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豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

やわらかい手

2008年03月30日 21時49分55秒 | シネレポ2008
解説: 60年代の伝説の女神マリアンヌ・フェイスフルが、
『あの胸にもういちど』以来39年ぶりに主演した女性讃歌。
世間知らずの中年主婦が思わず飛び込んだ性風俗の世界で、
人間として、そして女性として生き生きと輝く様を描く。
共演は『美しき運命の傷痕』などの演技派ミキ・マノイロヴィッチや、
『ロシアン・ドールズ』のケヴィン・ビショップ。
“男性を手で絶頂に導く”仕事をきまじめにこなす主人公の姿が、
何ともこっけいで愛らしい。
(シネマトゥデイ)


あらすじ: ロンドン郊外に暮らす平凡な主婦マギー(マリアンヌ・フェイスフル)は、
病気の孫の手術代を稼ぐ必要に迫られていた。
偶然セックスショップの“接客係募集”の張り紙を見つけた彼女は
面接を受け、採用される。
オーナー(ミキ・マノイロヴィッチ)の見込んだ通り、
彼女はその手の滑らかさで店でナンバーワンの“接客係”になる。
(シネマトゥデイ)


コメディかと思うような話だけど、中身は真面目で真剣な深い深い愛情の物語。
おばあちゃんが難病の孫の治療費を稼ぐために
なんと風俗店で働くお話。
真面目な物語と言っても、笑いを誘う場面はたくさんあります。

母親ではなく、おばちゃんってところがミソですね。
風俗といっても顔をあわせることはないつくりになってて、
東京で見かけたのを真似て始めたんだそうです(笑)

最初は戸惑う表情を浮かべるおばあちゃんが、おかしくもあり可愛らしくもあります。
しかし、そんなおばあちゃんのソフトタッチが評判を呼んで、
なんと行列が出来るほどの人気に。
あまりに凄い人気に、支配人まで並んでお相手してもらっちゃう。
そして、お店の人気ナンバーワンになっちゃいます。

おばあちゃん、だんだんお洒落に綺麗になっていきます。
自分の部屋に花や絵を飾ってだんだん慣れてきます。
そんな折、テニス選手がなるテニスエルボーならぬ、ペニスエルボーという
肘に炎症を起こしちゃいます。
これはプロとしての名誉の負傷です(笑)
コレには思わず吹き出しそうになるくらい笑ってしまった。
ホントにこんな名称の病気あるのかしら(笑)
そして、なんとライバル店から引き抜きの話まで来ちゃって、驚きと戸惑いの連続。

当然のごとく色々と問題が発生します。
客を取られてしまった先輩の女がクビになったり
そしてとうとう息子にばれてしまい大激怒!家庭崩壊の危機に!!
売春婦となじられ、売春じゃないというマギー。
そうだ!とマギーを応援したくなってしまう。

しかし、そんな時に彼女に理解を示し、感謝したのは息子の嫁で
病気の孫の母親。
二人はずっと不仲だったのに、この時初めて心が打ち解けあう。
ココは思わずウルッと来てしまった。

風俗を扱ってるとはいえ、全然下品な映画ではありません。
家族のためにどこまで体を張れるか、真面目で真剣なテーマなんです。
結構笑えるし、最後はウルッと来てしまいます。
なかなかの良作です。

ちなみにこの主演のマリアンヌ・フェイスフルって、60年代伝説の女神と
呼ばれた女優だそうで、今は見る影もないドラえもんのような体系ですが
あのルパン3世の峰不二子のモデルとなった女優なんだそうです。







L チェンジザワールド

2008年03月27日 09時00分11秒 | シネレポ2008
解説: 『DEATH NOTE デスノート』シリーズで“キラ”こと夜神月を追いつめた、
もう1人の主人公“L”を主役にしたスピンオフムービー。
前後編で完結した『DEATH NOTE デスノート』とは違う新たな視点からLの謎に迫り、
Lの最期の23日間を追うサイドストーリーが展開する。
ハリウッドでの活躍も目覚しい『怪談』の中田秀夫監督がメガホンを取り、
自身初となる本格派アクションを織り交ぜたドラマをサスペンスフルに演出。
L役の松山ケンイチ、ワタリ役の藤村俊二が続投するほか、特殊メークを施した悪人役の
高嶋政伸、Lを助ける男役の南原清隆らが新たな“デスノ”の世界を彩る。
(シネマトゥデイ)


