i氏の海外生活体験記

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<part4>しもきた

アイスランドの地熱

2012-01-09 11:26:32 | 下北の地熱発電
弘前大の村岡先生がアイスランドの地熱について言及していましたので、少し調べてみました。

-アイスランドにおける地熱活用の現状2011.12.17より要約-

・アイスランドは人口32万人、面積は北海道程度
・80%以上を地熱と水力の自然エネルギーが占める環境大国
・60年前は煤煙で環境汚染
・地熱活用の内訳
  発電:34%
  暖房:50%
  温室: 2%
  養殖: 4%
  産業: 2%
  融雪: 4%
・貯留層(地下水、蒸気)の徹底管理
・国立公園や都市近郊に立地

-要約終わり-

福島での地熱シンポの資料から抽出してみました。キチンとアイスランド大使も招待していましたよ。


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地熱発電は温泉と共存共栄で

2012-01-09 02:32:21 | 下北の地熱発電
弘前大学北日本新エネルギー研究所の村岡教授はFACTA2011.11で良いことを言っています。

-温泉と共存共栄も可能 地熱発電で東北を元気に-

○先頃、17万キロワット分が早期開発可能との報道もありましたが、大震災の被災地、東北での可能性はいかがですか。

村岡 日本列島の中で、東北は北海道と並び地熱資源の豊富な地域。日本の潜在的な地熱エネルギー量2347万キロワットのうち1800万キロワットほどが東日本にあり、中でも東北に集中していますから、開発のポテンシャルは非常に高いと思います。しかも寒い地域では地熱のメリットは発電にとどまりません。青森に住んでみるとどこのお宅にも冬の暖房のために大きな灯油タンクが置いてあり、灯油代だけで年10万円近くかかっている。しかしもし近くに地熱発電所を造れば、発電後の熱水は膨大な量ですから、地下に還元する前に各家庭の暖房、給湯、さらには融雪や温室にも使える。何倍にも有効活用できる「カスケード利用」が可能なのです。

よいお手本が北の火山国アイスランド。全家庭の9割は地熱発電所からきた熱水で暖房をしており、国のエネルギーの7割近くが地熱。かつて石炭暖房のスモッグが空を覆っていたのが嘘のようなクリーンな空気です。東北に限れば、現在の技術でもエネルギー需要の3割は地熱でまかなえるはず。災害の多い日本の国土をプラスに活かすのは政府のやる気次第です。今後の復興や地域経済のためにも、ぜひ東北で地熱開発をやるべきだと思います。

-引用終わり-

私は、地熱研究の第一人者である村岡先生に「青森に地熱発電を」と声を大きく叫んで頂きたいと願っております。

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