「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

母の移動その他でなんだかんだと用事はあるのだ@鎌倉七里ガ浜

2020-09-21 05:08:52 | いろいろ
ドガティ君得意の簡単ストレッチ。

彼のマットと床の高さの差を利用して腰を伸ばす。



「これが気持ちええんやぁ~」と彼は言う。



そうでしょう、そうでしょう。

でもドガティ君に付き合っている時間はない。

私は母のことで忙しいのだ。

母は最近2年ほどある施設にいたのだが、今度は別のところ(病院)に移動することとなった。



様々なタイプの施設や病院があり、それらはそれぞれ得意不得意な分野があって、それぞれに異なる法律の縛りもある。

同じ病院でも、外科医vs.眼科みたいなものだ。同じ住宅に係る業者でも、設計士と工務店と不動産業者がまったく異なる職業であることとも似ている。

だからその施設や病院に母が入る時にそれがどんなに母にフィットしていたとしても、その後の母の健康状態の時系列的変化とともに、母がいるべき最適な場所はその施設や病院ではなくなってしまう。

そんなわけで、私はドガティ君のストレッチに付き合っていられないのだった。

母の病院から来た郵便物と一緒に、富山県氷見市のワイン販売企業ヴィレッジ・セラーズからも秋のカタログが送られて来た。



オセアニアのワインに強い企業だ。もう23年のお付き合いになる。

最近はオセアニアのワインもいろんなところで買えるので、ややお付き合いが希薄になりつつあるが、それでも1年に何度かは購入している。



また話が変わる。

最近ポストに入っていた折込広告に「イングリッシュ・ガーデンの施工承ります」というのがあって、そのカラー写真にはレンガを四角くカタカナのロの字型に積んだ花壇とガーデン・ノーム(陶製あるいは樹脂製で、色付けされた森の小人を指すが、稀に同様なつくりの動物なども含めることがある)やら何やらいろんなものが置いてあった。

それってイングリッシュ・ガーデンじゃないでしょう。



四角いレンガの花壇もそうだが、ガーデン・ノームはさらに問題だ。

ガーデン・ノームは元々ドイツ由来だそうだが、英国では複雑な意味も示唆するので、使わない方が無難だ。

下手すると俗悪と言われてしまう。

映画フルモンティでもそれが効果的に使われていた。



自然が一番。でもイングリッシュ・ガーデンだろうが、どこの国のガーデンだろうが放ったらかしは良くなく、適度に手を入れる必要がある。

さらにイングリッシュと銘打つなら、出来上がりが自然に見えないといけないらしく、それってかなり難しい。

我が家の小さな小さな試行錯誤は続く。別にイングリッシュである必要はまったくなく、日本の庭であるべきなのだが、放置プレイ風が希望だ。



ほぼ統一されたご意見によれば、イングリッシュ・ガーデンにおいてはレンガ、砂利、あるいはアスファルト舗装の通路そして芝生や生垣や植木鉢は適宜あって構わない。難しいのはそれに隣接するそれ以外の部分、つまり植栽や花の部分である。

ちなみに、上に画像を貼り付けたケイト先生のこの著書は当然ながらイングリッシュ・ガーデンとは何か?なんてことを解説しているわけではない。じゃあ何が書いてあるかというと、例えば、住居を挟んで前と後ろにある庭の典型的な英国人の使い分け方になどについて、おもしろおかしく解説するのである。

で、話を元に戻すと、入念に手を入れるが手を入れているようには見えないということを努力するのだ。

自然にボウボウ伸びたかに見えるけど、実はうまく管理されているって、簡単にはできないよ。

かなりそれに近いなぁといつも感心しているのが、八ヶ岳南麓の小淵沢にあるミヨシさん。

大手種苗業者さんだが、ペレニアル・ガーデンという施設があって、そこはこんな状態。



これ(↑)は上手い。

きっちり囲ったり、何か異物を置いたり、直線的にする必要はないのだ。弄れば弄るほど、ヘンになるのが庭。

これ(↓)もいいでしょ。



日本の外構施工業者さんが言う「イングリッシュ・ガーデン調の庭」のイメージが作られたのは、1990年代以降のことだと思う。

でもあの吉田健一氏は60年くらい前のエッセイで「英国の庭」の特徴について、いろいろと正しく書いている。



この人のエッセイ、好きだわぁ~。



今年も庭っちゅうか、芝と格闘した夏でした。

こちらは、欧州のオーク。以前白州(山梨県北杜市)で撮影した画像だ。日本のナラに近いね。



自宅の庭のどこかに植えたいと思っているんだけど、場所がない。

残念。
コメント (15)
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