あらすじ: 名前を書かれた人間は必ず死に至る“デスノート”を駆使して
犯罪者を粛清、新世界の神になろうとした“キラ”こと夜神月の野望を阻止するため、
天才的な頭脳で応戦したL(松山ケンイチ)。
しかし、キラ事件の解決には、Lにとって多くの代償が伴った。
そんなLの前に、彼自身が解決しなくてはならない難事件が立ちはだかった。
(シネマトゥデイ)



ようやく観てきました。
なかなか時間の都合がつかず、後回しにしていたら
もう上映終了しそうで大慌てで見てきました。

ま、正直期待してたほどではなかった。
多分原作ファンは一言、二言モノ申したいことあるんじゃないでしょうか?
映画を見て松山ケンイチ演じる「L」を好きな人は、そこそこ堪能出来るかも。

松山ケンイチ、かなりなりきってました。ちょっと演技過剰なくらい。
いくらなんでも、あの字の書き方やパソコンのキーの押し方はないだろって
さすがにつっ込みたくなりました。

ストーリーも、何かいまひとつのめりこめるモノじゃなかったかな。
「L」の見方のFBI役で出てたナンチャンに凄く違和感を感じた。
ミスキャストだった?

期待が大きかっただけにちょっと残念感が残るものでした。


1円パチンコ

2008年03月25日 12時29分31秒 | シネレポ2008
初めて1円パチンコに行ってきました。

1玉1円、100円で100玉、通常の4倍楽しめる。
「エヴァンゲリオン 使徒再び」を打ってみました

なんと200円で大当たり
普通のパチンコなら800円でってこと。
しかも確変。ありえないくらいラッキー

し、しかし、釘が渋い
なかなかチャッカーに玉が寄らないようになっている
ほとんどのラウンドが時間ギリギリまでかかって10発もはいらない
16ラウンド終わるまでの時間が長い長い

そして2回目は通常当たり。で100回転時短サービスで3回目の大当たり
これも通常当たり。次の時短は当たらずにおわったけど
しばらく回してたら4回目の当たり。これも通常当たり。
で、またまた時短中に大当たりが2連続。これで6回大当たり

そのあとしばらく当たらず、半箱ほど打ち込んでようやく大当たり。
これも通常当たりで1回で終了。なかなか確変が来ない・・・

でそのあと1箱打ち込んで、台移動。
1箱打ち込む度に移動してたんだけど、疲れたので3箱換金することに。

玉数は4200玉。
もうちょっと早くやめとけばとか、思いつつ200円が4200円なら
ま、いっかと思って換金所に行ったら、2600円しかくれない

あれ?と思っておばちゃんに聞くと、換金は等価交換じゃなかった!
1玉0.6円になるとは・・・

要するに1円パチンコはなるべくお金を使わずに長い時間遊ぶための店。
儲けようとか考えずに、ただ遊ぶ目的で行く店なんですね。

これがもし普通のパチンコ店だったら・・・
800円使って16800円になってた。
そう考えてしまうと、実に悔しい気が・・・
景品を見てみると、日用品や食品類、CDやDVDゲームソフトなんかがありました。
商品と交換するときは1玉1円。何かCDかゲームソフトでももらった方がよかったかも。

