この日、妻は江戸の実家に両親のお世話に出かけた。
今回も泊りがけだ。
私は妻をJR鎌倉駅までクルマで送り、そのあと一人で勝手に散歩した。
妻をJR鎌倉駅でおろして、若宮大路を南へ行き市内中心部の駐車場にクルマを停めた。
ご存じ焼鳥の秀吉。向こうは中華料理の大新。
生地ならスワニー。
我が家のカーテンはこのスワニーで仕立ててもらったものだ。
もう16年。今もしっかりしている。
大町の北村牛肉店。
老舗ですよ。
このあたりの人は皆さんここへ何かしら買いに行く。
大町四ツ角交差点。
そこを南下するとJR横須賀線にぶつかる。
この線路までは鎌倉市大町だ。
その先は鎌倉市材木座である。
私がずっと歩いているのは小町大路。
歩いている道は鎌倉市小町ではなく、鎌倉市大町と鎌倉市材木座であるのに小町大路。
北の小町からずっと伸びているからね。八幡宮に近い小町。住むなら小町。京都みたいな感覚。間違っても七里ガ浜なんて住むのは止めましょう(笑)。
盛華園 in 材木座。町中華で市内には同名の店が3店舗ある。兄弟それぞれが営むらしい。他の店舗は西鎌倉、極楽寺にある。
妙長寺横を通る。
泉鏡花と妙長寺の関係についてはこちらをどうぞ。
亀時間。
これ、旅館です。
バックパッカーがよく泊まる。外国人も多い。
材木座ってね、ゆるぅ~いムードがいっぱい。
小川コータと&まそんで、That’s 材木座♪
この歌もゆるぅ~い。
この投稿で紹介するところのいくつかが、歌詞に出て来るよ。
こちらは九品寺。
「きゅうしなでら」ではなく「くほんじ」だ。
有名だし、交差点の名前になっているし、同名のバス停もあって、鎌倉駅前から「九品寺」経由逗子駅行きなんてバスも出ているが、外見はかなり地味なお寺。
名前の背景、新田義貞とのかかわりはこちら(↓)をご覧ください。
本当に地味。
しらす漁船、もんざ丸。漁期にはしらすを売ってます。
古くからの酒屋さん。
左は蕎麦屋さんの土手。右は鮮魚店の魚梅。
材木座の良いところは、八百屋さん、魚屋さん、そば屋さん、酒屋さんと昔ながらの個人商店が残っているところ。
いずれも質が高いことで有名。
鎌倉でも一番海よりの古いところだからね。
材木座海岸と由比ヶ浜を横ぎって、稲村ヶ崎が見える。
その向こうには富士山。
材木座海岸は遠浅だ。
和賀江嶋は波の下。今日は見えないね。
側溝を塞ぐ鉄の網も錆だらけ。さすがウォーターフロント最前線。
道路も風で飛んで来る砂との戦い。
見えて来ました光明寺。
山門はいつ見ても巨大で立派だな。
巨大で、たまーにだけど、中に入って上ることが許されるのである。
作りが細かい。
天照山と書いてあるね。
それは光明寺の背後にある山の名前。
本堂はかなり前から修復工事に入っている。
今後7~8年程度はかかるって話だ。
鐘楼堂。
開山堂。
山門を反対側から見る。
鳩のアパートになっているらしい。
私が光明寺に来るのは5年ぶりくらいかな。
奥へ進む。
右に行くと内藤家墓所で、それが有名なんだが、私はそちらには行かない。
左折して天照山へ。
本堂が工事中なので、道はこんなことになっていた。
これもまた秘密めいていて、いいね。
途中本堂の工事状況を覗けるところがあった。
ラッキー♪
山道を上る。
やがてこんな場所に出る。
そこに上がると、こんな絶景が開ける。
この眺めを1,000年以上前から多くの人が楽しんで来たんだろうねえ。
天照山からの展望だ。
やはりここはいいね。久しぶりだな。
富士山、こんにちは。
ここからは少し下る。
こちらは鎌倉市立第一中学校。
やがてトンネルが現れる。
長いトンネルだ。
ちょっと不安になるような道を行く。
おぉ、ここも光明寺の一部みたい。
本堂が修復工事中だからだろうね。
ここにこれら全部が、一時的に置かれているんだろう。
三叉路にでる。
左折して今度は上る。
するとまたトンネル。
この隧道工事では犠牲者が出たらしい。
長いトンネルだ。
手前が細く奥が広くなっている。
しかし奥は細くなる。
そこから先が、さらに細くなる。
ここは一番細い。
工事が何度かに分けて行われたようだね。
小坪隧道でした。
つまりここは鎌倉市材木座と逗子市小坪の境にあるトンネルなのだ。
ここを抜けるとそこは逗子市。「逗子市」と書いてある。
逗子市もがんばっているよ。
桐ケ谷市長、がんばってね。
【つづく】