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耐えたマエケン3勝目

2010年04月21日 23時22分07秒 | 試合結果
広島 000 000 101 2
阪神 001 000 000 1
勝:前田健3勝1敗
セ:シュルツ1敗5S
敗:久保2勝2敗
本:[広島]小窪1号

 前田健は立ち上がりから球威、制球とも申し分のない投球でしたが、3回に2死からの3連打で1点を失ってしまいました。しかし、その後は危なげない投球で阪神打線に追加点を与えませんでした。
 昨日は拙攻の連続だった打線ですが、今日もなかなかあと一本が出ませんでした。2回1死1,2塁は小窪、石原が凡退。4回2死1塁は廣瀬の左中間を破る当たりで本塁を狙った嶋が憤死。6回2死3塁は栗原が凡退と、久保を捉えきれず、今日も本塁が遠く感じました。
 しかし、7回に嶋と廣瀬の連打でようやく同点に追いつき、更に2死2,3塁と勝越し機を作りましたが、東出が遊ゴロに倒れて一気に逆転とはいきませんでした。
 打線の援護がない中、前田健は必死に耐えて阪神打線を抑えていましたが、疲れが見え始めた8回に1死満塁の大ピンチを招いて、ここまでかと覚悟しました。しかし、前田健は城島とブラゼルを連続三振にきってピンチを脱出しました。
 これで奮起したのか、9回2死から小窪が左翼席へ本塁打を放ち勝ち越しに成功すると、9回はシュルツが完璧リリーフで締めて、今季阪神戦の初勝利を挙げました。

 前田健には恐れ入ります。前回登板に続いて今日も打線の援護がない状況で、阪神に得点を与えられないプレッシャーがのしかかったと思いますが、絶対に得点の与えないという、気迫を感じる投球だったと思います。
 3回に3連打で1点を失い、尚も2死1,2塁のピンチでは、新井を三球三振に斬って追加点を与えませんでした。そして圧巻だったのは8回です。四球、安打、敬遠で1死満塁として城島、ブラゼルとの勝負という大ピンチを迎えましたが、絶対に得点を与えないという気迫溢れる投球で、2者連続三振に斬って無失点で切り抜けました。
 この場面でもこれだけの投球ができるというのは、球威や制球といった技術的な部分ではなく、強い気持ちをもっているからでしょうね。
 こんな投球を見せられたら、打者が奮起しない訳がありません。投球でチームを鼓舞できるのは、エースの証拠でしょう。マエケンを見ていると黒田を思い出しますね。名実ともにマエケンがカープのエースと呼ばれる日も近そうです。
 他の投手陣もこの前田建の気迫を見習ってほしいですね。
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