「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

変種パエリア(4) パエリア鍋ひとつ持って日本に来たスペイン人バックパッカーが作ってみたくなりそうな日本的パエリア

2020-09-01 12:00:42 | 食べ物・飲み物
変種パエリア・シリーズも4回目。

飽きてきましたか?

ドガティ君は妻によりキレイキレイ中。



私はパイン材の食卓のお世話。

カラカラに乾いてしまった英国パインには英国製の優れたワックスを。



気温が高いため、ドロドロなワックス。



高温時は液状になると、ここにも書いてある。



まもなく購入から四半世紀のこのテーブル。

ますます貫禄。



2インチ・トップと言われる厚い天板。

パイン材のテーブルって、農夫のテーブルなんて呼ばれて、荒っぽいものだ。



無塗装なのだ。

ラッカー系で、ピカピカしているが水や熱に弱い塗装がない。

テーブルクロスなんて掛けないしものだし、天板の上にガラス板を敷くなんてこともしない。

パイン材そのまま。

したがって熱いものや濡れたものを置いたり皿を引きずったりすると、そのまま染みもつくし(右上寄り中央)、傷もつく(左やや下)。



でもいいの。それが味わいに。

ちょっと磨いて、また上からワックスを塗れば済むことだ。



どんどん貫禄が出て、丸っこくなる質感。

私向きだ。とても良いテーブルだと思う。

本日も変種パエリア。



今回の想定:
若いスペイン人のバックパッカーがパエリア鍋ひとつを持って世界をフラフラ旅して日本に辿り着いたが、あまりにスペイン料理と違う日本料理に魅了されてしまい、でもパエリア鍋しかないのでそれを使って日本の宿屋の主人に教わった日本料理レシピを真似てパエリア鍋で作ってみるという、これまた荒唐無稽な想定のお話だ。


なんでも空想力が必要なのだ。

特にそのスペイン人が魅了されたのが、日本のしっかりと煮たニシン。もはやサシミなんてスペイン人バックパッカーですら驚かないが、この濃い味のニシンには驚いたということで、ニシンをトッピングしましょう。

でも西友七里ヶ浜店にニシンは売ってないので、すでに出来上がっている山形県で作られたニシンを買って来た。



そのスペイン人バックパッカーは、日本の歌謡曲にも魅了された。

中森明菜ちゃんという歌手がバブル経済期前後に活躍していたことを知り、彼はそれをいつも聴いている(という想定)。




特にそのバックパッカーが好きな曲が少女A ♪



どんどん妄想が広がるね。

久しぶりに聴いてみましょう。

明菜ちゃんはいいから、早く調理を開始しましょうね。

いきなりですけど、和風だしの素。



調理開始前に日本の知恵、ビール・モドキながら変なビールよりおいしい麦ホを飲みましょう。



シシトウを半分にカットし、シイタケを4つにカットし、ミョウガを斜めに切る。



細いネギを小口切り。



タマネギをみじん切り。



パエリア鍋の上にごま油を垂らし、加熱してタマネギを炒める。



サラダを作って冷蔵庫へ。



生の米を炒める。



ちょっと透き通ってきたら、終了。



先ほどのだしの素に、醤油と酒を加えて、さらに熱湯を注いだもの。



美しいニシン。和洋が交差してちょっと感動的だったテレビ番組の和風総本家みたい。



そこに出汁を注ぐ。



ニシンを大き目に切る。



開放したまま強火で煮る。



スープの水量など、どうにでもなる理由がこれなのだ。

塩加減さえ間違わなければ、水量は多少多くても少なくても同じことだ。

鍋を開放して煮続けるから、あっという間に水量は減って行く。

ある程度煮詰まって来たこの段階からが、真剣勝負なのでーす。




水分がなくなって来たら、トッピング。



ニシン、シイタケ、シシトウ、ミョウガ。



そしてアルミ・フォイルで蓋。



ここは几帳面にきっちりやりましょう。

じっくりと弱火。



そしてパエリア鍋の端っこに火を当てながら、クルクルと回し続ける。

12分ほど継続したら、アルミ・フォイルを開けて味見。



むむ、まだ米が固い。

しかも味が薄い。

醤油と水を混ぜて投入してアルミ・フォイルでまた蓋して、さらに4分ほど加熱。



最後に七味をかけようね。



味見してみる。



バッチリだぁ~💛

再びアルミ・フォイルで蓋をして、強火にして、バチバチ言わせて加熱。

おこげを作るが、でも焦げ過ぎないように、パエリア鍋を高速回転。



ニオイや音を感じながら、焦げていないように、でも水気がなくなるように。

火を消したら蓋したままで蒸らして10分。

ネギと七味をかけたら食卓へ。



あははは、スペイン人が作りそうな日本のパエリア。



いやもうこれは、いわゆるひとつの単なる日本の普通の炊き込みごはんですよ。

結局パエリアとはこれ(↓)に尽きる。

● なんらかの味のついたスープを米に吸わせる。
● それとは無関係に何かをトッピングして一緒に加熱して蒸らす。


食材や調味料はなんでもありだ。スペインもインドも台湾も日本もみんなトモダチか親戚みたいなもん。



一見異なる海外の料理も共通要素は多く、真似しあえば同じようなものになったり、似ているけど違うものになったり。

あぁ~、おいし。



おこげも自由自在。



和風総本家。ジャパァ~ン!(郷ひろみ風)



これで変種パエリア・シリーズは終了。ありがとうございました。
コメント (18)
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