ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ペルーの旅(2)

2012-03-12 14:23:14 | 旅日記
3月2日 午後は山越えでナスカに向かいます。



海岸を離れて農作地帯に入りました。黄色く見えるのは収穫されたトウモロコシです。アジアや北米、ヨーロッパでは米や小麦が主食として人口増加を支えてきましたが、ここアンデスの地で主食となってきたのはトウモロコシとジャガイモです。



アンデス山地がもたらす豊富な水で様々な農作物がいきいきと育っています。これは見渡す限りのブドウ畑。囲いがないとすぐに実がなくなるそうです。



バスは曲がりくねった山道を登っていきます。荒々しい山肌を間近に見ながら峠を越えると、



再び美しい穀倉地帯にでました。次第に夕暮れがせまり



美しい夕焼けが明日の好天を約束してくれているようです。



夕闇迫る頃、ナスカの地方色豊かな落ち着いたホテルに着きました。庭にアルパカ君が放し飼いにされています。



途中でトイレ休憩に立ち寄ったホテルもそうでしたが、ロビーには恐らくホテル建設の時に発掘されたと思われる古い壺や人形などの遺物がたくさん飾られています。寝室は緑の中庭を巡る回廊に並ぶコテージ風ですが、ただ蚊が多いのには参りました。キーと一緒に渡された電気蚊取り線香(日本のベープマットに似ています)を点けましたが、翌朝、話をしていると口の中にまで飛び込んできたのには驚きました。



ホテルのレストランでの夕食です。小さなグラスに入っているのは食前酒のピスコサワー。白ブドウ酒を蒸留した「ピスコ」にレモンジュースや卵白、ガムシロップなどを加えたカクテルで、上にシナモンが乗っています。とても口当たりがよく美味しいのですが、アルコール度は高そうです。



前菜の細い麺の入ったスープ(カルド・デ・カシーナ?)



飲み物は赤ワインにしました。Tacamaはペルーの代表的なワインです。



チキン、タマネギ、卵などにスパイスの効いたクリーミーなソースが付いています。カレーのようにご飯に混ぜて食べました。(アヒ・デ・ガジーナ?)



食事の始まる頃からフォルクローレの演奏がはじまりました。哀愁を帯びたチャランゴやケーナの音色が旅情を高めてくれます。そして、ペルー初めての夜は更けていきました。明日は早朝からナスカの地上絵の観光です。