遊びと割り切って行くには、お金使わずに遊べてイイかもしれないですね。
儲けようと思って行ったら、損した気分になります。

でもゲーセンでパチンコするよりはこっちの方がいいかも。
また暇な時に遊びがてら行ってみようと思います。




ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜

2008年03月24日 11時01分39秒 | シネレポ2008
解説: 「週刊少年ジャンプ」での連載スタートから10年に及ぶ幾多のエピソードの中でも、
感動的なストーリーとして賞賛を集めている“冬島・ドラム王国編”を映画化。
春の来ない島・冬島を舞台に、ルフィたちと極悪国王のワボルが戦いを繰り広げる。
原作の漫画家・尾田栄一郎が企画協力として参加し、映画のためにオリジナル要素を追加。
みのもんたが“ムッシュール”の声で、声優に初挑戦することでも話題を呼んでいる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 航海中に高熱で倒れたナミを救うため、ドラム王国に降り立ったルフィ海賊団一行は、
雪深い山に住む“魔女”と呼ばれるドクターくれはを探すことに。
ドクターくれはを探し当てるまでに力尽きてしまったルフィたちを救ってくれたのは、
その弟子であるトナカイのチョッパーだった。
しかし、国を捨てた極悪国王ワボルが兄のムッシュールとともに戻ってきて……。
(シネマトゥデイ)



「ワンピース」映画を見るのはこれで2本目。
コミックも読んでないし、アニメも見てない。
特に思い入れのあるアニメではないんですが

それでもチョッパーだけは知っている。
というのが、以前ゲーセンのUFOキャッチャーにはまってた時に
チョッパーを狙って取ってた時がありまして
うちにはたくさんのチョッパーのぬいぐるみがあったりします

そのチョッパーのエピソードということと、いつものごとく次の映画までの
時間つぶしのつもりで見たんですが・・・

めちゃくちゃ良かったです!!
大号泣でした。
まさかこんなに泣かされるとはおもってもいませんでした。
ワンピースってこんなに感動する話とは思ってませんでした。
まさに不意打ちを食らった感じ。
場内あちこちからすすり泣く声が聞こえてました。

チョッパーの悲しい過去や、健気で一途な姿に涙ポロポロ。
特にキノコのエピソードにはもうグシャグシャ。
それとDr.ヒルルクが見た目ギャクマンガのような絵だけど
熱い想いのこもった言葉と行動は涙なくしては見れない。
子供向けの漫画とは思えないくらい熱いメッセージと
友情とか仲間との絆とかイイものが一杯つまった漫画です。
むしろこれは大人だから泣ける漫画なのかも。
たかがマンガってバカに出来ない映画です、

まさかこれが今年NO1号泣映画になろうとは(まだ3月だけど、今のところNO1)
これはお勧めです。
漫画だからって偏見を捨てて見てみてください。
泣き所満載、絶対泣かされますよ。

コミックも読んでみよっかなぁ



追記

UFOキャッチャーでゲットしたチョッパー達
物置から引っ張り出してみました。

ジャンパー

2008年03月23日 13時11分02秒 | シネレポ2008
解説: スティーヴン・グールドの傑作SF小説を、『Mr.&Mrs.スミス』の
ダグ・リーマンが映画化したSFアクション。
世界中のどこへでもテレポートできる“ジャンパー”と、
そんな彼の抹殺を使命とする謎の組織の攻防が展開する。
主演は『スター・ウォーズ』シリーズのヘイデン・クリステンセン。
彼の恋の相手を実生活でも交際中のレイチェル・ビルソンが演じる。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、さらには東京での撮影を敢行した
世界規模のストーリーと映像が楽しめる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: ミシガン州の高校生デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、
自分にテレポート能力があることを発見。
母が家を出て以来、人が変わった父との生活にうんざりしていたデヴィッドは
ニューヨークへと向かい、瞬間移動した銀行の金庫室で大金をせしめる。
しかし、そんな彼を謎の男ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)がつけ狙い……。
(シネマトゥデイ)


これはあかん。期待はずれ
話が薄っぺら。全く説得力に欠けるし、何の面白みもない話。
ジャンパーについても、それを追う組織についても、説明不足。
最後に明らかになる母親のことも、あれじゃ一体何が言いたいのか・・・・

何よりも一番見てて腹立たしいのは主人公。
全く共感出来ない行動ばかり。
銀行の金庫に忍び込んで大金盗んで裕福な暮らしをしてる最低な奴。
しかも後半の行動もあまりにも身勝手なことばかりで、見ててイライライライラ・・・
悪役的な存在のサミュエル・L・ジャクソンの方がよほど良かった。
あんな決着のつき方でイイのって感じ。納得いかない結末だった。

