巨人 000 012 211 7
広島 000 300 200 5
勝利投手:高梨2勝
敗戦投手:森浦1敗
セーブ:大勢1勝1敗23S
本塁打:[巨人]大城4号、坂本4号、坂本5号、丸17号
打線は3回まで無安打に抑えられていましたが、4回1死から連打で1,2塁として、坂倉と小園の連続適時打と中村健の犠飛で3点を先制しました。
先発の九里は、3回に安打と四球で2死1,2塁のピンチを招くも、丸を一ゴロに打ち取って無失点で凌ぐと、4回まで2安打無失点に抑えましたが、先制した直後の5回に先頭の大城に本塁打を浴びて1点を失うと、1死後に安打で出した走者の盗塁を中村奨が刺して2死としてもらいながら、連続四球を与えて1,2塁のピンチを招きました。続く岡本和の安打性の当たりを中堅上本が好捕して失点は防ぎましたが、九里は5回4安打4四死球1失点で降板となりました。
6回には四球と安打で1死1,2塁とするも、中村健が三振、中村奨は遊ゴロに倒れて無得点に終わると、6回に登板したケムナが、先頭の坂本に本塁打を浴びて1点を失い、さらに四球と安打で無死1,3塁とされ、大城の併殺の間に1点を失って同点に追いつかれました。
続く7回には矢崎が2死後に安打で2死1塁とされ、坂本に2点本塁打を浴びて勝ち越しを許してしまいましたが、直後の7回裏に2死後に安打と敵失で1,2塁の好機を作り、マクブルームの2点適時2塁打で同点に追いつきました。
しかし、8回登板した森浦が安打と犠打で1死2塁とされ、2死後に吉川に適時2塁打を浴びて再び勝ち越しを許すと、9回はターリーが丸に本塁打を浴びて追加点を許してしまい、打線も巨人の中継ぎ陣から得点を奪えず、逆転負けを喫して5割復帰はなりませんでした。
打線が4回に4連打などで3点を先制しながら、九里が直後の5回に大城の本塁打をきっかけに乱れてしまい、安打と2四球で走者を背負い、中村奨の盗塁阻止と上本の好捕に救われて失点を免れたという状態だったので、5回で降板したことはやむを得ないと思います。
ただ、今日はリリーフで登板した投手が全員失点を重ねたことは誤算でした。その中で痛かったのは7回の矢崎と8回の森浦でした。
矢崎は、2死無走者からの失点であり、絶対に本塁打だけは防がないといけない場面で高めへの失投を捕らえられました。一方の森浦は、1死2塁から増田陸を三振に斬って2死2塁となったところで、吉川に適時2塁打を浴びましたが、この場面は次打者のウォーカーの方が勝負しやすいと思われたので、無理に吉川と勝負しなくても良かったと思います。
矢崎と森浦には、今日の失敗を糧にして次回はしっかりと抑えてほしいですね。