シランの花
現在5連勝中のわが愛する阪神タイガース、今日もまもなく松山の「ぼっちゃん球場」でヤクルト・スワローズと対戦する。
漱石の小説「坊ちゃん」で有名な松山は、俳人・正岡子規の故郷でもある。子規は日本にBaseballが入ってきた頃の熱心な愛好者で、幼名の「升(のぼる)」に因んで「野球(のぼーる)」という雅号を使ったこともある(Wikipedeia)。またbatterを打者、runnerを走者、four-ball を四球、flyを飛球などと日本語にしたのも彼である。「まり投げて見たき広場や春の草」など野球に関する句も多く、「文学を通じて野球の普及に貢献した」ことで2002年に野球殿堂入りを果たしている。
その子規に俳句を教わり、「虚子」の号を授けられたのが同じ松山(ふたりとも現在の松山東高校卒)の高浜虚子である。
彼の句に「吾知るや雑草園に知らんあり」…間違い「紫蘭あり」。