「インビジブル」って透明人間の映画みたいに、自分の能力に溺れて
自滅の道を辿るような話だったら良かったのに

「ウィザードリィ」っていうダンジョンRPGゲームがあるんだけど
この中にもテレポートという便利な呪文があるんだけど、
極々稀に失敗して壁の中にテレポートしてしまい、全滅してゲームオーバー
なんて終わり方をすることがあって、テレポートの呪文を使うのは
ドキドキだったんだけどこの映画も調子にのった主人公が
テレポートしまくってるうちに失敗して壁の中にはまってしまって、
そのまま死んじゃうみたいな終わり方をしてくれてたら、
すっきりした気分で映画館を出ることが出来たと思うんだが

強いて見所挙げるならば、スピード感あるアクションシーンか・・・
果たして東京のシーンはホントのいカーチェイスやったのか?
全てCGだったのか?
何も考えずにアクションだけを楽しむつもりで見れば、それなりに
迫力ある映像を楽しめると思います。


ライラの冒険 黄金の羅針盤

2008年03月22日 23時58分04秒 | シネレポ2008
解説: 世界的ベストセラーとなったフィリップ・プルマンの児童文学を
完全映画化したファンタジー・アドベンチャー。
『ロード・オブ・ザ・リング』を手がけたニューラインシネマが製作を務め、
世界の果てへと旅する少女ライラの冒険を圧倒的なスケールで映し出す。
監督と脚本は『アバウト・ア・ボーイ』のクリス・ワイツ。
ヒロインの少女ライラ役には、新人のダコタ・ブルー・リチャーズがふんし、
ニコール・キッドマンやダニエル・クレイグを始めとする豪華キャストが
脇を固める。哲学的なストーリーや幻想的な視覚効果など、
壮大な世界観が楽しめる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: “オックスフォード”の寄宿生である12歳のライラ・ベラクア
(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、一心同体の守護精霊“ダイモン”という動物と
いつも行動をともにしていた。そんな不思議な世界で、謎の組織に子どもたちが
誘拐される事件が続発、親友を誘拐されたライラは自ら捜索に乗り出す。
(シネマトゥデイ)



面白かったです。
なかなか面白い世界観でした。
ダイモンという魂が動物の姿で人間と共に行動するってのが楽しい。

ライラもちょっと生意気だけど可愛いし、表情がイイ
ニコールは悪役だけど相変わらずキレイ。
アル中のシロクマも良かった。
シロクマ同士のバトルシーンなんか、ホンモノかと見間違うほどリアル

ただ・・・ちょっとウトウトしてしまって、ひとつわからないところが。
「ダスト」ってのが、かなり重要なキーワードのようなんだけど
それがなんなのかを見落としてしまった。
そこだけが、とうとう最後までわからず仕舞いで、何か釈然としまいまま
見終わってしまった。

これは楽しかったのでリピートする予定です。
続編も楽しみ

さらばベルリン(再映)

2008年03月22日 23時00分25秒 | シネレポ2008
解説: ジョージ・クルーニーとスティーヴン・ソダーバーグ監督のコンビが送る、
第二次世界大戦後のベルリンを舞台にしたサスペンス。
戦後の闇に潜む謎を追うアメリカ人従軍記者にジョージ・クルーニー。
混乱のベルリンを生き延びた元恋人をケイト・ブランシェットが
ミステリアスに演じる。
1940年代の撮影手法と終戦時の記録映像を用いたソダーバーグこだわりの演出で、
フィルムノワールの雰囲気を存分に味わえる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: ポツダム会談の取材のため、ベルリンを訪れた
アメリカ人従軍記者のジェイク(ジョージ・クルーニー)。
かつて、ベルリンに残してきた恋人のレーナ(ケイト・ブランシェット)に
再会するも、彼女はジェイクの運転手タリー伍長(トビー・マグワイア)の
恋人となっていた。
そんな中、銃殺されたタリーの遺体がソ連占領地区で発見され……。
(シネマトゥデイ)

ソラリアシネマで再上映されてたのを見てきました。
再上映作品、500円はお得。

でしたが、イマイチでした。
寝てないつもりですが、話についていけなかった。
ていうか、全然つまんない話。
500円でよかった。

不覚にも最後までケイト・ブランシェットに気づかなかった。
モノクロだったから??




