i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

弘前は6大学連携

2012-09-09 18:56:58 | あおもり
9/6陸奥新報が伝えておりました。

-6大学が合同文化祭「“学生力”で街の活性化を」-

 弘前市内の6大学が連携する学園都市ひろさき高等教育機関コンソーシアム学生委員会がこのほど、同市土手町で6大学合同文化祭を開いた。

 テーマは「つながる~弘前の元気から日本の元気へ~」。文化祭の会場には約800人が訪れ、多彩なイベントを通じて学生と地域住民らが交流を深める貴重な機会となったようだ。

 学園都市らしいイベントである。こうした取り組みを積み重ねながら、学生の視点を生かして弘前らしい街の活性化を図っていきたいものである。

 弘前市には弘前大、弘前学院大、東北女子大、東北女子短大、弘前医療福祉大、放送大学青森学習センターの六つの高等教育機関が集中する。そこに通う学生数は合わせて約1万人に上るとされる。

 各機関が立地することに伴う地域への経済波及効果も大きい。一例として、弘前大学が今年4月に公表した2010年度の県内経済波及効果は441億円に上っている。この約8割は地元弘前市にもたらされたものだ。6機関合わせた波及効果を考えると、存在の大きさを改めて実感させられる。

 それ故に、「学園都市」という要素を生かした街づくりは弘前の魅力づくりには欠かせないものだろう。

 ひろさき高等教育機関コンソーシアムは2007年に発足している。各大学が垣根を越えて連携し、一緒に事業に取り組むことで教育機関のさらなる魅力と質の向上を図り、同時に地域の活性化に結び付けるのが狙い。

 さらに学生主体の委員会が10年に発足し、学生ならではの発想を生かした街づくりを模索している。

 今回の合同文化祭もその一つ。学生委員会は昨年5月に、東日本大震災の被災者支援を目的に合同文化祭を初めて開催している。市の委託を受けて「学園都市弘前街づくりプラン」策定にも取り組んできた中で、合同文化祭を恒例行事とすることを提案しており、それを実践に移した格好だ。

 今回は、来場者に各大学周辺や中心市街地の地図にお薦めスポットを書き込んでもらう「つながるマップ」づくりも企画した。寄せられたマップの情報を整理し、各大学の新入生が弘前の街を知るきっかけづくりに活用するという。学生の視点も交えた街の魅力をアピールすることで、新たなにぎわい創出に結び付くことが大いに期待されよう。

 市の施策においても、学生の存在を生かした取り組みは始まったばかりであり、まだまだ十分とは言えない現状にあるが、逆に言えば、さまざまな可能性を秘めている。

 県内外から訪れる学生に弘前の良さを知ってもらい、一方で学生の力をまちの活性化に結び付けるような仕組みづくりを地域挙げて積極的に展開していきたいものである。

-引用終わり-


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする