ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

スペイン8日間の旅

2014-02-01 20:50:09 | 旅日記

8日間、スペインへ行っていて昨31日昼に帰宅しまた。この冬の南ヨーロッパは天候不順が続いているようですが、旅行中は雨らしい雨にも遭わず、長いバスでの移動や時差ぼけにもめげず、元気に帰ってきました。まだビデオや写真の整理が終わっていませんが、とりあえずご報告します。

1日目(1月24日・金)昼前に関空を発ち、ヘルシンキで乗り継ぎ、バルセロナには20時20分に着きました。短いようですが日本との時差が8時間ありますので、15時間近い空の旅です。すぐホテルに直行しましたが、あまりよく眠れませんでした。

2日目(1月25日・土)さっそく「芸術の街」バルセロナの観光です。

スペイン最初の観光はカタルーニャ音楽堂。20世紀初冬のアールヌーボー様式を伝える建築物として世界遺産に登録されていますが、今でも現役でクラシックからジャズまで様々なコンサートが開かれています。

アントニ・ガルディの遺志を継いで営々と造営が続けられているサグラダ・ファミリア(聖家族教会)。三つのファサードは言うまでもなく、内部の装飾の美しさは驚嘆の一語に尽きます。車窓から市内のガルディや他の建築家の設計による美しい建物を見て、パエリアの昼食後はバレンシアへバスで移動。

途中、タラゴナでローマ時代の遺物「ラス・ファラレス水道橋」を見ました。上の水路を真ん中あたりまで歩いてみました。

3日目(1月26日・日)バレンシアのホテルを出て500km近く離れたグラナダへ。ここは一時、イスラムの勢力下にあった処で、建築物にもその文化様式が色濃く残っています。14時を過ぎて遅い昼食を採り、そのあと丘の上に建つアルハンブラ宮殿を見学。

夏の離宮・ヘネラリフェのアセキア庭園を含めて約2時間半、ゆっくりと見て歩きました。

ホテルで夕食を済ませて、ホテル主催のツァーでフラメンコを観に行きました。この地方に多い洞窟の中の劇場で約1時間にわたって、情熱的なショーをたっぷり楽しみました。

4日目(1月27日・月)グラナダから172km離れたミハスは、白い壁の家々が建ち並ぶ美しい街です。ぶらぶら歩いて、お土産を買ったり、スペインで一番小さいという闘牛場に入ってみました。

残念ながら、この季節は闘牛が行われていませんが内部を見物して観客席にも座ってみました。

またバスで85km離れたロンダへ。切り立った断崖絶壁の上の岩だらけの台地に築かれた小さな町です。ここでもしばらく散策したあと、グラナダへ帰りました。この夜は連泊です。

5日目(1月28日・火)延々と続くオリーブ畑の中を167km走ってコルドバへ。歴史遺産の街並みを散策しました。
メスキータはスペイン語でモスクの意味。もとはイスラム寺院であったものをレコンキスタ(再征服)後、キリスト教会に改築された建物です。前の橋はローマ橋。

そのあと花の小径で名高いユダヤ人街を散策しました。

午後は410km先の首都・マドリッドへ。途中、ドン・キホーテで有名なラマンチャの丘に建つ白い風車群を観ました。夕方の丘の上は物凄い風で吹き飛ばされそうでした。

6日目(1月20日・水)スペイン広場でセルバンテスやドン・キホーテ主従に挨拶した後、世界三大美術館の一つプラド美術館の見学。現地ガイドの詳しい説明を聞きながらベラスケスやゴヤ、グレコを中心とした名画をじっくりと鑑賞しました。居酒屋風料理・タパスの昼食後、最後の観光地トレドへ。

町全体が美術館と言われる美しい古都で、奈良と姉妹都市を結んでいます。

カテドラル見学も含めて、上り下りの多い迷路のような坂の町を約2時間歩きました。マドリッドのホテルへ帰ってスーツケースの整理をして、翌朝は早いので早めにベッドに入りました。

8日間といっても残り二日間は帰国の飛行機の中です。それでも時差と追い風に助けられて行きよりは短く感じました。

1月31日(金)⒑時前に無事、関西空港に着き、旅行中に知り合った新しい友人たちと別れを惜しんで家路につきました。
詳しい旅行記は次回からレポートします。