迷子の警察音楽隊

2008年03月21日 10時00分13秒 | シネレポ2008
解説: 隣国同士でありながら、長い間敵対してきたイスラエルとエジプトの市民が
音楽を通じて交流を深める夢のような一夜の物語。
1990年代のイスラエルを舞台に、ユダヤの地に迷い込んだエジプト人と、
現地のユダヤ人のほのぼのとしたやりとりをじっくりと見せる。
誇り高き団長を演じるのは、イスラエル映画界を代表する名優サッソン・ガーベイ。
民族や言葉が違っても、心を通わせることができるというメッセージが胸を打つ。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 文化交流のため、イスラエルにやって来たエジプトのアレキサンドリア
警察音楽隊のメンバー8人。
しかし、空港には迎えもなく、団長(サッソン・ガーベイ)は自力で目的地を目指すが、
なぜか別の街に到着してしまう。
途方に暮れる彼らを、カフェの店主ディナ(ロニ・エルカベッツ)が
ホームステイさせてくれることになり……。
(シネマトゥデイ)



イマイチ見どころがわからずに見てしまいました。
あらすじを読んで、イスラエルとエジプトが敵対した関係だったと知って、
あぁ~なるほどぉとようやく状況が理解出来ました。
それを知った上で見てたら、もうちょっと感じ方が違っていたはず。

それをよく知らずに見たから、何か中途半歩なコメディにしか感じずに
あまり見ごたえを感じなかった。
そういう状況だと知ってたら、ホームステイしてる時のいろんな場面の意味が
もっとよく理解出来てたはず。

映画を楽しむにも、世界情勢とか知っておかないと楽しめないということがわかりました(笑)
私が迷子状態でした・・・

君のためなら千回でも

2008年03月19日 11時01分01秒 | シネレポ2008
解説: 『チョコレート』『主人公は僕だった』のマーク・フォースター監督が、
兄弟のように育った少年2人の心の傷と許しを描くヒューマンドラマ。
ソ連とタリバンに翻弄されるアフガニスタンの過去と現在を見せる、
衝撃的な政治ドラマでもある。
原作はアメリカで300万部を超えるベストセラーとなった無名の新人カーレド・ホッセイニの小説。
逃れられない運命に涙しながらも、深くて強い友情に胸を打たれる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: アミール(ハリド・アブダラ)は兄弟のように育った
使用人の息子ハッサン(アーマド・カーン・マーミジャダ)との間にできた
溝を埋められぬまま、ソ連侵攻の折にアメリカに亡命した。
そのまま時は過ぎ、作家となったアミールの元に、パキスタンにいる知人から
1本の電話が入り、故郷に向かうことになる。
(シネマトゥデイ)


これ良かったです。
取っ付き難いテーマの政治ドラマを少年の友情物語をベースに描く事で
非常にわかりやすく、伝わりやすかったと思います。

ハッサンの友情や使用人という立場からの忠誠心とかを超えた
無償の愛ともいうべき、アミールへの強い想いには胸を打たれました。

しかし、その想いを受け入れられずに酷い仕打ちをしてしまうアミール。
少年時代のアミールはどうしようもない弱虫。
子供ゆえの、弱さゆえの残酷さで裏切ってしまう。

時は過ぎ、1本の電話を機に帰郷するアミール。
そこで知らされるアミールとハッサンの関係。
字が書けなかったハッサンが必死に勉強して書いたアミールへの手紙には
昔と変わらぬ想いの込められた内容だった。
しかし、ハッサンはタリバンに殺され、ハッサンの息子ソーラブはタリバンに囚われていた。

もう昔の弱虫アミールとは違う!
アミールはハッサンの息子を助けにタリバンのアジトへと向かう。 


アミールと暮らし始めたハッサンの息子ソーラブが突如姿を消すシーンがある。
見つかった時にソーラブは「僕は汚れている」と言う。
こんな幼い子供にも紛争の爪痕は深く残っていることに、激しい憤りを感じずにいられない。

