそうだよ。


妙法寺道と書いてあるでしょ?


その道を行くとすぐ到着する。


総門が見えるね。


その脇の左側を上がりましょう。


妙法寺の詳細はこちらをお読みくださいね。


鎌倉市二階堂に護良親王を祀る鎌倉宮があるし、あるいはその近くに宮内庁管理下の護良親王の御陵があるが、この妙法寺もその親王との関係が深い。二階堂のとは別に、ここにもうひとつのお墓もある。

受付で拝観料を納めて通過する。



パンフレットと火が点いた線香を受け取る。



そして本堂へ向かう。


ここにお線香を挿す。


モンベルの冬用フリース製帽子を脱いで、合掌礼拝。


手を打ってはダメ。


三三七拍子なんてやっては絶対ダメ。


ナラの木を植木鉢に植えてあるね。


これは珍しい。

ナラの木は大好きなんだが、これは見たことがないな。

ここはいいお寺だねぇ。

どこか、なんとも言えない優しさを感じるお寺だ。

私は遺言状で、鎌倉沖に散骨してもらうよう指定してあるんだけど、ここの墓なら入ってもいいかも。

墓地受付中だし(笑)。


どんどん奥へ。


立派なイヌマキの木があるね。


我が家の生垣はイヌマキなんだが、放置するとこんな大木になるらしい。

近江井伊家の江戸屋敷(つまりは現在の紀尾井町のホテルニューオータニ)にも、巨大なイヌマキがあったことを思い出した。

こちらは大覚殿という建物らしい。加藤清正公の像が中にあるらしいよ。


さらに奥へ。

仁王門へ。ここも赤いんだね。


立派なつくりだ。


そしてその向こうには、苔むした階段が見える。


これがまたひとつのこのお寺のポイント。


しかしこの階段は上がることは出来ない。

見るだけ。


左を見ると、やぐらのようなものが。。。


化粧窟だ。


どこまでも近寄れるよ。


意外に漫画的なお顔。


さて、先ほどの苔むした古い階段は登れないが、その右手に新しい階段がつくられてるので、そこを上がりましょう。


するとそこに法華堂が現れる。


私が知るある男性が、若い頃、この法華堂で何日か過ごすという体験をしたことがあるらしい。

稀有な体験だね。


で、その人はそれを機会に鎌倉市に住むことに決めたらしい。

自分が上って来た斜面を顧みると、かなりの登坂だね。


鐘楼があった。


そこからさらに上がる。


ここまで上りがすごいとは思ってなかった(^^;;

こころの準備がなかったな(笑)

それを上がると御小庵跡だ。


ここが日蓮聖人が18年間住んだ場所。

鎌倉市内は日蓮聖人に係る旧跡が多い。


で、まずはここから左へ行く(あとでここへ戻る)。

ここは本当に寺なのか?と思うほどのハイキングコース的な道を行く。


途中大木が倒れている。


フィールド・アスレチック的な楽しさがある妙法寺♪

ますますいい寺だね。

まだまだ行くよ。


するといきなり現れるのがこちら。

南の方御墓。


南の方というのは、日叡上人のお母さま。

日叡上人は、後醍醐天皇の子である護良親王の子だ。

護良親王の御陵は鎌倉市二階堂にあるし、親王を祀る鎌倉宮もそこにあるが、その子である日叡上人は、日蓮上人を偲んで二階堂から離れたここ大町に伽藍を復興し、そこに両親である護良親王と南の方の墓を作ったのだ。

いい話でしょ。本当にいい話。

この妙法寺に入った時に感じる優しさというか朗らかな雰囲気は、そんなところから来ているのかもしれない。


こちらが日叡上人のお墓だ。


その横には日蓮上人の塔もある。

久遠寺みたいだね。


しばらくここにたたずむ。

だれも来ないね。日曜日だったんだけど。


裏を見ると住宅街。


谷戸の奥まで家が迫るところが鎌倉らしい。

また元に戻った。


今度は逆方向へ。

護良親王のお墓へ。


ここがまた大変。

どれだけ上るねん?っちゅうくらい階段がある。


上る、上る。

ここで私よりも少しシニアなひとりの男性と出会った。

「まだ上るんですかねぇ?」なんて会話しながら、一緒に上った。


もう、平らになってくれよというのが、切なる願い。


しんどいわ。

着いた。ここが最終目的地だ。


護良親王のお墓だ。


鎌倉宮やその近くの護良親王の御陵に行ったことがある方で、まだこちらに来られてない方は、ぜひこちらにもお越しください。

鎌倉では少ない皇室系の場所です。


頭の上は樹々がいっぱい。


しかしここまで上がると、絶景が享受できる。

鎌倉の市街地から稲村ヶ崎まで、よく見える。


光明寺の裏の天照山みたいだね。

「大塔宮・・・」(↓)とは、護良親王のことだ。

「おおとうのみや」あるいは「だいとうのみや」とも。


30年以上前に逗子市民になった当初、私は「大塔宮」を「だいとうぐう」と読んでいた。だって正しい読みを知らなかったんだもん(笑)

さて、あとは降りるだけ。


苦労して階段を作ったあとがあるね。

このあたりでよく出て来る石を置いたり、コンクリートと石で固めたり、


やっと仁王門まで来た。


そしてその先の総門を出る。



受付の方にご挨拶して、退場!

いいお寺だった。

【つづく】
コメント (18)
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