ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

スペイン8日間の旅(8)

2014-02-12 10:08:14 | 旅日記

4日目(1月27日・月)グラナダ~ミハス~ロンダ~グラナダ

今日はグラナダから日帰りの小旅行といった感じの一日になります。ホテルを出て172km離れたミハスへ向かいます。

8時半というのに、ご覧のようなほの暗さです。スペインで感心したのは車の停止線にも赤いランプが付くこと。それなのに、このバイクは2台とも停止線をオーバーしていますね。

高速道路をひた走り、一般道にでると南へ向かい地中海の海岸にでます。コスタ・デル・ソル「太陽の海岸」はその名の通り陽光溢れる大リゾート地が続きます。晴れた日には対岸にモロッコが見えることもあるそうです。美しい邸宅や別荘が建ち並ぶ海岸から山手へ向かうと、立派なゴルフ場の横から曲がりくねった坂道になり、海を見下ろしながら峠を越えてミハスの町に着きました。

ミハス ミハス山麓、標高420mに山にへばりつくように白い壁の家がぎっしり建ち並んでいます。写真は後ほど闘牛場から撮影したものです。

バスを降りて坂道を登っていくと、お馴染みの形をしたポストが建っていました。ただし色はオレンジがかったイエロー。スペイン名産のヒマワリの色でしょうか?帰り道のいい目印にしっかり覚えておきます。

町名物のロバの馬車が通り過ぎていきました。

端まで歩いても10数分、小さな町のほぼ中央に広場があります。ここで自由行動になりました。左の細い坂道を登ると闘牛場ですが、まずは右の広い道を歩いてみます。

同じような家々がずっと続きますので、下り坂になったところで引き返しました。

ほどの交差点を過ぎてしばらく行くと教会があり、その横から直角に坂道が伸びています。入り口にサン・セバスティアン通りの標識がありました。

白い壁に掛けられた青い鉢と赤い花、足元の美しいタイル。坂道の突き当りまで登って引き返しました。

まだ自由時間が残っているので、闘牛場へ行ってみます。珍しく四角い形をしていて収容人員220人、スペイン最小の闘牛場です。この時期は闘牛は行われておらず、牛も闘牛士もお休み中。もっとも近頃は中南米でも闘牛が盛んになって、出稼ぎに行っている闘牛士もいるそうです。入り口は左にぐるりと回った処ですが、せっかくですので併設の闘牛博物館に入ります。

内部には闘牛に使われる衣装や道具などが飾られています。おっと白髪の老闘牛士もおりました。屋上に登ると最初の写真のように「白い町」の全景が見渡せます。

闘牛の様子を再現したミニチュア。

闘牛場の内部にも入ることができ、座席に座ってみました。

約1時間の自由散策ののち、85km離れたロンダへバスで移動します。ここでもバスが停まってすぐのところに闘牛場がありました。ここは近代闘牛の発祥の地で、後ろの白い建物がそうです。この銅像ですが、本当の牛はこんな3本足の立ち方はできないとか…。

ロンダは海抜約740mの岩だらけの台地の上にあります。この深い裂け目はタホ・デ・ロンダの名で知られるグアラ・レビン渓谷で、この谷を境に町は新市街と旧市街に分かれています。この見晴らし台の後ろには

旧市庁舎を改装した Parador de Ronda  (パラドールはスペイン語の「宿」ですが、比較的高級なホテルを指します)が建っています。前の道路にヌエボ橋が架かっています。

橋の上から見た眺めです。崖から川の底へ今にもずり落ちそうな感じで家々がしがみ付いています。

旧市街側に橋を渡り切った処から振り返ってみました。

新市街側は先ほどの風景は嘘のような立派な佇まいです。人通りが少ないのは、ちょうどシェスタ(siesta お昼寝)の時間で、観光客目当てのお土産屋さんや飲食店の他は殆どのお店がしまっているためです。 
 1時間ほど散策して、グラナダで連泊のホテルに帰りました。