邦題のこのセリフ、序盤でハッサンがアミールに
そしてラスト、アミールがハッサンの息子に。
思わずグッとこみ上げてくるものがありました。

冒頭とラストの凧揚げシーンも爽快。
ハッサンの純真無垢な笑顔が忘れられない

重いテーマではありますが、見ごたえある映画でした。









チームバチスタの栄光

2008年03月17日 15時00分29秒 | シネレポ2008
解説: 現役医師・海堂尊による同名ベストセラー小説を、
『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋監督が映画化した医療ミステリー。
有能な心臓手術チームに起きた連続術中死をめぐり、内部調査を任された女性医師と、
破天荒な切れ者役人のコンビによる活躍を描く。
主演の竹内結子と阿部寛のほか、事件の鍵を握るチーム・バチスタメンバーには、
吉川晃司、池内博之、佐野史郎、玉山鉄二といった人気、実力を兼ね備えた
豪華キャストが顔をそろえる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 高難度の心臓手術「バチスタ手術」を26回連続で成功させていた
“チーム・バチスタ”に、3度続けて術中死が発生。
内部調査を任された田口(竹内結子)が適当な報告で締めくくろうとした矢先、
厚生労働省から派遣された切れ者役人の白鳥(阿部寛)が現れる。
2人はコンビを組んで、“チーム・バチスタ”のメンバーを再調査することになる。
(シネマトゥデイ)


なかなか面白かったです。
現役の医師が書いた医療殺人の小説ということで、以前ラジオで紹介されてるのを
聞いた時にちょっと興味があった作品です。
さすが現役の医師による小説ということで、なかなかリアルというか説得力がある感じでした。

多分小説に比べると端折った内容になってるのかもしれないけど
たくさん出てくる登場人物(容疑者)の人間模様はわかりやすくて
私には見やすくわかりやすかった。

犯人は見事的中しました。
といっても、手口とか犯行動機とかが読めたというわけではありません。
たまたまある医療関連の漫画を読んでて、オペにおける○○師が非常に重要な
役割があるという内容を読んでて、さてはこいつか・・・?と思ってみてたら
まさにそうでした。

最近よく見かける阿部寛もなかなかイイ味でしてます。
若干キャラがかぶってきてる気はしますが・・・
竹内結子は、別に竹内結子じゃなくてもイイくらいあまり存在感を感じなかった。
捕まった後の犯人役の○○、なかなかの怪演ぶりでした。
これはホントに機会があったら小説も読んでみたいです。

潜水服は蝶の夢を見る

2008年03月16日 23時00分13秒 | シネレポ2008
解説: ファッション誌「エル」の編集長として活躍する人生から一転、
脳梗塞で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった男の実話を映画化。
原作は主人公のジャン=ドミニック・ボビー自身が20万回のまばたきでつづった自伝小説。『夜になるまえに』のジュリアン・シュナーベルが監督を務めている。
主人公を演じるのは『ミュンヘン』のマチュー・アマルリック。
シリアスな展開の中に温かいユーモアが味わえる一方、独特の映像美も
堪能できる感動の実話だ。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 昏睡状態から目覚めたものの、左目のまぶた以外を動かすことが
できないエル誌編集長ジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)。
意識ははっきりしているにもかかわらず言葉を発することができない彼に、
言語療法士のアンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)はまばたきで
コミュニケーションを取る方法を教える。
(シネマトゥデイ)


おすぎさんのCMが話題を呼んでる映画。
「この映画を見て感動しないという人が1万人いたら・・・私は映画監督を辞めます」

このフレーズが今ラジオで大流行り。
おすぎさんがレギュラー出演しているKBCラジオ「パオーン」の中で
メインパーソナリティの沢田アナとおすぎさんが何か言い合いになったとき
沢田アナが言う一言。
「じゃあもしリスナー1万人が○○○だと言ったら、私はアナウンサー辞めますよ~!」と。
この二人の掛け合いはホント面白いんです。
それはさておき・・・

これ、予告を見たときにちょっと重そうだなぁと思って
パスするつもりでした。
でもこのCMを聞いて、そこまで言うのなら見てみようと思ってみたのですが・・・

なかなかでした。
これ実話ってのが凄い。
左目をまばたきすることしか出来なくなった体で、本を書いちゃうんです。
方法はまばたき。
付き添いの人が使用頻度の高い順に並べ替えたアルファベットを
ずっと読み上げて行きます。そしてまばたきで知らせるという手法
20万回以上のまばたきで本を書き上げるなんてすごいです。
これに付き合った介護士の根気強さもすごい。
あの状況で決して腐らずに目的を持って生き続けることを選んだジャンは凄い。
(凄いばっかり・・)

思ってた程悲壮感漂う映画でなく見やすかった。
映像もジャンの目線で見た映像はちょっとピントがずれたような映像だったりと
アイディアも面白い。

なかなかの力作でした。


陰日向に咲く

2008年03月14日 00時13分16秒 | シネレポ2008
解説: 東京に暮らす“どこか日の当たらない”9人の人々が、
一生懸命生きようとする姿を描く笑いと涙の群像ドラマ。
人気お笑い芸人、劇団ひとりのベストセラー処女小説を基に、
『その時は彼によろしく』の平川雄一朗監督が映像化した。
主演を務めるV6の岡田准一、『NANA』の宮崎あおいら若手と、
西田敏行、三浦友和らベテランたちが絶妙なアンサンブル演技で魅せる。
ダメ人間たちがそれぞれの花を咲かそうともがく背中に胸打たれる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 夏の日の東京。
ギャンブルから足を洗えず、借金まみれのシンヤ(岡田准一)は、オレオレ詐欺に手を染め、
老婦人をだまそうとする。しかし、その老婦人と心が触れ合ってしまい、
金を引き出せずにいると、街で寿子(宮崎あおい)という女性と出会う。
寿子は、母・鳴子(宮崎あおい・二役)の恋の軌跡をたどろうと、
とある場所へ向かっていた。
(シネマトゥデイ)

これは正直見ないつもりでした。
劇団ひとりが嫌いだったんです。
その理由は・・・ある日のテレビでのこと
トークの中で、劇団ひとりさんは普段なんて呼ばれてるんですか?との質問に対し
ひとりさんとか劇団さんですねぇ。
でもホントは省吾と呼ばれたいです。と言ってたんです。
そう、こいつの本名省吾らしいんです。
それを聞いて浜省ファンとしてはムカッ(笑)
それじゃなくても省吾という名の芸能人と言えば假屋崎省吾なのに
お前までが省吾と呼んで欲しいなんてふざけてんじゃねぇと!
そんなくだらない理由で、劇団ひとりは嫌いだったんですが、
はしごの時間調整のために、なんとなく見てしまったのですが・・・

意外と面白かったです。
この原作を劇団が書いたとは、なかなか才能あるのかもとちょっと感心。
原作は短編集らしいのですが、映画はその短編に出てくる登場人物に
繋がりを持たせて1つの話にまとめたらしい。
原作ファンには不満がある人もいるみたいだけど
知らずに見たら、なかなか巧くまとまってたって印象。
特に良かったのはオレオレ詐欺でかけた老婆との交流の話。
これはちょっとウルッときちゃいました。
宮崎あおいも可愛かったけど、お笑い芸人役にはちょっと無理があったか。
若干の違和感を感じました。

期待度が低かった分、思いのほか楽しめてしまいました。


Sweet Rain 死神の精度

2008年03月13日 00時01分30秒 | シネレポ2008
解説: 伊坂幸太郎の小説「死神の精度」を映画化した極上のエンターテインメント作。
7日間でその人間の生死を見極める“死神”とその対象者たちの悲喜こもごもをさわやかに描く。
死神役にこれが6年ぶりの日本映画出演となる、『傷だらけの男たち』の金城武。
共演は映画化された伊坂作品には『CHiLDREN チルドレン』以来2度目の出演を果たす小西真奈美。
過去と現在と近未来に渡り展開する壮大な物語と、時代ごとに変わる死神の外見も楽しめる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 死神の千葉(金城武)の仕事は、不慮の事故で亡くなる予定の
人物のところに7日前に現れ、その人を1週間観察し、その生死を判断すること。
雨男の彼はその日も雨の中、7日後に死を迎えるはずの27歳の会社員
一恵(小西真奈美)が現れるのを待っていた。
やがてメーカーの苦情係として働き、疲れ果てて仕事を終えた彼女が姿を見せ……。
(シネマトゥデイ)



本日、試写会行ってきました。

すっごい嬉しいことがあったので、興奮冷めやまぬうちに。

会場に入ると最前列がマスコミ席になってたんです。

これはもしや・・・

試写状には舞台挨拶があるとは一言も書いてないけど、

もしやサプライズ舞台挨拶か??

来るとしたら、金城武か小西真奈美?どっちにせよ、近くで見てみたいと思い

3列目の席をゲット。

それから待つこと30分。司会が現れいよいよスタート。

やはりありました、舞台挨拶!

登場したのは、小西真奈美さん

ぎゃぁぁぁ!!めちゃめちゃ可愛いぃぃ

ビビビきちゃいました

顔、こんなちっちゃいんです。

つぶらな三日月お目目がまたイイ。

絶対1回目が合いました!!絶対間違いない(笑)

喋りもしっかりしてて非常に好印象。

監督はお笑いのドランクドラゴンの痩せてる方に似た雰囲気の人。

彼もなかなか楽しいお喋りで会場は非常に和やかな雰囲気でした。

いやぁ、ホント感無量でした。

で、映画は舞台挨拶効果も加わって、大満足~と言いたいところだけど

まあまあでした。

ちょっと淡々とし過ぎてるというか、もうちょっと驚く展開が欲しかったかなぁ。

その辺は好み分かれるところかも。

金城武、コミカルな一面もあってなかなかグーでした。

小西真奈美さんの歌声はなかなかのもんでした。




エリザベス・ゴールデンエイジ

2008年03月11日 15時00分39秒 | シネレポ2008
解説: 『エリザベス』のシェカール・カプール監督が、再びケイト・ブランシェットを主演に迎え、
エリザベス女王の“黄金時代”に焦点当てた歴史大作。
当時ヨーロッパの最強国だったスペインとの宗教対立を軸に、
君主として生きる女性の苦悩を画面に焼き付ける。
前作同様宰相役のジェフリー・ラッシュほか、『インサイド・マン』のクライヴ・オーウェンら
実力派俳優が集結。豪華絢爛な衣装に身を包み、心身ともにイギリス女王に成り切った
ブランシェットの神々しさに圧倒される。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1585年、エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)はプロテスタントの
女王としてイギリスを統治していた。だが、欧州全土をカトリックの国にしようと
目論むスペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は彼女の失脚を画策する。
そんな女王の前に、新世界から戻ったばかりの冒険家ローリー卿(クライヴ・オーウェン)が現れ……。
(シネマトゥデイ)



思いっきり爆睡かましてしまいました
実はこれ3月1日の映画の日に見た映画。
遅れに遅れて今頃アップしてるんですが、
はしご見の3本目だったんもんで、スイマーにやられて撃沈

残念ながらほとんどストーリーはついていけませんでした。
もともと歴史には疎い私がそんな状況で理解出来るはずがない。
かすかに記憶に残ってるのは、豪華絢爛なセットや衣装の華やかさ。
それとはまり役のケイト・ブランシェットの姿。

機会があれば、リピートしようと思います。


ガチ☆ボーイ

2008年03月10日 13時20分48秒 | シネレポ2008
「ガチ☆ボーイ」2回目見てきました。

これは時間つぶしでじゃなく、もう一回見たかったから。

イイですねぇ、これ。面白いです。

笑えて泣けて楽しい映画です。

それにしても、ダルの嫁。なんちゅう声してるんでしょう。

彼女一人だけ、まるでビデオを2倍速で見てるような

キンキン声で喋ってます。

ダルビッシュは毎晩あの声きいて、癒されてるんでしょうか(笑)?

ま、敵チームのエースの事なんかどうでもイイんですが。

そんなことはともかく、映画は楽しいです!